書く習慣

「KPT法」でふり返りの習慣を身につけよう

投稿日:2015/04/15


「PDCA」サイクルは、とても優秀なフォーマットです。

ただし、アクションを明確にするためには、要素が少し不足しているように感じます。

そこで、別の手法「KPT」をご紹介いたします。

 

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「PDCA」サイクルの重要ポイントはどの部分なのか?

目標を設定するとき、まずは

・計画して(プラン)

・実行する(ドゥー)

という2つのプロセスがありますよね。

たいていの人はこのこまでは到達します。

また、普段の仕事や家事などの活動をしていれば、計画の有る無しにかかわらず、なんとなく実行できてしまうものです。

しかし、大切なのは、実行したあとに、

・成果を測定して、評価をする

という「C」の部分と、

・今後どのようなアクションをとっていくのか

という「A」の部分です。

大切なわりに「C」「A」のプロセスは意外と忘れられがちではないでしょうか?

「C」「A」がないと「ただやっているだけ」という風になりがちです。

私が新しい習慣を身につけようとして挫折するときは、このチェックとアクションのプロセスを軽視したときが多いです。

なぜか「ふり返って結果を評価する」「次のアクションはこうする」という部分を面倒くさく感じてしまうのですよね……。

そこで本日は、今の私がふり返りに活用しているフォーマットをご紹介いたします。

 

「KPT法」のご紹介とやり方

ご安心くださいね。

ぼくが使えているフォーマットですから(笑)、もちろんシンプルです。

それは、

「KPT法」

と呼ばれているものです。

ふり返りの項目は、

・Keep

・Problem

・Try

という、3つの項目。

3つの単語の頭文字をとって「KPT法」と呼ばれています。

ふり返るために下図のようなフォーマットがあります。

 

KPT法_フレームワーク Sheet1

 

では、書いていきましょう。

例として、「オーディオ学習を習慣化する」について書いてみますね。

 

1:Keep

まず、左上の枠は「キープ」です。

・良かったこと

・続けること

を書いていきます。

できたこととして、

・通勤の往復で平日は毎日オーディオ学習ができた

・聴きたかったオーディオブックを2冊分聴くことができた

などと書いていきます。

 

2:Problem

次に、左下の枠で、ここは「プロブレム」。

・困ったこと

・問題点

を書きます。

問題点として、

・水曜日の帰り道で、iPhoneの充電が無くなってしまった

・電車の中はうるさくて、ところどころ内容が聞こえなかった場所があった

といったことをあげます。

 

3:Try

最後は、右のスペース全体を使います。

「トライ」ということで、

・今後の活動で試したいこと

そして、

・キープの項目で上がったものを強化する

・プロブレムを改善する

といったことも書いていきましょう。

例でいえば、

・iPhoneの充電池を持ち歩くことにしよう

・ノイズキャンセリング機能がついたヘッドフォンを購入する

・週末はウォーキングをしながらオーディオ学習をしてみよう

といった案が出てくるでしょう。

 

とても簡単にざっくりとご紹介しましたが、これでふり返りは完成です。

『行動習慣ナビゲーター』講座でも学んだのですが、

「人は枠があると埋めたくなる」

という心理があります。

KPTも、その気持を利用しているのですね。

 

定期的に振り返る習慣

さて、「KPT法」はいかがでしたでしょうか?

もちろん、もっと詳しく緻密なレビューをしたい方が、項目を増やすことは自由です。

ただ、ふり返りの習慣がない方は、欲ばらないほうがいいです。

まずはこの3つのポイントで、チャレンジや目標への進ちょくを定期的にふり返る習慣をつけてみましょう。

ポイントは2つ。

・いつやるか?

・何をふり返るのか?

を決めておくことです。

やれば分かっていただけると思いますが、シンプルですけれど最低限のチェックポイントは抑えられています。

何より、まずは実行してみることが重要です。

ふり返りの習慣がなかった方は、ぜひお試しくださいませ。

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