コミュニケーションの習慣

未来のトラブルを未然に防ぐために。フィードフォワードを活用しよう。

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目標達成のためには、信頼できる人から自分の行動に対するフィードバックが有効です。

それと同様に、未来を考えるように導く「フィードフォワード」も重要だと考えています。

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軌道のずれを修正するフィードバック

コーチングでは、クライアントとのオリエンテーションやプレコーチングを通してビジョンを共有します。

ビジョンを共有したあと、ビジョンに近づくための目標設定をおこないます。

ゴール達成のあとに得たいものも明確にしたら、いよいよコーチングのスタートです。

目標は形を変えつつも、ビジョン到達までPDCAサイクルをまわし、サポートやフォローをおこないます。

目標到達をサポートする際に必ず使うスキルが、「フィードバック」です。

フィードバックは軍事用語でもあって、「砲弾の着弾点が目標からどのくらいずれているかを射手に伝える」という意味です。

かんたんに言うと、軌道のずれをフィードバックによって正常に戻すようなイメージですね。

たとえば、フルマラソン完走を目指しているクライアントが、オーバートレーニングで故障してしまった場合、トレーニング量などを調整して適正に戻します。

そのようなリアクションをフィードバックと呼びます。

「フィードバッカー」をご存じでしょうか?あなたにはフィードバックで目標と現在地のズレを伝えてくれる人はいますか? | 【良習慣の力!】ブログ

コーチのフィードバックに目が覚める!信頼関係の上に成り立つインパクトある「気づき」とは。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

フィードフォワードは未来の事象に対するアプローチ

一方、「フィードバック」の反対に、「フィードフォワード」という言葉があります。

こちらはあまりなじみがない言葉かもしれません。

システムを正常な軌道にするという意味合いではフィードバックと似ています。

区別すると、フィードバックが「過去の事象」に向けておこなわるのに対して、フィードフォーワードは文字どおり「未来の事象」に向けておこなわれるものなのです。

フィードフォワードの意味としては、何か異変を感じて「このままいくとまずいことが起こりそうだな」というケースで、まだ現象が起きていない状況で注意を促すわけです。

先のフルマラソン完走にチャレンジしているクライアントの例で考えてみましょう。

クライアントがジョギングをがんばりすぎて故障してしまいそうだな、ということを予見した際に、コーチは「このままだとオーバートレーニングで故障してしまうかもしれませんので、このあたりでちょっと休みましょう」と提案するのです。

そうして長期的な目的を思い出してもらい、休息をとってもらう、といったようなはたらきかけをおこなうことをフィードフォワードと呼びます。

もっとシンプルにいうと、家を出るときに、

・雨が降っていたら傘をさす

という行動がフィードバックで、

・(今はふっていないけれど)雨が降りそうだな、と思えば傘を持っていく

という行動がフィードフォーワードです。

 

フィードフォワードでトラブルの種を未然に防ぐ

私自身もそうなのですが、前進しようと思っているときには、がんばりつつも「はたして、今の自分はゴールに近づいているのだろうか・・・?間違っているのではないか?」ということに不安を感じるものです。

だからこそ、コーチはフィードバックとフィードフォワードをくり返すことにより、クライアントにより正確に自分の現在位置を知ってもらうように促します。

具体的には、フィードバックは、

・今の調子で進んでいけば、ゴール達成は確実です!
・先週は行動が進んでいなかったので、今週はリカバリーの週にしましょう。

といった言葉がけで、一方のフィードフォワードは、

・現在の良いペースを続けていったときに、最後に超えるべきハードルは何ですか?
・このまま行動が進まなかったら、3年後のあなたはどのような生活をしていると思いますか?

といったような声かけになるでしょう。

目標達成においては、現状を明らかにして、現実を直視することは欠かせないポイントです。

それと同時に、フィードフォワードによって事前にトラブル対策が大切なのですよね。

必然性のあるトラブルを、そのままにしておくわけにはいきません。

先の通り、雨が降りそうなときに、空模様をチェックしたり、天気予報を調べるのと同じことです。

ただ、フィードバックとフィードフォワードを比べると、フィードフォワードのほうが難しいスキルです。

ですから、コーチやコンサルタントのように、客観的に自分を見てくれる人をつけられると理想的ですね(もちろんセルフチェックでもやれないことはないと思いますが)。

「あー、こうなることがわかっていたのに・・・」と後悔する前に、フィードフォワードによって未来の問題を未然に防いでいきましょう。

 

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■編集後記

習慣化専門学校のメンバーで、お互いの「強み」や「こうすればもっと良くなる」という点をまさにフィードバックし合っています。

こういうことって、親しくない人に聞いても当たり障りのない意見しかもらえないもの。

1年の苦楽を共にしてきたメンバーだからこそできることでもあるのですよね。(^_^)

私も、手痛いフィードバックを受けています。。。(笑)

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