あなたは普段、どのような「思い込み」を持ってすごしていますか?
その「思い込み」は、本当に正しいものでしょうか?
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自分の「思い込み」が解釈をつくる
私たちは、みんな自分なりの「思い込み」をもって生きているものです。
その「思い込み」は、たいていこれまでの経験に基づいてできあがっています。
それぞれの「思い込み」によって、「これは正しい」とか「あの人は間違っている」という判断しているのですね。
ただ、事実は1つしかありません。
たとえば、プロ野球で「ジャイアンツが勝った」という事実があるとします。
これは、ジャイアンツファンにとっては「正しい」ことですが、アンチジャイアンツの人たちにとっては「間違っている」ということになります。
また、「トライアスロンのレースに出る」というできごとでも、やっている夫(本人)には正しいことであっても、奥さんには「お金も時間もかかるので間違っている」と思われる、ということがあります(笑)。
そのように、1つの事実に対して、どのような解釈をするのか、ということは「思い込み」を通して行われているのです。
お互いの「思い込み」のズレを意識する
・相手の考えに納得できない
・相手と意見が合わない
・相手と価値観が合わない
と感じるとき、ありますよね?
そのようなときは、自分と相手の「思い込み」が違っているのですね。
ただ、お互いの「思い込み」は違っていて当然です。
いろいろな考え方をする人がいて、様々な「思い込み」を持っている人がいるからです。
裏を返せば、「思い込み」が強すぎる人ほど、ほかの人との対立がおきやすいものでもあります。
「こうあるべき」という「思い込み」が強ければ強いほど、ほかの人がその「思い込み」を破ったときに、イライラや怒りに変わるということです。
ですから、良いコミュニケーションをとろうとするなら、なるべく自分の「思い込み」を反映させないほうがいいのですね。
たとえば、子どもが塾をさぼったことがわかったとします。
そのときに親が「塾には行かなければならない」という「思い込み」をもっていたら、「なぜ、塾に行かないのか?」という風になりますよね。
ただ、そのように親がすごんで子どもを問い詰めたら、出てくるのは言い訳でしょう。
何か本当の理由があったとしても、本音を言うことはないと思います。
そこで理由を強要したら、「親に何を言っても無駄だろうな・・・」と思うはずです。
このようなときこそ、「塾には行かなければならない」という「思い込み」を手放してみることが大事なのですね。
「塾に行きたくない理由があったのか?」といった質問や、「いま、どんなことを感じてる?」という感じで、子どものことを聞いてあげるといいでしょう。
おそらく、会社に行きたくなくて、ズル休みする大人の状況と似ているのではないかと思います(笑)。
「思い込み」に対して「それは本当か?」と聞いてみる
「思い込み」は、ときに自分の信念にもなるものなので、プラスの方向にはたらくこともあります。
ただ、その「思い込み」によって、ほかの人にイライラしてしまったり、自分が苦しむようなら、ゆるめてみると生きやすくなります。
普段から、「思い込み」をゆるめるトレーニングをしてみましょう。
では、どのようなトレーニングをすればいいのでしょうか?
私のおすすめは、「それは本当か?」と聞いてみることです。
たとえば、「塾には行かなければならない」という思い込みがあったら、「それは本当か?」と、問い返してみるのですね。
・「男は、家族のために働かなければならない」
→それは本当か?世の中には、主夫をしている人もいるし、共働きの人たちもたくさんいるよね」
・「仕事では間違ってはいけない」
→「それは本当か?100%間違えない人はいない。間違っても訂正できる仕事はたくさんある。本当に間違ってはいけない仕事だけ慎重にやれば大丈夫なのでは?」
・「目標はつくらなければいけない」
→「それは本当か?目標を持つと苦しくなる人もいる。他人がつくった目標よりも、自分軸にあったやり方で行動していけばいいのでは?」
これまで、「当然、こうあるべき」「こうでなくちゃおかしいでしょ」「そうでなくてはならない」と思い込んでいたことに、「それは本当か?」とつけてみる。
すると、今までの「思い込み」に対して、ほかの選択肢が出てきます。
そのようにして自分の「思い込み」にゆさぶりをかけることで、思考に柔軟性が出るのですね。
「べき」や「ねばならない」の「思い込み」に苦しんでいるときは、思考の気分転換として「それは本当か?」と、自分に尋ねるようにしてみましょう。
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■編集後記
昨日は、会社終わりで書く仕事に集中。
毎年恒例で突然予定が入ることがあったので今年は空けておいたのですが、残念ながら今年は予定が入りませんでした(笑)。
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