「普通」や「平凡」は、嫌われる傾向にあるように思います。
しかし、私たちは「普通」や「平凡」を嫌いながらも、実は深層心理では「普通」や「平凡」を求めている面もあります。
それを手放したときこそ、いろいろな可能性が見えてくるものです。
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「自分は普通だ」という安心感
コーチングやブログを書くことで、私は「あるもの」を手放してしまったと思うことがあります。
それは、
・「自分は普通だ」という安心感
です。
世の中の変化のスピード、会社という組織の不安定さ、そのような1つの組織の中での自分の存在。
それらを考えたときに、自分の生き方・働き方と向き合って出てきた答えが「複業をやっていく」ということでした。
ただ、長いあいだ「普通」を目指してきただけに、そこを脱出することは難しいことでした。
物質的な面でも、精神的な面でも。
ただ、「普通」を手放さなければ、複業はできなかったのです。
無意識のうちに求めてしまう「普通」
ところで、「普通」の生き方とは、どのようなものでしょうか?
・高校や大学に進学する
・卒業して就職する
・文系だから営業や事務職に就く
・恋人にめぐり合う
・結婚する
・子どもを産む
・家を買う
・車を買う
・お墓を買う
といったところが、「普通」なのでしょうか。
私たちは、無意識のうちに「普通」という多数派を求めてしまいます。
そのほうが間違っていないように思われるので、安心できるのですね。
そこでは、自分の価値観よりも「多数派でいたい」と思ってしまうのです。
実際、自分の価値観や信念が明確な状態で、18〜22歳のときに就職活動ができる人というのはほとんどいないのではないでしょうか。
ですから、就職して何年か経過したあとに、ふと気づくわけです。
「このまま、今の会社にいて、本当の意味で幸福にはなれないのではないか」ということに。
もしかすると、あなたもそのようなことを感じているかもしれません。
しかし、仮に今の会社をやめたとして、その後にどのような選択肢があるのかはわからない。
それに、今の会社をやめたら「普通」ではなくなります。
周囲を見渡せば、
・会社員なら多少のがまんは必要だよ
・やりたいことで収入を得るなんてできるわけがないよ
・みんなも耐えながら住宅ローンや車のローンを払っているんだよ
という声が聞こえてきます。
そうなると、ますます「普通」を手放すことが怖くなるのですよね。
起業や複業を「川を飛びこえる」ことに例えたら
独立起業することを、「川を渡ること」に例えた話を聞いたことがあります。
すでに起業した人は、「川を飛びこえる前は確かに怖さもあったけれど、一度飛んでしまえば、それほど怖さはなかった。川の幅でいえば50cmくらいだった」と答えるそうです。
それは、すでに起業した人は、後ろからふり返ると、川幅がもっとも細い幅を見て話しているのです。
一方で、起業する前の人には、その川が一番大きくて広い幅を見ています。
それで、「こんな広いところ、飛び越えられるはずがない」と思ってしまうのですね。
一番広い場所ではなく、移動して、川幅がせまいところをみつけられるかもしれないのに、そこに視点がいきません。
ですから、ずっと「この川は怖い」と思っているままなのです。
私は複業を実践している身として、この例え話が、非常によく分かります。
私は、この川の幅こそ、その人が見ている「普通」なのではないかと気づきました。
川幅が広いところほど「普通」なのです。
ですから、飛び越えることが難しいと思うわけですね。
「普通」じゃないことを自分に許可する
くり返しになりますが、私たちは多数派が好きで、どこかで「普通」を求めるものです。
世間の「普通」や、世間の平均、偏差値50といったものをどこかで意識しているのです。
ですから、Web記事の「平均年収ランキング」などが気になるわけです。
そうして、「普通」を知って、安心したり、不安になります。
何しろ、私たちは、社会人になって、自分がある程度自由に選択できるようになるまで、「普通」というレールを外れる経験をしないものなのですよね。
ですから、たとえば起業や複業をしようと思っても、レールから外れることが怖いのです。
私自身をふり返っても、「普通」は嫌だ、と思いながらも、
・特に大金持ちではないけれど、特別に貧乏というわけではない
・超一流の会社ではないけれど、特別にダメな会社というわけでもない
・すごくモテるわけではないけれど、恋愛経験がないわけではない
というような「普通」に安心している感覚はありました。
しかし、自分の目指したい未来や人生の方向性を考えたときに、「今のまま会社員をやっているだけでは、永遠にたどりつけない」ことが明確にわかってしまったのですね。
それで複業家を目指すことにしました。
ですから、複業をやりたいと思っている人にお伝えしたいのは、
・今のまま会社員をやっていて、「人生で得たいもの」は得られますか?
という問いに答えることが大事だと思います。
そして、答えが「No」であれば、行動を起こすときだと思います。
「普通」を手放すことは怖いです。
私も怖かったのが正直なところです。
しかし、「普通」を手放した先にこそ、「人生で得たいもの」があるというのは、よく聞く話です。
実際、私もそうでした。
もしも、あなたが「人生を変えたい」と思うなら、一度「普通」を手放すとしたら、何ができるか、それを考えてみることをおすすめしたいです。
いきなりではなく、ちょっとずつ、少しずつでいいので、「普通」を忘れてみましょう。
「普通」じゃないことを自分に許可したら、どんなことができそうですか?
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■編集後記
昨日は、会社終わりでコーチングセッション。
来年1月にセミナーとワークショップを初開催していただくことを約束。
そこからの広がりをイメージすると、私も心躍るものがありました。
その後、習慣化チームで来年の「習慣化の学校」に向けて、Zoomでミーティング。
習慣化コンサルタントの古川さんからシステムコーチングのスタイルで「どんなチームにしたいか?」といった問に、禁句なしで率直コミュニケーション。
私自身、深い気づきがあり、充実の時間となりました。(^_^)
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