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なぜ、お金をかけてまでトライアスロンやマラソンのレースに出るのか?

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私たち人間というのは、合理性や効率を求める生き物と言われています。

でも、意外とそうじゃない部分もたくさん持っているのではないかという仮説について、トライアスロンやマラソンをからめて書いてみました。

 

なぜトライアスロンやマラソンに取り組むのか?

「なぜ、お金をかけてまでトライアスロンやマラソンのレースに出るんですか?」

これは、よく聞かれる質問です。

確かに、レースに出る前の私でも、同じように疑問を持っていたかもしれません。

なぜなら、

・トレーニングのための時間がかかる

・トレーニング費用やロードバイクのメンテナンス費用、レース代や交通費など何かとお金がかかる

・エネルギーや労力もとられる

というように、私たちにとっての貴重なリソースである時間・お金・労力がなくなっていくんですよね。

それにこういった部分は効率化しようと思っても、やりづらいものです。

ですから、合理的に考えようとしたら、やらないほうがいいはずなのですよね。

ですから、

「なぜ、お金や時間をかけてまでトライアスロンやマラソンのレースに出るんですか?」

という質問・・・というかむしろ疑問になるのでしょうね。(^_^;)

そう考えると、ある仮説が生まれます。

私たちは合理的なものや効率を求めつつも、

・本当は合理的な生き物ではない

のではないでしょうか?

 


 

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人間は熱中したい生き物なのではないか

合理性を追求するとしたら、トライアスロンやマラソンに取り組むことは選択しないでしょう。

でも、たくさんの人がトライアスロンやマラソンに参加していることも事実です。

人気の大会は抽選になったり、エントリーすらできないくらいなんですよね。

なぜ、それほど多くの人がトライアスロンやマラソンに取り組むのでしょうか?

これも仮説なのですが、私たちは、もしかすると、

・何かに夢中になりたい生き物

なのではないでしょうか。

そこに喜びや幸福を感じるのではないかと。

何かに熱中したい。

何かに集中したい。

何かに没頭したい。

それらのために、私たちは仕事をしたり、お金をためたり、やりたいことや趣味を求めるのかもしれません。

そう考えると、夢中になれるものを持っている人は人生が充実することになりますよね。

だとすれば、たとえば、

・トライアスロンを完走できたかどうか

・フルマラソンで自己ベストを更新できたかどうか

・100キロウルトラマラソンで最長距離を走れたかどうか

ということよりも、

・そのレースに挑んでいるあいだ夢中になれるかどうか?
 それが重要だ。

ということになるのではないかと思うのです。

つまり、完走や自己ベスト更新という結果よりも、そのゴールを目指しているプロセスそのものが熱中であり、幸福感や充実感を生み出してくれるということですね。

 


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合理性やロジカルを超えたところにある熱中

登山家は、生死をかけて高い山にチャレンジすることがありますよね。

金メダルがもらえるわけではありませんし、登頂したからといって莫大なお金が手に入るわけでもなさそうです。

では、なぜ登山家は山に登るのでしょうか?

「そこに山があるからだ」という言葉が有名ですが、もっと本質的な欲求の部分で、

・その山に挑んでいるあいだ夢中になれる

からではないでしょうか。

私自身、トライアスロンやマラソンを通して、登山家の欲求に近いものを感じていると思っています。

・フルマラソンを完走したら、どんな景色が見えるのか?

・100キロのマラソンランナーになったら、何が変わるのか?

・トライアスロンを完走できたら、どんな自分に会えるのか?

そんな問いを自分に投げかけながら、

・夢中になりたい

と思っているのだと思います。

それが重要。

夢中になることは、そこだけ切り取ることはできません。

ですから、私がトライアスロンのロング(アイアンマン)を完走した友人に「トライアスロンのロングを完走したら、こんな感情になるよ」と言われても、だめなんです。

夢中になれていないので。

たぶん、そこに向かうプロセスで夢中になることが重要なのです。

私も、トライアスロンでもっと長い距離に挑戦していきたいと考えて、日々のトレーニングに取り組んでいるつもりです。

時間はかかるかもしれません。

でも、夢中になる瞬間があります。

もっと言えば、人間はこんな風に何かに夢中になることで成長を続けてきたのかもしれませんよね。

合理的なものとは離れたところで、何かに熱中することで成長するようなイメージ。

そういった熱中が「もっと先を見たい」という気持になり、トライアスロンやマラソンのレースのような合理性とは離れたゴールに向かわせるように思うのです。

そして、合理性やロジカルを超えたところにこそ、人として大事なものが眠っているようにも思います。

トライアスロンやマラソンのレースに出るのは、そんなことを身近に感じられる機会なのではないでしょうか。

熱中。

人生で忘れたくない要素です。

 


 

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■編集後記

昨日は、早起きをして息子と一緒にカフェに一番のりして「SQT(第2領域の時間)」の集中タイム。

その後、私だけ抜けて「習慣化の学校」に参加しました。

それぞれの100日間プロジェクトが走りだし、年末まで楽しみです。

みなさんの前で簡単なデモセッションをやりましたが、以前ほど緊張せず楽しめました。

名幹事たちのアイデアあふれる懇親会まで含めて、充実の時間となりました。


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

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