野球の先発ピッチャーを見るたびに考えるのは「エネルギー配分のうまさ」です。
全力を出しすぎず、がんばらずに成果を出すお手本だと考えています。
「がんばる」のはエネルギーがかかる
「伊藤さんは、どんな風に時間を管理しているんですか?」
「伊藤さんは、どんな風にタスクを管理しているんですか?」
「伊藤さんは、どんな風にスケジュールを管理しているんですか?」
ここ数日で、友人やお客さまから、実際に質問されたことです。
ありがたいことに、それらの言葉には「がんばってますよね」というニュアンスがこめられていました。
たしかに、15年前の私自身から見たら、「がんばっていろいろとやっているね」と思うかもしれません。
何しろ、15年前は会社と自宅の往復(たまに居酒屋・笑)というライフスタイル。
ブログも書いていないし、コーチングでサポートすることもやっていませんし、セミナー開催もしていません。
その時代から比べれば、「がんばっている」という見方はできるでしょう。
ただ、エネルギーを10倍注いでいるかといえば、そんなことはないんですよね・
当時は、習慣化が下手でした。
ですから、1つの習慣を定着させるために、多大な労力を費やしていたんですよね。
たとえば、1週間のふり返り。
自分が1週間、どんなことに時間を使ってきたのか。
これから1週間、どんな目標を意識してすごしていくべきなのか。
そんな習慣を定着させることができれば、人生の質が高まると感じていたんです。
ですから、がんばって時間を確保し、がんばってふり返りをして、がんばってノートにふり返りを書き出していました。
しかし、私のがんばりとは裏腹に、結果は正反対でした……。
つまり、ふり返りの習慣は続かなかったんですよね。
1回や2回はできる。
やってみると効果を感じる。
続けたいと思う。
だから、がんばっていたわけです。
それなのに続かないという状態。
「なんで続かないんだろう……。」と悩んだんですよね。
しかし、今ならわかります。
私が続かなかったのは「がんばりすぎていたから」うまくいかなかったんです。
■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)
■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材
■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内
■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』
なぜ「がんばる」とうまくいかないのか
なぜ、がんばるとうまくいかないのでしょうか。
理由は、「がんばる」ことは、エネルギーを多く使うからです。
イメージは、荒波に向かって泳ぐ感じです。
泳ぎが上手なわけでもないですから、死ぬほどがんばらないと前に進まないわけです。
エネルギーを多く使うことは、私たちの本能が嫌がります。
私たち人間の本能は、生存するためにできるだけ省エネルギーで生活するようになっています。
そのため、時間がかかることや面倒くさいことがあると「これはエネルギーをたくさん使わないと乗り切れないから、先のばししておこう」という思考が働くわけです。
同じように、省エネルギーにしたいから、本能のままに生きていると二度寝したり、スマホをダラダラ見たり、夜ふかししてしまったりするわけです。
私の1週間のふり返り習慣が身につかなかった原因は、まさにここにあります。
1週間に一度の習慣は、エネルギーがかかります。
・ふり返りの時間を確保する
・ふり返りのやり方を思い出す
・ふり返りしながらどんなことがあったのか考える
というように。
それを毎回イチから取り組んでいたので「がんばってふり返りをしなければ」と思っていたんですね。
それが、本能を嫌がらせていたわけです。
「またがんばらなきゃいけないのか」
「面倒くさいな」
「サボりたい……。」
そんな気持ちと毎回戦っていると、習慣化することは困難なんですよね。
むしろ、長く習慣化させるためには、「いかにエネルギーを減らすか?」を考えないといけないわけです。
■スポンサーリンク
「がんばる」ことを減らすためには
では、どんな風に省エネルギーを実現していけばいいのでしょうか。
答えは、省エネルギーを実現するための仕組み化です。
具体的には、がんばりすぎないように自分自身を動かすように工夫するのです。
たとえば、私がずっと定着しなかった1週間のふり返り。
以前の私は、毎週の「ひとり戦略会議」として時間を決めて実行していました。
ただ、それだけだとがんばらないといけなかったので、うまくいかなかったんですよね……。
そこで考えたのは、自宅近くの焼きとん屋に行くことです。
毎週火曜日の夜をひとり時間にして、焼きとん屋でリラックスタイムをつくる。
その時間に合わせて、1週間をふり返る時間をつくるようにしたんです。
カウンターにノートを広げて、考えごとをしていました。
この仕組みで、ふり返りをがんばらずに、楽しく取り組むことができるようになったんです。
ただ、その後にコロナ禍。
同じ手法が使えなくなってしまいました。
がんばらなくてはいけなくなったんですね。
またしても、挫折してしまう可能性がありました。
そこで出てきた次の仕組みは、「習慣化オンラインサロン」に参加することでした。
毎週土曜日朝7時から、1週間のふり返りをする時間があります。
Zoomに参加するだけでOKなので省エネルギーです。
ファシリテーターの誘導に合わせていけばいいので。
さらに、どんな項目をふり返り、どんな視点で次の1週間を考えればいいのかもフォーマットになっています。
まさに省エネ。
がんばらなくてもいいんですね。
今では自然にふり返りの習慣に取り組めています。
このようにして、1つの習慣について「どうすればがんばらずに仕組み化できるんだろう?」ということを考えています。
その仕組み化には、エネルギーを注ぎます。
それでも、いったん仕組み化ができてしまえば、あとはその流れにのれば大丈夫なんですよね。
その結果、時間やタスクやスケジュールにエネルギーを注がなくても、望んでいる習慣形成ができるようになってきました。
イメージは、流れるプールです。
あの環境に飛び込んでしまえば、泳ぐのが上手じゃなくても浮き輪が使えます。
省エネルギーで進んでいけますよね。
荒波に向かうのとは、正反対のエネルギー量です。
もし、あなたの習慣が続かないときは「がんばりすぎているからかも?」と疑ってみましょう。
がんばりすぎる習慣は続かないものですから。
それよりも、仕組みづくりを「がんばる」ことです。
最初の枠組みづくりをがんばれば、あとは流れるプールになりますので。
がんばる方向を間違わないように注意しましょう。
■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)
■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材
■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内
■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』
■スポンサーリンク
■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
7時からライフスタイル向上「習慣プログラム」。
8時から「ガッチリ集中TIME」。
9時からブログ部の部会。
10時から13時まで「習慣化三種の神器(R)実践プログラム」のオンラインセミナーを開催。
13時30分からZoomをつないで家族会議。
その後はオフ。
夜は自宅で家族パーティー。
『風の谷のナウシカ』を観ながら、楽しいひとときをすごせました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!
▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内
▼ご登録は下記よりお願いいたします!
■スポンサーリンク
コメントを投稿するにはログインしてください。