感想やフィードバックを求められたとき困ることはありませんか?
3つのポイントを意識して伝えることで、感想やフィードバックの質が高まります。
感想やフィードバックに対する苦手意識
社会人になると、自分が感じたことや考えたことを答える場面があります。
たとえば、
「新しい企画を考えてみたのですがどうでしょうか?」
「今日のセミナーの感想をお願いいたします」
「コーチングセッションのオブザーバーとしてフィードバックをお願いいたします」
という場面。
あなたは、上記のような場面でどのように答えているでしょうか。
複業をするようになってから、私は感想やフィードバックを求められる機会が増えています。
じつは正直なところ、この手の感想を答えるのが苦手でした。
苦手というか、「どうですか?」と聞かれるのが苦痛なくらいでした。。。
なぜなら、ざっくり「感想」と言われても、
・何を話せばいいのか?
・ポイントをどこにおけばいいのか?
・相手が求めていることは何なのか?
というあたりがぼんやりしていたからです。
ちょうど今週末にもありました。
コーチングクライアントさんとのセッションです。
今回はいつもの対話型のコーチングセッションとは違いました。
クライアントさんの初コンテンツのセミナーを受けることとなったのですね。
Zoomで画面共有をしていただきながらのマンツーマンセミナー。
テーマは「新しいセミナーに対するフィードバックが欲しい」ということです。
ほかにも、最近なら、
・先のばし改善習慣の研究結果を小冊子にまとめたので読んで感想を聞かせて欲しい
・コーチングセッションに慣れていないので、クライアント役としてフィードバックが欲しい
・ブログを開設して1記事目を投稿したので読んでいただきたい
という依頼がありました。
私にコーチングを依頼してくださるクライアントさんの成長につながることですから、もちろん協力します。
そして、受け手としてはできるだけいいフィードバックをしたいわけです。
それにぴったりのシンプルなフォーマットがあります。
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感想やフィードバックは「GPS」の3つのポイントからおこなう
では、感想やフィードバックをおこなう際に、私が意識していることは何か?
それは、ふり返りのポイントと同じ「GPS」のフォーマットです。
1:Good(良かった点)
2:Problem(気になった点)
3:Solution(こうすればもっと良くなりそうな点)
です。
1:Good(良かった点)
まずは、「良かった点」から伝えます。
相手は、テーマに対して精いっぱい取り組んでいます。
ですから、受け手としてはプラスの面を評価するところからスタートしましょう。
相手も最初は受け入れる準備が整っていなかったりします。
ですから、プラスの声がけから入ります。
できれば、ほめるポイントは具体的にしましょう。
流れとしては「全体→個別」の順におこなうと相手にも伝わりやすいです。
たとえば、
・全体の構成はスムーズに感じました
・合間にはさんでくれたワークで行動を変える気づきがありました
・「○○が大事です」というフレーズがとくに印象的でした
という感じですね。
2:Problem(気になった点)
次に、「気になった点」を伝えます。
ここは順番も大事です。
最初にプラスのコメントを言っているので、相手も気になった点を素直に聞いてくれるものです。
「感想が欲しい」と言われると、ついマイナスポイントばかりをあげてしまう人が多いのです。
でも、いきなりマイナスから入ると受け入れるほうも拒絶のスタンスが発動します。
ですから、「良かった点→気になった点」という順番を守りましょう。
英語では「Problem」としていますが、ニュアンスとしては「問題」というよりも「気になった点」や「課題」という表現のほうがおすすめです。
たとえば、
・なぜこの順番でセミナー構成されているのか気になりました
・質問タイムが間に入りすぎている感じがしたので、数回分は減らしてもいいと感じました
・専門用語がわからなかったので、詳しい説明が欲しいと思いました
という感じです。
3:Solution(こうすればもっと良くなりそうな点)
最後に、「こうすればもっと良くなりそうな点」です。
受け手として感じた提案を伝えましょう。
プラスとマイナスを出しているので、さらにより良くなるために気づいたことや感じたことをフィードバックします。
ここでのポイントはあくまでも「提案」というスタンスで伝えることです。
間違っても上から目線で「こうしなきゃだめだよ」と言わないほうがいいでしょう。
「今の状態でも悪くはないけれど、こうしてくれたらもっといいかもね」という感じですね。
提案が採用されるかどうかは相手次第。
私たちには選べません。
ですから、提案するのです。
たとえば、
・最初に今日のセミナーの目的を伝えた方がよさそうです。
・2つ目のワークの時間はもう少し欲しかったかなと感じました。
・最後に課題が出たら「よし、やろう」と思うかもしれないな、と思います。
という感じですね。
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感想やフィードバックの目的はコンテンツ向上のため
フィードバックや感想を伝える目的は、発信者のコンテンツをより良くするためのものです。
あら探しではありません。
イメージとしては、発信者の「1」と受信者の「1」が「1+1=2」になっているものをフィードバックで磨く。
そうして「2」を「2.5」や「3」にすることです。
そのためにも、受け手としては的確なフィードバックをしたいもの。
ですから、今回ご紹介したようなフォーマットを持つことがおすすめです。
私は、コンサルティングを受けた感想やセミナーのフィードバックは、今回のフォーマットを活用しています。
最初に3つの項目を書いたら、あとは空白にしておくのです。
すると、受講中に気づきや発見があるので、余白をどんどん埋めていくことができます。
このフォーマットを活用して感想を書くと、お客さまの声として紹介されたり、事例紹介としてとり上げていただけることが増えました。
また、じつはこの「GPS」というフォーマットは、子育てや後輩への教育にも有効です。
たとえば、子どもや後輩に注意したいことがあったときに、いきなり注意しても反感を買うだけ。
それよりも今回ご紹介した「GPS」の流れで、
(1)良いところをほめる
(2)でも、課題があること(直して欲しいところ)も伝える
(3)最後に提案をする(もしくは一緒に考える)
と伝えてみましょう。
お子さんや後輩も受け入れやすくなるはずです。
私自身、あれほど苦手だった感想やフィードバック。
今では、感想やフィードバックを求められると腕がなります。(笑)
ぜひ活用してみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝5時30分の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。
8時から「習慣化オンラインサロン」の3ヶ月プロジェクト合同発表会のファシリテーションを担当。
感動的な時間に立ち会えて心が震えました。
10時からブログ部の定期ミーティング。
11時からビジネスコンサルティング(受ける方)。
午後は妻と地元のホームセンターに買い物にいきました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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