良習慣の習慣

ブームにする習慣と定番にする習慣。長期視点の習慣は「定番」にしていこう。

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「定番」という言葉に、どんな印象を持っていますか?

「代表的」という感覚ならまだしも、「平凡」とか、「ありきたり」とか、「決まりきったもの」といった否定的なニュアンスを持っている方も多いのではないでしょうか?

ただ、習慣化の意味合いでいえば、「ブーム」よりも「定番」が大事です。

 

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幸運から時の人になる人たち

マラソンやトライアスロンなどのスポーツをやっていると、ちょっとしたラッキーが起こることはあります。

しかし、「全然トレーニングしてなかったし、実力もないけど、運だけで完走できてしまった」といういうようなラッキー。

そのような幸運は基本的にあり得ません。

「幸運」と聞くと、無名だった人が、一躍「時の人」となり、有名になっていくようなプロセスをイメージしがちです。

たとえば、ミュージシャンやお笑い芸人だけでなく、俳優やビジネス書著者といった人たちもありますね。

いったんそのような成功をすると、あとは流れるようにテレビや雑誌に登場します。

私のようにほとんどテレビを観なくても「最近、この人、毎日のように見るね」と言うようになるのですよね。

しかし、一定期間をすぎても残り続ける人というのはひと握り。

たいていの人は、スキャンダルを起こしたり、スタッフ受けが悪いなどという噂が流れて、今度は「そういえば、最近あの人見ないね?」と言うようになります。(笑)

おそらく、その人の周囲から人が逃げていき、仕事も来なくなって、やがて表舞台で目にしなくなるのでしょう。

 

野茂英雄さんの「ブームにして欲しくない」という言葉

野球の世界で、本格的にメジャーリーグにチャレンジした選手に、野茂英雄投手がいます。

今でこそメジャーリーグは身近な存在になりましたが、当時は野球ファンでさえ、文字通り「海の向こうの世界」という感覚でした。

そこに単身乗り込んで大活躍、「NOMO旋風」を巻き起こしたのです。

その際、渦中の野茂投手がインタビューで答えていた言葉が脳裏に残っています。

それは、「この盛り上がりを、一過性のブームにして欲しくない」というニュアンスの言葉でした。

確かに、現状は成績もよく、盛り上がりを見せている。

しかし、ブームになってしまうと、それは「定番」ではなくなります。

ブームは必ず終りがありますから、「終焉」を匂わすような影響を与えたくなかったのだと感じました。

これは、人だけでなく、ファッションや娯楽などのブームにも同じことが言えるでしょう。

 

キーになる習慣は「ブーム」ではなく「定番」を目指す

習慣化でいえば、運動も、ダイエットも、自分の未来にとって必要な習慣なのであれば、「ブーム」にしてしまってはなりません。

目指すべきは「定番」です。

短期間のうちにつくられたブームは、短期間で終息をむかえます。

私たちが目指すべき習慣化は、長期的な成功のはずですよね。

それを前提とするのであれば、できるだけ時間をかけて成功していく意識を持って良いはずです。

もちろん、結果は早く欲しいのが人の気持ですよね。

それでも、人間関係は効率化できませんし、自分のスキルだって1夜にして大変化を遂げるわけはありません。

お金であっても、宝くじに頼るのではなく、じっくりと時間をかけて資産をつくっていったほうが良いのではないでしょうか。

仮に、短期間で儲かる話があったとしても、管理できる能力がなければ、すぐに消えていってしまうかもしれません。

人生は短いかもしれませんが、でも、同時に人生は長いのです。

目指すべき将来のキーになり得る習慣は、定番にしていくように心がけましょう。

 

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■編集後記

昨日はトライアスロンチーム「ポセイ丼」のメンバーが「五島長崎 国際トライアスロン大会」に挑戦。

ロングのレース(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km=226.2km)にチャレンジしていたので、家族との買い物中に、時間を見つけてはレース速報を見ていました。(笑)

3度目のチャレンジで見事に初完走を果たした友人のゴールを知った瞬間は嬉しかったですね。

彼がかなづちだったことを知っているだけに(東京体育館のプールで、私とかなづち競争をしたことがあります・笑)、ひときわ感激してしまいました。(^_^)

ブログでの完走記を楽しみにしています。

自由に生きる公認会計士のブログ。

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・100kmウルトラマラソンランナー
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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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