良習慣の習慣

自分で自分に「ちょうどいい難易度の習慣」を設定しよう

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あまりにも簡単な習慣は、負荷がかからず成長ができません。

一方で、困難すぎる習慣は、やり続けることができません。

「ちょうどいい難易度の習慣」を考えていきましょう。




 

月初に習慣のリズムが崩れやすい理由

月初になると、習慣が崩れることが多いです。

それは、新しい習慣を取り入れるからですね。

毎月、月末の「ひとり戦略会議」で次月の習慣を検討してます。

だいたい2割から3割くらいの習慣を入れ替えていく感覚です。

入れ替える習慣は、

・今月、習慣として定着したから

という理由で入れ替えることもあれば、

・今月は、ほとんど習慣化できなかった(今は合わなかった)

という理由で入れ替えることもあります。

そうなると、1ヶ月がスタートしたときは、新しいリズムをつくる時間が必要です。

先月のリズムを手放して、今月のリズムをつくりあげる期間ですね。

相当うまくいってない限りは、先月の習慣を入れ替えたり、条件をレベルアップしたり、習慣をアレンジをするようにしています。

そうしないと、習慣化というよりはマンネリ化してしまうからです。

マンネリ化してしまうと、そこにレベルアップはありません。

仕事でも、惰性になってしまったら、成長はありませんよね。

ゲームでいえば、ずっとスライムを倒しているようなものだからです。

それよりも、レベルアップしたいなら、自分のレベルに合わせて、少しずつ課題のレベルをあげていかなければなりません。

ですから、私の月初は、「良習慣の種」という習慣のルーティンチェックリストに「◎」が少なくなります。

自己成長を測定する方法。「良習慣の種」で時間の質を比較。 | 【良習慣の力!】ブログ

 


 

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どこに効いているかわからないエクササイズをしていないか?

ルーティンにしようとしている習慣に「◎」がつかないことは、残念です。

でも、習慣ができないことで「⚪︎」しかつかないときでも、必ずしもだめなことだとはとらえないようにしています。

もちろん、月初からすべてのルーティンに「◎」が連なり続けることが理想です。

しかし、もしもそれが実現してしまったらどうなるでしょうか。

たとえば「今月は10個の習慣をルーティンにする」と設定しますよね。

そこから、1ヶ月をスタート。

すべての習慣に「◎」ついて、1ヶ月後に「良習慣の種」に300個の「◎」がついている。

そのチェックリストを見たら、どう感じるでしょうか。

過去の私だったら、「すばらしい!よくやったな自分」と自分をほめまくったと思います。

大人になるとなかなかほめられなくなるので、自分でほめるわけですね(笑)。

でも、現在の私が、ズラッと並んだ300個の「◎」を見たらどう感じるか。

ちょっと違う感覚を持つんじゃないかと。

おそらく「冒険してないな……」と思うでしょう。

私は「安定」「平和」という価値観を重視する傾向にあります(良くも悪くも)。

ですから、油断するとすぐに「変わらない」方向を選んでしまうからです。

なぜ、私はずっと成長を感じられなかったのか? | 【良習慣の力!】ブログ

そうなると「そういえばこの1ヶ月間、心からの達成感を味わえなかったな」と思うのではないかと想像します。

当然、自分が「できる」と思うことをルーティンのチェックリストに入れることは大事です。

「このルーティンは大切にしたい」というのは、「やると決めて、実行する」ことが自信につながるからです。

だからといって、たとえば腕の筋肉をつけたいと思い、「鉄アレイを50回持ち上げる」という習慣を設定しようとしたとします。

でも、それだとつらいから、「空のペットボトルを50回持ち上げる」に変えたら、どうでしょうか。

まったく意味がありませんよね。

お笑いのジャングルポケットさんの「ストレッチャーズ」のネタ『どこにも効かないエクササイズ』と同じです(笑)。

いくらペットボトルを持ち上げても、筋肉はつきません。

レベルアップしていないわけです。

 

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自分で自分に「ちょうどいい難易度」の課題を与える

毎日、確実に落とし込みたい習慣。

今月、新たに取り組む不慣れな習慣。

このバランスを見ていくことが大事です。

私は、自分の体験と研究の結果、

・確実に実行したい習慣:7〜8

・新たに取り組む習慣:2〜3

の割合にしています。

前述のように、毎日確実に実行できるものしか入れなければ、「先月の自分と同じ自分でかまわない」と宣言するようなものです。

それは、ゲームだとするとあまりおもしろくないですよね。

「先月はレベル30だったから、今月も30でいい」と思えるかどうかですね。

反対に、いきなり10個すべてを新しい習慣にしてしまったら、混乱しすぎるでしょう。

たしかに、「混乱は成長の始まり」です。

でも、混乱しすぎても「自分が何をやっているのかがわからない」というレベルになると、今度は成長が起きづらいんですね。

しかもできないことばかりだと、自己肯定感も不安定になってしまうでしょう(そこまでタフじゃないので)。

自信も失ってしまうかもしれません。

だからこそ、自分で自分に「ちょうどいい難易度」の課題を与えるのです。

イメージは、部下に仕事を任せる先輩や上司のような気持ちです。

「たしかに、今のあなたには少し難しいかもしれない。でも、あなたならきっとできるはずだ。だからこの仕事にトライして欲しい」という感覚に近いです。

そのレベルの課題を、自分で自分に設定するわけですね。

「次のレベルにいくまでには、どうしても必要なことだから」と。

さて、あなたは「ちょうどいい難易度」の課題を自分に用意しているでしょうか。

「ちょうどいい難易度」の課題に取り組むとき、私たちはもっとも適切な成長スピードになるのです。

自分で自分に「ちょうどいい難易度の習慣」を設定していきましょう。

ヤーキーズ・ドットソンの法則。適切な難易度の課題が成長をもっとも加速させる。 | 【良習慣の力!】ブログ

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にオンラインセミナーに参加しました。

内容は、「すぐに使える!」というテクニックはほとんどなし。

それよりも「自分にとって本当に大切なものを明確にしてる?それを忘れてない?追いかけてる?」と問われ続ける2時間でした。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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