今日の記事のテーマは「問題解決と優先順位の関係について」です。
私たちが問題を解決できるときは、たいていの場合
・自分の中の優先順位から変わるから
です。
目の前の問題に苦しむ人のエピソード
私が「問題解決」と聴いたときに思い出す、好きなエピソードがあります。
まずは、それをご紹介しますね。
ある男性が、川沿いに立っていました。
すると、上流から助けを求める人の声が聞こえました。
川の急流に巻き込まれてしまった様子です。
川から「助けてください!」という声。
川沿いに立っていた男性は、川に飛び込みました。
溺れそうな相手を何とか救助して、陸に上げました。
そして応急処置をして、医者を呼びました。
何とか、ひとりの救助に成功したんです。
ひと安心ですね。
ただ、話はここで終わりません。
上流から、別の人が流されてきたんです。
男性は、また川に飛び込んで助けました。
それで終わらず、次から次へと流されてくる人たちがいたんです。
ひどい状況ですよね。
なぜ、こんな状況になってしまったんでしょうか。
男性には、この問題を解決する術(すべ)は無かったのでしょうか。
実は、原因がありました。
それは何だったのでしょうか。
川の上流に答えがあったんです。
ひとりの男性が、川の周りにいる人たちを次々と突き落としていたんです。
もしも、男性が少しだけ上流に行っていれば、原因が特定できました。
何人もの人を助けなくても、そもそもの原因をつくっていたひとりの行動を止めれば良かったんですね。
目の前の何人もの人たちを川から救助するより、上流にいるひとりの行動を止める。
そのほうが、労力が大幅に変わりますよね。
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けっこうな「無理ゲー」に挑んでいた日々
私は、この話を聞いたとき、たいていの人は「笑える話だな」と思うかもしれないと感じました。
ほんのちょっとだけ視点をずらせば、解決する問題。
実はけっこうあるんですよね。
ですから、「なんだよ、ちょっと上流にいけば良かったのに(笑)」というリアクションがあると思います。
ただ、私はまったく笑えませんでした。
なぜなら、川沿いに立っていた男性と私は同じだったからです。
あえてわかりやすい例を出すと、
・収入アップ
に関する課題です。
以前の私は、こう思っていました。
「会社で出世をして、収入アップを目指そう!」と。
ですから、がむしゃらに会社の仕事に取り組みました。
毎日のように終電まで仕事。
仕事を早く終えるのは飲み会の時だけ。
そんな状態でしたから、帰宅したときは小さな息子の寝顔しか見られません。
「あれ、、、何かがおかしいな」と感じてはいました。
そこから、人生で初めてビジネス書を読むようになりました。
人生の計画表や10年ゴールズを書き出したりしていたわけです。
悪いことではありませんよね。
ただ、当時の私の思考は、以下のような流れでした。
・会社で出世する→収入アップする→家族の笑顔が増える
いま書いていても、ロジックが破綻しているようには思えません。
一見すると。
ただ、これはけっこうな「無理ゲー」です。
なぜなら、人生年表で思い描いたように、会社の給与がアップしなかったからです。(笑)
そんな基本的なことに気づかないとは。
私のそんなミスは、
・間違った優先順位
にありました。
そのおかげで、目の前の仕事にばかり精を出すようになっていたわけです。
来る日も、来る日も。
飛んでくるバッティングセンターのボールを何度も何度も打ち返すような日々でした。
この状態こそ、まるで上流から流されてくる人を助けながら疲弊している男性のようですよね。
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「間違った優先順位」に気づけば成果が変わる
そのようにして、自分の「間違った優先順位」に気づいた私。
こう考えました。
「違う川沿いにいかないとだめだ」と。
今の川沿いに立っている限り、流れてくる人を助ける人生で終わってしまいますから。
上流が見えていないので。
それは、見えない壁のように私の前に立ちはだかっています。
あまりにも巨大で、「がんばって収入を増やす」という課題にどうやって対処すればいいのかがわかりません。
まるで、こんな状態です。
私は川で溺れているんです。(笑)
「良習慣塾」のセミナーでお伝えしたところ、メンバーのBさんから「習慣のレッドクリフということですね」と言われました(さすがの言語化です)。
そう、まさに私の前に立ちはだかっていたのはレッドクリフ(赤い壁)です。
要は、当時の私が持っている習慣だけでは、収入アップというゴールは実現しないのです。
「間違った優先順位」が基準になっているので。
では、どうすればいいのでしょうか。
私が考えたのは、
・複業
でした。
会社員の収入しかないので、収入アップを会社に頼るしかなかったんです。
ただ、会社には制度があり、それを私個人の力で変えるのは難易度が高すぎます。
ですから、「違う川沿いにいかないとだめだ」と思ったんですね。
そこで、私はひとりビジネスの道を模索することにしました。
会社からの収入を増やすのでなく、自分ひとりの実力を会社の外で試さないとだめだと考えたというわけです。
よくわからないながらも走りながら考えつつ、
・セミナー
・ブログ
・コーチング
などをやり続けました。
おかげさまで大小さまざまな収入が立ち上がってくるようになったんですね。
習慣が入れ替わったんです。
この図のように。
つまり、「間違った優先順位」が変わったからです。
会社の人たちと飲みに行くよりも、ブログを書いたり、セミナーを開催するという優先順位に変わりました。
結果、どうなったか。
会社で出世を目指すよりも早く収入アップができました。
本当に微々たるものなんですけれでも……。(笑)
結果的には、間違った優先順位を変えることによって、当時の壁を乗り越えることができたんです。
ただ、以前に「違う川沿いにいかないとだめだ」と思わなかったら、今でも会社で苦しんでいたかもしれません。
「会社」というただ1つの評価基準のもとに、自分を評価していたかもしれないんですよね。
そう考えると、以前よりはだいぶ生きやすくなりました。
さて、今のあなたに問題があれば、俯瞰して上流を見るようにしてみましょう。
それで解決策が見つからなければ、「違う川沿いにいかないとだめだ」という案も1つです。
あなたの状況はいかがでしょうか。
限界や壁を感じているときは、上流をチェックするか、違う川を探しに行きましょう。
私たちのパフォーマンスや成果は、優先順位をつける能力に比例しますので。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。
7時から「ガッチリ集中TIME」で『ビジネスブックBAR』の準備。
10時から12時30分まで「良習慣塾」のセミナーを開催。
午後は家族で出かける用事があったんですが、天候不良のため延期に。
自宅でリラックスタイムにしました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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