新しい習慣を定着させること。
それは、役者さんが、新しい役を演じていくプロセスに似ているように思うのです。
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「習慣化」と「演技」の共通性
冒頭の通り、私は、「習慣化」とは、ある意味で「これまでと違う人物を演じるようなもの」ではないかと考えています。
新しい習慣は、今までの自分に新しい自分を付加する行為です。
行動や思考は、行動のくり返しによって、心と体の抵抗が軽減するからです。
映画や舞台で、俳優さんや女優さんが役づくりをして、演技をしていますよね。
習慣化にも近いニュアンスがあります。
習慣化も、「その行為が定着するまで演じ続ける」という行動のくり返しだからです。
新しい自分を演じ続けて違和感を上書きする
新しい行動を習慣化すると、最初は違和感だらけです。
しかし、新しい行動が定着するまであきらめずに習慣化するまで演技し続ける。
やがて、演技しなくても「それが普通」の状態になります。
その状態が「習慣化できた」ということです。
ブログも1,000日書くと習慣化します。
習慣化というのは、「やらない」という選択肢をなくすことです。
私も、24時間以内にブログを更新できなかったことが何度もあります。
2日も3日も記事のアップが滞り(原稿は書いていた場合も多いのですが・・・)、メンタル的にきつかったときもあります。
しかし、私は、「毎日更新のブロガー」を演じようと決めていました。
それを演じているうちに、いつの間にか「毎日更新ブロガー」という役が自分にフィットしてきました。
それどころか、ブログセミナーで講師を務めさせていただくという幸運に恵まれることとなりました。
それは、「毎日更新のブロガー」を演じ続けることによって生まれた成果だと思っています。
たとえば、それは中学生になってはじめて着た制服のようなものです。
真新しい制服はごわごわして着ごこちがわるく、非常に違和感を感じたのものです。
それでも、制服を着て学校に行くのは校則であり、強制力がありますから、毎日着ていました。
そのようにして、毎日着ているうちに生地がなじんできて、自分の体にフィットしてきます。
やがて、制服を着ることに違和感をまったく感じなくなりました。
はじめて制服を着たときの違和感が、「いつも通り」という認識に上書きされたのです。
つまり、「制服を着ている自分」を演じているうちに、「制服を着ている自分」が当たり前になったということです。
この感覚が、習慣化に近いのです。
時間をかけて「新しい役」になりきるように習慣化に挑戦する
新しい習慣を身につけるということは、まさに違和感に打ち勝つことです。
だからといって、正面きってそのまま突入すると挫折の原因となるのは、当ブログをお読みくださっているみなさんならご存じですよね。
そのため、最初の段階では、
・スタートダッシュをやめる
・少しずつ慣らしていく
・小さくやっていく
という意識が重要です。
いきなり新しい役を演じるのではなく、時間をかけてその役になりきっていく意識です。
片づけを習慣化したい人は、今までの片づけられなかった自分の演技をやめて、新しく「片づけられる自分」を演じる。
読書を習慣化したい人は、「読書好きの自分」を演じて、フィットするまで本を読み続ける期間が必要なのです。
新しい習慣化にチャレンジするときは、「その習慣を身につけている自分の役に少しずつなりきっていく」という視点を取り入れてみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝ランのあと、「早起きの技術&高密度仕事術」セミナーに参加。
「早起きの技術&高密度仕事術」セミナー【東京開催】 | 習慣化コンサルティング 東京 港区
私自身、今後はより深くメンバーにかかわることとなります。
また、愛知のメンバーも東京校に初参加、さらに「渦を巻く」メンバーたちの行動力が高まり、習慣化専門学校のメンバーの躍進が伝わってくる日となりました。
これからのメンバー同士の活躍や協業が楽しみです!(^_^)
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