親子の人間関係は、完璧主義を手放すことでだいぶ良好になるのではないか、と考えています。
私が考えるポイントは、
・自分への完璧主義をゆるめる
・子どもへの完璧主義をゆるめる
という2つです。
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親子関係に完璧主義を持ち込むのはデメリットが多い
昨日は、娘の保育園時代の5家族が集まる忘年会でした。
そこで話題に出た話で、興味深かったテーマがあります。
それは、「子どもに対する完璧主義」です。
親子が一緒に生活する日常に完璧主義を持ち込むと、お互いの関係性がつらいものになります。
私が話したのは「家族に完璧主義を持ち込む2つのデメリット」でした。
それは、
1:自分への「こうあるべき」思考が自分を苦しめる
2:子どもに「きちんとする」を求めると不満を感じやすくなる
という2つの完璧主義思考です。
1つずつ説明していきますね。
1:自分への「こうあるべき」思考が自分を苦しめる
自分自身に「こうあるべき」を求めると、ストレスフルになります。
たとえば、私の妻のケースです。
最初の子ども(息子)が生まれた当時は、
・良き妻でありたい
・模範的な母親でありたい
・仕事でも優秀なスタッフでありたい
といった想いを持っていたそうです(無意識のうちに、です)。
ただ、そうなると、精神的にも追い込まれますし、時間のやりくりがつかず、とても疲れている状態だった、と話していました。
そうであれば、休みの日にゆっくり寝るという選択肢があったはずです。
それなのに、私と息子が「仮面ライダー」を楽しみに観ている時にときにまで、「ねえ、掃除機をかけたいんだけど」と話す感じになっていたのですね。(^_^;)
そのようなときに、私が「少しくらいほこりがたまってたって、すぐに死ぬわけじゃないよね?」と言ったのです。
そのとき、妻は、ハッとしたそうです。
妻自身の思考が、
・こうあるべき
・こうあらねばならない
という完璧主義思考にしばられていたことに気づいた、ということでした。
その後、子育てに対する「こうあるべき」を少しずつ手放していくようになりました。
仕事が遅くなり、保育園で息子がグズれば、夕食を手作りする時間がなくなります。
そうしたら、「お弁当を買ったっていいんだよね」と思えるようになりました。
洗濯物がたまってしまったら、「週末に、夫にコインランドリーで乾燥機にかけてもらおう」と考えられるようになったのです。
妻は「良い加減」になり、いい意味で力が抜けたのですね。
この思考の変化は、妻にも、私にも大きな変化でした。
おかげで、2人目の娘は、妻も私もリラックスしまっている感じです。(笑)
2:子どもに「きちんとする」を求めると不満を感じやすくなる
もう1つの完璧主義思考の弊害は、子どもに「きちんとする」を求めてしまう、ということです。
私たちは大人同士でも、「自分がきちんとやっているのだから、当然、相手も同じようにしてくれるだろう」という発想になりがちですよね。
ただ、そう考えてしまうと、相手に対して寛容になれません。
自分が思い描くイメージと現実が異なるので、相手の一挙手一投足にイライラするようになってしまうのです。
さらに、「どうしてこんなこともできないの?」と思ってしまう、ということですね。
子どもにも、この「こうあるべき」を適用してしまうと厳しいです。
「こうあるべき」を押しつけられた子どもは、大人と同じルールを持っているわけではないので、わけがわかりません。。。
何となく、「怒られるから、言われたとおりにしよう」みたいな対応になって終わってしまうのです。
言うまでもなく、子どもは不完全な生き物です。
当然、私たち大人も不完全ですし、言ってしまえば組織や国家だって不完全。
つまり、世の中はすべて不完全なものの集合体なのですよね。
ですから、すべての物事が、より良い状態をもとめて改善し続けているだけ。
常にプロセスなのです。
「誰もが、最善を尽くしているように、子どもも、自分なりに最善を尽くしているんだよね」と考えると、子どものことを受け入れられ、許容できるようになっていくのではないでしょうか。
そう考えれば、子どもの言動にイライラしたり、怒ったりすることは減るはずです。
結果として、大人のほうも感情的にも安定し、良い感情でいられるものです。
まとめ
子育てに「こうあるべき」や「きちんとする」を持ち込むと、親と子、両方が苦しくなります。
適度に「こうあるべき」や「きちんとする」をゆるめて、「良い加減」になっていきましょう。
自分のためにも、子どものためにも、そうした完璧主義を手放してみることができれば、お互いのイライラや怒りが減るのだと考えています。
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■編集後記
記事のとおり、昨日は、娘の保育園時代の5家族で忘年会でした。
卒園して3年目になりますが、細く長く続いている関係はいいものですね。
1次会が盛り上がり、2次会はみんなでカラオケへ。
子どもたちがマイクを奪い合うなか、私は妻とback numberの「クリスマスソング」を一緒に熱唱。(笑)
そして娘とは、西野カナさんの「パッ」を歌い切りました。(笑)
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