“早く着きたいなら、ひとりで行け
遠くに行きたいなら、みんなで行け”
アフリカのことわざです。
この言葉の意味を考える機会がありました。
早く着きたいなら、ひとりで行け。遠くに行きたいなら、みんなで行け
“早く着きたいなら、ひとりで行け”
たしかに、ひとりで行けば自由。
自分のペースで進んでいけます。
身軽です。
スピードも速い。
ただし、ひとりで背負える荷物の量には限界があります。
ですから、荷物を積んだり、降ろしたり、入れ替えたり。
そのような工夫はできます。
でも、自分ひとりのキャパシティーが、いきなり大きく変わることはないのですよね。
一方の
“遠くに行きたいなら、みんなで行け”
について。
この「遠く」とは何か。
私が考えるに、ゴールまでの
・時間
・労力
・お金
がかかる場所ということでしょう。
たとえば、オリンピックの金メダル。
とても、ひとりだけの力ではとれません。
監督やコーチ、サポートスタッフやチームメイトなどの協力が必要です。
メダルをとった選手がみなさん「まわりの方のサポートのおかげです」とコメントすることでわかります。
ゴールが世界一なのであれば、差し出す代償もあるはずです。
ですから、その道は簡単ではない。
だからこそ、まわりの人たちの励ましや応援が力になる。
それをパワーに変えて「遠く」までいけるようになるのです。
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「習慣化の部活」ラインナップ増加プロジェクトでの葛藤の問い
さて、あらためて
“早く着きたいなら、ひとりで行け
遠くに行きたいなら、みんなで行け”
ということわざをご紹介したのには理由があります。
最近、この言葉を「習慣化オンラインサロン」の活動で感じるできごとがあったからです。
それは、
・「習慣化の部活」ラインナップ増加プロジェクト
です。
8つの部活を増加
「習慣化オンラインサロン」で稼働中の「ブログ部」「読書部」「マインドフルネス部」など6つの部活。
そこに新しい部活を追加することとなりました。
その数8つ。
一気に、
・早起き部
・片づけ部
・運動部
・学習部
・タイムマネジメント部
・先のばし改善部
・思考習慣部
・ダイエット部
を追加するプロジェクトを発足したのです。
困難なプロセス
これは、運営側としては大きな負荷でした。
新部長の選定や募集。
サロンメンバーさんへの周知徹底やご案内など。
今まで、1つの部活を増やすことだけなら、それほど負荷はかかりませんでした。
ただ、それが同時に8つとなると話は別。
「絆チーム」のパートナーYさんと一緒に、手分けして取り組んでいきました。
特に大変だったのは、各部長への運営方針や活動内容を決めていただくこと。
普段は習慣化の部活のことを考えていないところに部長をやるきっかけができる。
そこから、さらにご自身の想いを言語化していただくことを依頼するわけです。
簡単にはいきません。
葛藤する問い
ですから、各部長さんの中には、
・困っている方
・とまどいを見せる方
・自分には難しいかもと言われる方
・「考えがまとまらなくなってしまったのでミーティングの時間をいただけませんか?」と言われる方
など、様々なスタンスがありました。
普段の仕事とはまったく違うことをするわけですから、スムーズに行かないのは当然でしょう。
「絆チーム」としても、
・ともに考える
・応援する
・壮大になりすぎる話にはいったんストップをかける
など、サポートしてきました。
その中で、私の心の中に何度も出てきた言葉あります。
それが、
・「自分でやってしまったほうが速いのではないか?」
という問いです。
この気持ちとの闘いがあったのです。
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「遠く」のゴールへたどり着く感動
仮に「自分でやったほうが速い」と思ったとしても、本当にそれを実行してしまったらどうなるか。
そう、まさに
“早く着きたいなら、ひとりで行け”
状態ですよね。
もしかしたら、短期的にはそれでもいいのかもしれません。
でも、中長期でみたときには、
“遠くに行きたいなら、みんなで行け”
は実現しません。
「サロンメンバーさんが主体になって設立した14の部活が誕生する」という「遠く」のゴールにはたどり着けないのですね。
何より、私ひとりが8つの部活を立ち上げたら、まわりの人はどう感じるか。
おそらく、「伊藤さんは私たちを信用していないのではないか?」と感じると思います。
この状態は、たとえば、私がひとりで100メートルを走り始めるようなもの。
最初は速いかもしれません。
でも、100キロのウルトラマラソンになったらどうか。
私ひとりで走るより、8人で手分けして走ったほうがゴールする確率は高いですよね。
駅伝のように。
もちろん、チームになれば自分以外の人のトラブルで遠くにいけなくなるかもしれません。
でも、ひとりのほうがトラブルになる確率は高いと思うのです(私自身、ウルトラマラソンは何度もリタイアしていますし・・・)。
やはり仲間と一緒のほうが、「遠く」のゴールにたどり着く可能性は高いはずです。
そういった迷いや葛藤も含めて、自分が本当に「遠く」に行きたいのかどうか。
その気持ちを試されているような感覚になったのです(まあ、実際問題として、ひとりで8つの部活を考えるのは無理だったと思いますが・笑)。
そのようなプロセスを経て、昨日の夜。
サロン内のイベントで新部活のラインナップを発表しました。
さらに、新部活の部長さんたちから、部活創設への想いや部長としての想いについてコメントをいただきました。
そのシーンを見ながら新部長さんたちが一生懸命に語る姿をみて、私は胸に熱いものがこみ上げるのを感じていました。
「ひとりで走らなくて良かったな」と。
「ひとりで行くよりも、みんなと遠くまでくることができたな」と。
まさに「ひとりだと自分に負けてしまう。でも、仲間がいれば自分に勝つことができる」ですね。
ひとりだと自分に負けてしまう。でも、仲間がいれば自分に勝つことができる。 | 【良習慣の力!】ブログ
さて、あなたのゴールはいかがでしょうか。
早く着きたいでしょうか。
それとも、遠くへ行きたいでしょうか。
ぜひ、ご自身のゴールについて考えてみましょう。
“早く着きたいなら、ひとりで行け
遠くに行きたいなら、みんなで行け
(アフリカのことわざ)”
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■編集後記
昨日は、「習慣化オンラインサロン」スタッフと古川武士さんを交えてランチミーティング。
夜は「習慣化オンラインサロン」新サロンメンバーさん歓迎会&入門ガイダンス。
そのまま「習慣化オンラインサロン」メンバー交流会。
「習慣化の部活」部長たちが集まってくださったのと、合わせて部活の新ラインナップ発表会をおこないました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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