日々、ノートに手書きで文字を書いています。
この習慣を手に入れると頭の中のモヤモヤがクリアになったり、思考が整理されてストレスが軽減できるようになります。
棚卸しは思考の整理に似ている
「棚卸し(たなおろし)」という言葉があります。
辞書(デジタル大辞泉)で調べると、
“決算などの際に、商品・製品・原材料などの在庫を調査して数量を確かめること”
とあります。
私が高校生時代にやっていた地元のスーパーでのアルバイトで、毎月末にこの棚卸しをやっていました。
ほかのスタッフとペアになって、たくさんの商品の在庫をカウントする。
在庫の数を棚卸しリストに記入していったんですね。
そこそこ大きな規模のスーパーだったのでカウントする商品は多く、棚卸しはちょっと憂うつ。
月末の出勤になると「ああ、今日は棚卸しか・・・」という感じでした。
あえて月末にシフトを入れないというツワモノもいましたが(笑)。
そう、棚卸しは面倒なんですよね。
ただ、仕入れに対して、どれくらいの在庫が残っているのか。
ビジネスでは、それを確認しておくのは必須ですよね。
この棚卸し。
面倒なんですが、やっておいたほうがいいことでしょう。
そこでふと思ったのは、
「棚卸しは、思考の整理に似ている」
ということです。
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「思考の棚卸し」をする習慣
私たちが日常生活を送っているうちに、
・未来に向けて取り組むべきタスク
・未完了になっているタスク
・返信する必要があるメッセージ
・読みたい本やWEB記事
・学びたい動画コンテンツ
などがたまってくるものですよね。
定期的に棚卸ししてクリアしておかないと、それらが積み重なって押し寄せてきます。
すると「面倒だな・・・」という感情になり、頭の中がモヤモヤ状態。
それをできれば1週間という単位で、「頭の中を棚卸しすること」をおすすめしたいんですね。
そのために「ひとり戦略会議」といった手法で、「思考の棚卸し」をする習慣をおすすめしています。
その際、「思考の棚卸し」をパソコンやスマホでやるのは、私は避けています。
もちろん、パソコンやスマホが悪いわけではないんです。
でも、パソコンやスマホにふれると、どうしてもメールやインターネットに気になってしまうんですよね(これは集中力が足りない私だけなのかもしれませんが)。
そういえば、スマホと集中力について調べた研究結果があります。
その実験では、学生たちに授業を受けてもらうときに、
・Aグループ:授業中、スマホを見えない場所に隠しておく
・Bグループ:授業中、スマホを机の上に置いておく(使うわけではなく、ただ置いておくだけ)
という2グループに分けました。
授業のあと、内容に関する学習テストをおこなったんですね。
結果はどうだったと思いますか?
スマホを置いていたBグループは、Aグループに比べてテスト結果がおよそ40%も低かったそうです。
視界にスマホがあるだけで、40%も集中力がダウンしてしまうということです。
そのため、集中したいときはスマホが目に入らない場所(カバンなど)にしまっておいたほうがいいわけです。
もし、あなたがカフェで学習するときに、スマホを出しているようなら、やめてカバンの中にしまっておきしょう。
ですから、思考の棚卸しに取り組むようなときのおすすめは紙のノートや手帳を使うこと。
それにペンを持って手書きで書き出すことです。
ノートや手帳にペンなら、基本的には書く(または読む)ことしかできません。
無駄なものに思考や集中力を奪われない環境をつくりましょう。
私の場合は、「ひとり戦略会議のための10の質問集」として、次のような質問をおすすめしています。
Q1:先週のすごし方は100点満点中で何点だったか?
Q2:先週できたこと、良かったこと、達成したことは何?(5つ)
Q3:先週できなかったこと、課題になっていること、先のばししたことは何?(3つ)
Q4:先週のすごし方で夢は叶うか?(はい または いいえ)
Q5:今の重要事項は何があるか?すべてリストアップしてみよう(5分)
Q6: その中で今週、集中したい最重要の目標を1つだけ選ぶとしたら?
Q7:目標達成のためにどんな時間を増やす?
Q8:目標達成のためにどんな時間を減らす?またはゼロにできる?
Q9:それらをやりとげた1週間後、どんな感情を手に入れている?
Q10:最重要の目標達成につながる15分のアクションを5つ書き出してみよう。そして、それらのアクションをカレンダーや手帳にブロックしよう。
また、シンプルにネガティブリストを書き出すこともあります。
あとは、5分かけて最重要事項をリストアップすることは、日課にしています。
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「思考の棚卸し」ノートへの3つの小さなこだわり
やっていただくとわかると思いますが、「思考の棚卸し」はたった5分取り組むだけで、頭の中がだいぶクリアになります。
書き出しただけで、タスクは実行していないのにもかかわらずです。
それに、書き出したタスクはノートを持っていればすぐに目を通すことができます。
移動時間やちょっとした時間にノートを開けば、やることが書いてあります。
そのリストをどんどんクリアしていきましょう。
ただ、これは私自身がそうだったんですが、「思考の棚卸し」である程度の時間を確保しようとしたり、それなりに集中できる環境を確保しようとすると、とりかかるのが面倒になるときがあります。
そんなハードルをクリアするために、お気に入りのノートや手帳を使うというのも手です。
使っているだけで気分が高まるようなツールだといいですよね。
私自身は、いろいろノートを試した結果、ダイソーで売っている100円のノートに落ち着きました(笑)。
といっても少しだけこだわりがあり、以下の3つの条件を満たしているノートにしています。
1:安価なノートを選ぶ
先述の通り、100均で買えるノートにしています。
以前、モレスキンやニーモシネなどの高品質のノートを試してことがあります。
ただ、これは私の性格なのか、高級ノートだと書くのがもったいない気がしてしまうんですよね。
思い切って発散するように書きたいのに、ためらってしまうという。。。
これでは本末転倒でしょう。
また、ノートを書き終わったときに、すぐに新しいノートが手に入りません。
Amazonで購入すればすぐに届くものの、そのタイムラグが嫌でした。
ですから、すぐに手に入る安価なノートを選んでいます。
2:B5サイズを選ぶ
サイズは、B5サイズです。
カバンに入れて持ち歩くのにちょうどいいサイズですよね。
バイブルサイズやポケットサイズの手帳も試したことがありますが、私には小さすぎました。
それにマインドマップをかきたいときには、B5サイズより小さいと書きづらいです。
それに、「思考の広がりは、紙の大きさに比例する」という言葉もあります。
あまりに小さい紙だと、アイデア自体も小さくなってしまうような気がします。
そう考えると、やはりそれなりの大きさが欲しいと思います。
かと言って大きすぎると持ち歩きに不便。
それで、B5サイズに落ち着いています。
3:無地を選ぶ
無地にこだわっています。
これまでに罫線があるノートや方眼ノートも試しました。
ただ、線があると、書いていても「線にそろえよう」みたいな思考が出てきます。
それはわずかなことではあるんですが、自由な発想を邪魔するように感じるんですね。
線を気にせず、はみ出すように書いたこともありますが、これもまたあんまり気分が良くなかったんです。
ですから、無地を選んでいます。
「思考の棚卸し」の習慣。
やり続けていると「思考の棚卸し」に取り組むこと自体が、楽しみの時間になります。
でも、それを実感できるようになるまでには、少し時間がかかるんですね。
ですから、ほとんどの人は続きません(過去の私のように・・・)。
ただ、偉人たちや活躍している人たちを研究すると、たいていの人は「思考の棚卸し」の習慣を持っているんですよね。
私たちも、取り入れてみて損はないはずです。
ぜひ、ルーティンにしていきましょう。
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■編集後記
昨日は、早朝からコーチングセッションを1件。
心理的なお悩みに関するテーマでした。
午後は定期歯科検診のあと、妻と2人で地元の沖縄料理屋へ。
この日は沖縄バンドの生演奏があり、楽しい時間をすごせました。
興奮冷めやらぬ状態だったので、思わず2次会まで行ってしまいました(汗)。
留守を守ってくれた子どもたちに感謝です。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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