日常生活を送っていたり、仕事をしていれば、ミスはつきものです。
たまにダメージの大きいミスをしてしまうときもありますので、自分なりに対策を考えておきましょう。
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ミスは早めに手放すと楽
私には、自分でも気づかなかった「特技」があることがわかりました。
それは、「自分のミスは、すぐに忘れてしまうこと」です。
先日、妻に指摘されました。(笑)
そして、たしかにそうなのです。(^_^;)
まわりにいる人たちはたいへんかもしれませんが、、、私自身はミスを引きずるのはよくないと思っているので、メンタル的には助かっています。
ただ、以前の私は、今ほど厚かましくはなく、自分のミスをずっと覚えていて、長くひきずるタイプでした。
自責思考でミスを考えすぎない
「自責思考」と「他責思考」という言葉があります。
30代まで、私は「他責思考」で生きてきました。
自分にとって良くないことや思いどおりにいかないことがあれば、
・政治が悪い
・会社が悪い
・上司が悪い
・周囲の人たちが悪い
などと思っていました。。。
(かなり恥ずかしいですが・・・)
しかし、いくつかの名著や尊敬する人たちに出会い、「今の自分じゃだめだわ。。。よし!これからは自責思考で生きていこう!」と、「自責」で生きていこうと決めました。
といっても、思考習慣が変わるのは習慣化の中でももっとも難易度が高く、変化するまでに時間がかかります。
それでも、あきらめずに少しずつ現実が変化していきました。
時間が経過してくると、徐々に自分が見ている世界が変わったのですね。
何が変化したかというと、選択や行動に、少しだけ自分らしさが出てくるようになったのです。
そうすると、ミスをしても必要以上に自分を責めることが減ってきました。
「自分からミスをしたくて、ミスをしているわけではない」という、考えてみれば当たり前のことに考えついたのです。
また、そのように考えられるようになったら、ほかの人のミスに対しても、かなり寛容になりました。
実際、あえてミスをする人はいませんよね。
ただ、最初は私が「自責」の意味を勘違いをしていて、どんなミスであっても(たとえ私がいっさい悪くなくても)、「自分が悪いんだ・・・」と思いこむようになっていたのです。
自責も度を過ぎては、自分が萎縮するばかり。
そうなれば、かえってさらなるミスを招くことにもなりかねません。
平常心をとり戻す3つの方法
では、どうすればいいのでしょうか。
私が考える方法は、「できるだけ早くミスを忘れて、平常心に戻ること」です。
一生懸命やっていてもミスすることはありますし、不可抗力のミスもあります。
この世に完ぺきな人はいませんから、「ミスがない」という人がいたら、、、鈍感すぎるのかもしれません。。。
「ミスをしない」という看板を掲げてしまうと、怖いのはミスを隠すことですよね。
個人だけでなく、組織も同じで、隠ぺい体質になってしまうのです。
それよりも、ミスをしてしまったら早めに認め、「ミスをしてしまい申し訳ありません!」と言える人に私はなりたいです。
よく「取り返しのつかないミス」と言いますが、そのような大きなミスというのはそうそう起こりません。
ミスがあってもある程度のリカバリーはできますし、挽回も可能なミスが多いはずです。
それは、仕事でも、人生でも同じですよね。
だからこそ、ミスがあったときは、ミスが広がらないこと、ダメージを最小限に食い止めることです。
そのために私がやっていることを3つあげてみました。
1:ネタにする
ミスをネタにしてしまうことです。
ブログをやっていれば、これができます。
不特定多数の人に向けたブログで自分のミスを書いてしまうと、不思議とすっきりします。
書くことによるデトックスのようなイメージです。
また、ミスからの立ち直り方法もブログにすれば、ほかの人への貢献になる可能性もありますね。
2:ふり返りをして言語化する
ミスを書いて、ふり返ります。
ふり返りは「ひとり会議」などでおこないます。
やり方は、シンプルに「KPT」です。
KPTをやると、原因を冷静に考えることができるのはもちろん、最後に改善策を出せるのがいいのですよね。
すると、ミスをミスとしてみとめつつ、次につなげることが可能になるのです。
3:ほかの人に話す
ほかの人に、自分のミスのことを話します。
自分の中だけで抱えていると、もやもやがたまり、近視眼的な距離としてミスを扱うことになります。
そうなると、ミスの思念のようなものがまとわりついて、いつまでも自分から離れません。
そこで、ミスを自分以外の人に話すことによって、ミスに対して客観的な視点を得るわけです。
心理学の世界では「クリアリング」と言って、心のくもりを除去するような効果があります。
これは、できれば否定をせずに自分の話を味方の視点で聞いてくれる人、たとえばマイコーチや気心の知れた友人などがおすすめです。
もちろん、奥さん(ご主人)やパートナーでもかまいませんが、、、味方になってくれないと、さらにダメージを受けるかもしれませんので注意が必要でしょう。(笑)
もしミスをしてしまったのなら、求められているのは解決に向けて進むことです。
いたずらに自分を責めてもいいことはありません。
そのためにも、「できるだけ早くミスを忘れて、平常心に戻ること」に集中することをおすすめしたいのです。
上にあげた3つの方法も、ぜひお試しくださいませ。
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■編集後記
昨日は、起業志望の方(20代の男性)とお話する機会がありました。
話している私をまっすぐ見て、懸命にメモをとり、「実践してみます!」といって、その場で来月の私のセミナーに参加してくださることに。
このフットワークの軽さ、お見事です。
私も「これくらい熱心に20代から学んでいればなぁ・・・。今ごろもう少しましだったはず(^_^;)」と思ってしまいました。(笑)
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