モチベーションの習慣

不安定は、さらなる安定の始まり。

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不安定になると、日常のコントロール感が失われます。
ただ、その不安定感が、さらなる安定を連れくることがあるものです。




 

メダリストと私(たち)の共通点

オリンピックでメダリストになるようなアスリートたち。

高い目標を掲げる。
目標に向かって、自分を鍛え続ける。
日々、実力を高め、本番に挑む。
結果、栄冠をつかみ取るわけです。

メダリストのそんなプロセスを聞くと「私とはまったくの別人なんだろうな」と思ってしまいます。
ゴール達成を目指しながら、失敗だらけの日常なので。

ただ、メダリストと私に、同じポイントが1つだけあります。

それは、メダリストが「オリンピックでメダルを取る!」と決意したときは、その時点はまだメダリストではないということです。
これは、私が「この習慣を定着させよう!」と決意したときと一緒ですね。

今はまだ、成果に値するだけの実力がない自分がいる。
その実力不足の自分で、未来の(不確定な)成果に向かって挑み続けることを決断する。

つまり、始めに「まだ手に入っていないものを追いかけると決める」という意味では、メダリストも私も同じ。

違いが出るのは、そのあと。
「成果に届いていないけど、それに見合う努力をし続ける」という不安定な日常に、耐え抜けるかどうかなんですよね。

 


 

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不安定がさらなる安定の始まりになる

私自身、日常の質を少しずつでも高めようとしています。

少し前から、複業メルマガを平日毎日の発行から毎日発行に変更しました。
習慣に取り組む数を20個から50個に増やしました。
1日に1〜2冊の本に目を通していたのを、1日に10冊以上目を通すようになりました。

これは、半年前の私にはできていなかったことです。
(もちろん、今でも完璧にできてるわけでもありませんが)

現在は、セミナーのスライドづくりの方法を再構築しています。
水面下で準備している個人的な執筆も少しずつ進めています。
これらは目に見えないところではありますが、ちょっとずつ変化させているわけです。

変化させると、やってくるものがあります。
不安定です。
正直なところ、あんまり好きじゃないんです、不安定。

だから、習慣が好きなんですよね。
習慣とはくり返し。
安定の中の安定です。

本当は、自分がすでにできるようになった習慣だけに取り組んでいる方が安心です。
日常にコントロール感がでてきますし、日々の満足度も高まります。
その気分の良さも知っているんです。

ただ、そんな日常にはデメリットがあります。
できることだけやっていたら、成長しないということです。
今はいい。
でも、未来の停滞が決まります。
私としては、安定は好きなんですけれど、ずっと停滞している人生のほうが避けたいことです。

ですから「何となく安定してきたな」と思ったタイミングで、何かしらの「ゆらぎ」を入れていくわけですね。
その「ゆらぎ」から生まれた不安定な状況を、安定できる自分になるように成長していくこと。
すると、私がコントロールできる範囲が広がり、レベルアップできるわけです。

イメージは、夫婦関係や恋愛関係です。
ケンカがゼロだったら、安定します。
ただ、時間が経つにつれて、相手の本音が見えなくなることもあるんですよね。

ここで何かのきっかけでゆらぎが生まれて、ケンカになることがあるかもしれない。
それでも、そのときに本音を伝え合う。
すると、今まで以上に理解が深まります。
不安定を正しく落ち着けることで、さらなる安定が手に入るわけです。

ゴールを立てて、成長に挑むのは、そんなプロセスに似ていると思うんですよね。
関係修復をあきらめてしまったら、ずっと不安定が続くのも同じですし。

 

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「至らない自分」でゴールに向かえばいい

「目標を立てることが苦手です」と言われることがあります。
そのたびに「目標を立てるのが得意な人は少数派だと思うので大丈夫ですよ。」と思うのです。

ここには、ゴールを立てたくない人の心理的なハードルがあります。
目標を立てるのは、たしかにしんどさを伴います。
なぜなら、そのときの自分がまだできていないゴールを設定することになるからです。
つまり、「至らない自分を見る」ということなんです。

自分はゴールを実現するレベルに至っていない。
でも、そのゴールに近づきたいと考えている。
ゴールを立てると、その実力不足をはっきりと見つめることになります。

それでも、その目標を少しずつ埋めていく。
失敗しながら、知恵と工夫で理想に近づいていく。

そのうち、以前はできなかったことが、少しずつできるようになっていく。
その中身にこそ、私には価値があると思っていますし、それがゴールを立てる本来の目的だとも考えているのです。

ですから、結果を気にしすぎて一喜一憂する毎日より、「今日、近づきたい自分に1歩でも近づけたか?」と問いたいと考えています。
そのためには「どんな行動すれば未来の自分に1歩近づいたことになるのか?」を決めないといけません。
自分で。

その行動とは何でしょうか。
これは、ほかの人にはわかりません。
ぜひ、ご自身で考えてみましょう。

その不安定さが落ち着くとき、あたらしいあなたになっているものです。

 


 

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■編集後記

昨日は、午前中に「良習慣塾」セミナーを開催。
今回から新たな試み。
全4回のセミナーで2ヶ月かけて「ライフ・ブループリント」をつくり上げていただきます。

午後は、今週遅れていたタスクを取り戻す時間に。
目処がたったので、夕方に妻と2人で外出。
近所のたこ焼き屋へでタコハイ(たこ焼きとハイボール)。
買い物をして帰宅。
『ブラックペアン シーズン2』を楽しみました。(^^)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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