子どもの頃から慣れ親しんでいる「迷路」。
そのプロセスは、私たちのいい教訓になるものだと考えています。
習慣化とは迷路のようなもの
習慣化というプロセスを考えていると、「まるで迷路みたいなものだなぁ」と感じることがあります。
私はたちは、新しい習慣を身につけようとするときに、「習慣化できている」というゴールを目指しますよね。
そこで、迷路のスタートを切るわけです。
ただし、当然のことながら、翌日から何もかもがうまくいって完璧に習慣化できることなんてありません。
迷路で「どっちに行けばいいのかな?」と悩んだり、行きどまりにぶるかって「あ、こっちじゃなかった」と引きかえすこともあるでしょう。
そのプロセスは、はっきりいって面倒くさいものです。
ため息が出てしまうこともあります。
ストレートにゴールについたほうがいいですものね。
それでも、あきらめずに「3歩進んで2歩下がる」をくり返していく。
そうすれば、文字通り「紆余曲折」しながら迷路のゴールにたどりつくことができます。
習慣化でいえば、体重が増減しつつもダイエットに成功したり、二度寝をくり返しながら早起きができるようになるわけです。
しかし、行きどまりになったところで「もうだめだ」となってしまい、迷路脱出をあきらめてしまう人もいます。
もしくは、何度やり直してもゴールにたどり着かなければ「自分にはこの迷路は抜け出せないんだ」となってしまう人もいるでしょう。
すると、人は無力感を味わいます。
ここで「学習性無力感」を覚えてしまうわけです。
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無力感は学習してしまった感情
この「学習性無力感」。
この感情を味わう時間が長くなればなるほど、
「どうせ自分には無理だろう」
「あとで落ち込むことになるし」
「自分にできるわけがないよな」
という気持が強くなっていきます。
こうなると新しいことを試したり、何かにチャレンジする気持が失われてしまうんですよね。
「学習性無力感」によって、未経験や体験したことがないことに対するスタンスが、どうしても消極的になってしまうからです。
さて、「学習性無力感」という言葉を見ると、「学習」という言葉が入っていることに気づきます。
ということは、私たちは「無力感」という感情を、生まれてから何度も学んできてしまっているということですね。
そう、「無力感」という感情は、後天的に身につけているものなのです。
確かに、生まれながらに無力感を抱いている人はいません。
もし、赤ちゃんが「ママ、俺なんかじゃ、歩けないと思うんだよね」と言ったら大変ですよね(笑)。
「ごめん、お父さんと公園のすべり台で遊べないや。どうせ自分にはすべり台は無理だし」という3歳児もいないはずです。
それは、生まれてから数年は「無力感」を学習する機会を持っていないからなのですね。
同時に、だからこそ子どもは何度も同じ失敗をするわけですが。(^_^;)
それも、成長には欠かせないものだということです。
そう考えてみると、私たちは本来は「自分はできる」と思っているということでしょう。
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成功から確実に遠ざかる方法
では、「無力感」を学習していない小さな子ども時代に私たちが持っている大事な感情は何でしょうか?
それは、
・好奇心
です。
世界を変える起業家たちや周りの人をひっぱるリーダーたちは、好奇心旺盛な人が多いですよね。
そのような人たちに「子どもみたい」と言われる人が多いのは、「学習性無力感」を発動させることなく「好奇心」にしたがって動いているからです。
一方で、うまくいっていない人ほど「好奇心」が少なくて、自分を否定してしまうのですね。
「この先にすごい未来が待っているかも」という感情よりも、「どうせ何をやっても否定されるだろう」といった感情が勝ってしまうように。
そのスタンスは、赤ちゃんの反対で老人のようなものかもしれません。
やってみなければわからないことでも、最初から「だめだろう」と思ってしまうのですから。
もちろん、新しいことにトライしていけば、うまくいかないことも多いです。
でも、人生で大事なことは「失敗しないこと」ではないはずです。
「どうせ何をやってもだめだろう」というスタンスでは、「失敗しないこと」よりも「何もしないこと」を選んでしまうのではないでしょうか。
そういえば先日、私は「成功から確実に遠ざかる方法」を学びました。
「成功から確実に遠ざかる方法」、、、
あまり聞きたくないかもしれませんが(笑)、お伝えします。
「成功から確実に遠ざかる方法」は、
・何もしないこと
です。
そうですよね、何もしなければ失敗しません。
でも、その代わりに新しい体験も手に入らないのですよね。
そこに待っているのは現状維持。
いや、現状維持しようと思って現状維持ができるなら、まだいいほうかもしれません。
でも、「現状維持は衰退のはじまり」というように、現状維持をしようと思ったらもう成長は見込めないのです。
失敗しなければ、現状維持さえ難しいのです。
もちろん、そういう私も失敗はしたくありません。
私もまた「無力感」を学習してしまう怖さがあるからです。
ただ、そのようなときこそ思い出したいのです。
・成功の反対は何もしないこと
だということを。
もしも迷路に迷いたくないなら、行きどまりでずっととまっているしかありません。
でも、それでは永遠にゴールにたどり着きません。
迷路を抜け出したいなら、行きどまりにあたったときに素直に失敗だったと認めて、またやり直しましょう。
そうすれば、ゴールに近づいていくのですから大丈夫なんです。
進んでいきましょう。
失敗を恐れすぎて、「学習性無力感」に負けないように。
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■編集後記
昨日は、夜にコーチングセッション1件。
行動習慣が崩れてしまったときの取り戻し方と、落ち込んだときの思考習慣の改善についてのアドバイスなど。
ヒントを得ていただけたので、引き続き復調をサポートしていきたいと思います。
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