天職の習慣

専門分野の経験値を磨く方法。専門のテーマについて「考え続ける時間」を増やす。

投稿日:2019/08/11





先日、「専門分野に強くなるためにはどうすればいいでしょうか?」という質問を受けました。

これは私も考えてきたことであり、実践していることです。

私なりの考えを記事にしました。

 

自分の歯みがきスキルが上達した感覚

今朝、歯みがきをしていたら、ふと「以前より歯みがきがうまくなったなぁ」と思いました。

大人になってから歯みがきが上手になったことを実感する。

そんばタイミングって、なかなかありませんよね(笑)。

ただ、そういえば確かに、ここ何年かは歯医者に定期検診に行くと「丁寧に磨かれていますね」というフィードバックをもらえます。

プロの意見ですから、信頼性は高いはずです。

今まで、そういったフィードバックをもらった記憶はないので、やはり私の歯みがきスキルは少しは上達しているのではないかと思うのです。

そこで、私の歯みがきスキルが上達した理由を考えてみました。

1つ思い当たることがありました。

それは、

・娘の歯みがきをしているから

です。

今は週に3回、10歳の娘の歯みがき(寝る前)を手伝っています。

息子のときは、口腔ケアはほとんど妻にまかせっきりでした。(^_^;)

それなのでわからなかったのですが、ほかの人の歯をみがくのって意外と難しいものなんです。

ネクタイをほかの人に結ぶのが難しいように。

ある程度慣れてきて「しっかり磨けるようになってきたな」と思っていた時期がありました。

でも、娘の歯の定期検診で歯垢染め出しのチェックをしてもらうと染め出しが赤くなっている部分が見つかり、やはり磨き残しがあることがわかります。

染め出しが終わるまでは、私の歯みがきスキルのチェックの結果待ちをしているような感じ。

毎回、学生時代のテスト返却を思い出します(笑)。

ただ、私が娘の歯の磨き残しに注意して改善していきました。

すると最近はようやく「よく磨けていますね」という評価をもらえるようになってきたんです。

それにともなって、私自身の歯みがきスキルも、一連のPDCAサイクルで上達していったのではないかと思っているのです。

娘の歯の奥歯や磨きにくい場所など、注意して磨けるようになってきたのと同時に、自分の歯みがきでも注意するポイントがわかってきているのでしょう。

それが、私の歯みがきスキル向上に役立っているということです。

つまり、何が言いたいかというと、

・ほかの人をサポートした経験は、自分にも活きてくる

ということなんですよね。

同じように、

・自分が克服した経験は、ほかの人にアドバイスできる

ということも同時に起こります。

このような、自分の経験をほかの人に活かし、反対にほかの人のフィードバックを自分に活かす。

このくり返しによって、専門分野の経験値が磨かれていきます。

 


 

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身近な課題解決を自分から考える

先日、友人のブログで「夜、お風呂にゆっくり入ってから寝たいけれど、ついシャワーですませてしまう」という課題が書いてありました。

こういった経験は、私も経験があるので(というか日々その戦いなので)よくわかるわけです。

「これをやっておいたほうが、明日あきらかに気分が良くなることがわかっている」ことがあるのに、つい目の前の楽な行動を選んでしまう。

これって、誰にでもあることだと思うんです。

そのようなときに、どう考えればいいのか。

自分で何度も失敗しているので「こうしたらどうでしょうか?」という答えが浮かんできます。

それは、

・帰宅した直後のタスクを「たった1つにしぼる」という対策が有効

だということです。

帰宅したら、着替えたり、かばんを置いたり、水を飲んだりする。

いろいろな選択肢があります。

それよりも何よりも、

・まずお風呂場までいってお湯を出すというアクションを、帰宅後の最優先タスクにする

という対策が有効じゃないかと思いつきました。

私たちは「自由」が好きですし、選択肢があることを好みます。

ただ、それは同時に優柔不断を生み出すこともあれば、「結局やろうとしたことができなかった」を生み出します。

ですから、大事なのは「この1つだけやれば、あとは流れでうまくいくはず」というポイントを見つけること。

お医者さんが患者の幹部を見つけるように、「ここがポイントです」という場所を見つけることが有効になってきます。

きっと、帰宅後に「バスタブにお湯をはる」というたった1つだけやればいいと思えば、「それくらいならできそうだな」と思えるのではないでしょうか。

ほかのことが何があっても、とりあえずお湯をはってしまう。

そうしてお湯がたまれば、よほどのことがない限りお風呂に入ろうという気持になると思うんですよね。

おそらく、こういうのってできる人からみると「えっ、そんなこと簡単にできるよ?」という感覚なんですよね。

でも、それは人それぞれのアプローチがあり、ある人にとってお風呂に入ることは簡単であっても、ブログを1,000記事以上書くことはとても難しいことです。

一方で、その人にとってブログは1000記事を書いていても、仕事で疲れていると、帰宅後にバスタブにお風呂をはることが面倒になってしまうことがあるわけです。

私にとって本を読んだり音声教材でインプットすることは簡単にやっていることであっても、インプットの習慣に手間取っている人もいるはずです。

一方で、子どもの頃から水泳をやっている人にとっては泳ぐことは歩くくらいに簡単にできることかもしれませんが、私には泳ぐことに苦手意識が抜けない、ということがあるのです(友人のブログを読みながら、こんなことを考えてしまいました)。

これを考えてしまうのは、私が習慣化について考えているからだと思いますし「自分がうまくいった経験をほかの人に伝えるとしたら」という経験があるからです。

簡単に言えば「いつもそのことを考えているから、そのことについて話せる」ということです。

 


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専門分野について考える時間を増やす

さて、この記事で何が言いたいというと、あなたが専門にしたい分野がありますか、ということです。

そして、

・自分の体を使って人体実験をする

ということのほかに、

・ほかの人の課題解決をサポートする

という経験を積極的にしていきましょう、ということを提案したいのです。

私が「100人コーチング」をやったときは、今から思えばまさにこの思考でした。

私自身の体で習慣化やコーチングを人体実験することは、ずっとやってきたし、これからもやるだろうとは思っていました。

そうして自分の経験を磨いれけば、ほかの人のサポートもうまくいくようになるのではないか、という仮説があったのです。

もちろん、時間をかければそれができるようになるのかもしれません。

しかし、もっとも学びになるのは、ほかの人の課題解決やお悩みごとの解決をサポートすることです。

そして、見事に解決することができれば有効な経験になるんですね。

実績にもなります。

もし解決しなかったとしても次に活かせます。

そのようにして、自分の経験とほかの人の経験を積み重ねていくことで、あなたの専門分野の経験値が磨かれていきます。

そのために、コーチングのように専門分野をつくって解決していくのは、クライアントへの貢献になりますし、自分の経験値にもなります。

ただ、それがすぐにできない人もいると思います。

そのような時期は、専門分野についてQ&Aをするようなスタンスで日々をすごしてみてはいかがでしょうか。

たとえば、興味関心がある分野で「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」を覗いてみることはおすすめです。

そうして、「自分だったらこの問題にどう答えるか?」ということを考えてみるのです。

また、友人たちの課題や悩みごとを知ったら、自分ならどんな風に考えるか、もしくはアドバイスを求められるとしたら何と答えるか。

そんな問題意識を持ちながら、日々の情報に接してみてはいかがでしょうか。

そのようにして意識の中のアンテナをたてていく。

そうして、考えるともなく考えるように時間を使っていくこと。

それが、あなたの専門分野の知識を増やし、経験値をあげていくことになるでしょう。

どれだけ専門分野のことを考えているか、です。

たとえば「お金のことを考え続けている人」は、お金の専門家になる可能性があるのかもしれません。

つい考えてしまうことを、考え続けていきましょう。

それが、あなたの専門家としてのプレゼンスを磨いていくはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、早朝からコーチングセッションを3件。

午後はカフェで書く仕事。

夕方、涼しくなってから10キロランニングできました。

夜は家族とのんびりすごせたので、私が大事にしている価値観にふれ続けられた1日となりました。(^_^)


 

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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■公式メディア
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