セミナーやプレゼンの自己紹介を盛り上げる方法。体験談を「ヒーローズ・ジャーニー（英雄の旅）」の型にのせる。

投稿日：2018/10/22

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セミナーやプレゼンを盛り上げるために大事なことの1つに、「自己紹介」があると思っています。

聴衆のみなさんの興味をひく自己紹介に有効なフレームをご紹介します。

ビジネス講座での体験談を語る機会

先日、ビジネス塾にて、私がOBとして現在通学中のみなさんに体験談を語る機会がありました。

前期ではそれなりの成果をあげることができたので、

・現在は何をしているのか？
・どのような苦労を乗り越えたのか？
・成果を出すためにどのようなことをしていたのか？

といったことをお伝えしてきました。

質疑応答を入れて1時間程度のちょっとしたプレゼン。

オフレコ話や、内緒にしていた恥ずかしい実績なども、包み隠さず話したのが功を奏したのか、手応えを感じた時間となりました。

「ヒーローズ・ジャーニー（英雄の旅）」とは？

今回私がお話する受講生の方々は、みなさん初対面。

OBといえども、ホームというよりはアウェイです。

ですから、受け入れてもらえるかどうかは自己紹介にかかっていると感じていました。

ですから、自己紹介に工夫をしなければちゃんと聞いてもらえないだろうと思っていたのですね。

そこで取り入れたのが、「ヒーローズ・ジャーニー」という法則です。

これは、NLP（神経言語プログラミング）という学問で知りました。

ジョゼフ・キャンベル氏が、数々の神話を研究していくうちに、共通する一連の流れがあることを発見しました。

それを、「ヒーローズ・ジャーニー（英雄の旅）」と名づけたのですね。

流れは、以下の8つです。

１．Calling（天命）
２．Commitment（旅の始まり）
３．Threshold（境界線）
４．Guardians（メンター）
５．Demon（悪魔）
６．Transformation（変容）
７．Complete the task（課題完了）
８．Return home（故郷へ帰る）

「ロード・オブ・ザ・リング」のような壮大なストーリーのように、名作と言われる映画や小説のストーリーを思い出してみましょう。

上記のような流れになっていることがわかると思います。

これが、聞いている人の感情を動かすために有効なのですね。

ヒーローズ・ジャーニーの実際の活用事例

私が、ビジネス講座を通じてどのようなビフォアアフターがあったのか、「ヒーローズ・ジャーニー（英雄の旅）」の構成に沿った形でプレゼンさせていただきました。

ざっくりというと、以下のような流れで体験談をお伝えしました。

１．Calling（天命）
・コーチングに出会う
・自分にマッチしているかも、と感じる
２．Commitment（旅の始まり）
・コーチングの認定資格をとる
・しかし簡単にはいかず迷走、クライアントがまったくいない
３．Threshold（境界線）
・何かを変える必要がある
・今までの自分と決別しなければ成果は出ない
４．Guardians（メンター）
・ビジネス講座の中村博さんに出会う
・半年間ついていくことに決める
５．Demon（悪魔）
・投資金額の大きさにひるむ
・時間的な制約もあったが決断
６．Transformation（変容）
・講座中はMVPをとるつもりで受講
・学んだことは素直に実践
７．Complete the task（課題完了）
・受講前に目指していた成果を達成
・「キャンセル待ちになるくらいの人気コーチになる」も実現
８．Return home（故郷へ帰る）
・講座終了後、家族にも報告
・新たな旅に向けての準備をしている

といった感じです。

この流れでお伝えすると、「ドラゴンクエスト」のRPG（ロールプレイングゲーム）のようなストーリーを感じていただくことができるのですね。

１．Calling（天命）
・自分が勇者の子孫だと知る
２．Commitment（旅の始まり）
・街を出る
３．Threshold（境界線）
・モンスターと戦いながら経験値をあげていく
４．Guardians（メンター）
・世の賢者や仲間を得る
５．Demon（悪魔）
・ボスに向かう
６．Transformation（変容）
・伝説の武器を手に入れる
７．Complete the task（課題完了）
・ラストのボスを倒す
８．Return home（故郷へ帰る）
・世界に平和が訪れる

という風に。

これをプレゼンの内容や自己紹介に適用することによって、聴衆の感情を動かすことができるのです。