当時の自分には非常識なことでも、10年たつと常識が変わります。
大事なのは「将来に渡って価値をもたらすか?」という判断です。
スポンサーリンク
仕事を早退してセミナー参加はだめ?
あなたは、会社の勤務時間中に、どうしても行きたいセミナーがあったらどうするでしょうか?
普通に考えれば、「いや、勤務時間中だし、無理でしょ」となりますよね。
私も10年前まではそのように考えていました。
ただ、今は考えが変わり、早退してでもセミナーに参加することが(たまに)あります。
理由は、セミナーというのは、講師の予定や内容の関係で、日時が限定されているからですね。
一方で、ルーティンの仕事であれば、お客さまとのアポがないのなら、セミナー前後にメール対応したり、翌日に早朝出社すればリカバリーは可能でしょう。
ですから、自分の努力次第である程度は何とかなるケースも多いはずです。
「そのときしかない」のか、「あとで挽回が可能なのか」のか。
そこを比較検討して、どちらを選ぶのかは、自分の選択です。
3日間休んでフォトリーディングを受講した経験
以前、本を速く読むために、フォトリーディングという速読講座を受講しました。
フォトリーディング集中講座は、私が受講したときは3日間でした。
当時は勝間和代さんから火がついた講座で大人気。
週末を待っていると、講座がとれませんでした。
しかし、「1日でも早くフォトリーディングを習得したい!」という想いがつのります。
悩んだ結果、最終的には、「将来のためには、いまこそフォトリーディングを受講しておきたい」という気持が勝利。
平日3日間を休んで、参加することに決めました。
当時は、営業部でもクライアント数だけは多く、かつ、社内で初めてのプロジェクト案件の担当。
そこで3日間休みをとるというのは、かなり苦しい選択です。
それでも、「後悔したいくない」という気持だけが強かったのですね。
さて、思い切って休んでみたものの、当然、会社の状況は気になっていました。
フォトリーディングの講座を受けつつも、半分会社のことに気をとられていた時間もあったと思います。
当時はスマートフォンがなかったので、リモートメールというサービスを使っていました(懐かしい・笑)。
休憩になると、すぐにフィーチャーフォンを取りだし、電源を入れて、メールをチェックします。
メールで何か要件があれば、会社に電話したり、お客さまに電話をしました。
休憩が終わる時間になっても電話が長引いたときもあり、あせりながら3日間の講座を受講したのです。
受けられる価値から選択を考える
そのようにして、3日間を過ごすうちに、事実としてわかったことがあります。
それは、「私がいなくても会社は普通に動いているし、仕事もまわっている」という事実でした。
そこまで困った様子もありません。
そうして、3日間の講座を終えて、翌日に私が職場に戻るとどうだったのか?
直後こそ多少たいへんだったものの、1日もすれば日常に戻りました。
社内外でたくさんの人にフォローしていただいたことは多かったのですが、、、逆にいえばそれでも仕事はまわっていたのです。
そのとき、「なんだ・・・自分がいなくても大丈夫じゃないか、、、」と思ったことを覚えています。
私のように、仕事の予定が詰まっているときは、
・自分だけががんばっている
・長時間働いている
・この仕事は自分しかできない
などと思いがちです。
しかし、私の場合、それは思いあがりであり、「自分がいないとだめだ」という勘違いでした。(^_^;)
それも、特別に仕組みづくりなどをしていたわけではありませんので、なおさらです。
今ならよくわかるのですが、組織の中の1人の力というのは、せいぜいこんなものなのですよね。
(それが組織で働くメリットでもあるのですが)
ですから、どうしても参加したいセミナーがあれば、早退をしてでもセミナーに参加しても良いのだと考えています。
怖いのは、「勤務時間中だからだめだ」と、すぐに決めつけることですよね。
それでは、思考停止になってしまうでしょう。
ですから、
・緊急性
・限定性
・価値
から考えることによって、最善の選択をしたいものです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■編集後記
だからといって、何度も早退をくり返すのはだめですよ。(笑)
「本当に価値がある」というケースに限定です。
実際、私はあの当時にフォトリーディングを受講して本当に良かったと感じています!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
コメントを投稿するにはログインしてください。