「聞く」「聴く」「訊く」「効く」。
一言で言えないくらい「きく」には様々な表現があります。
その中でも大事なのは、「聞く」と「聴く」の違いを理解しておくことです。
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「売れる営業マン」はみんな外交的?
15年前まで、私がイメージする「売れる営業マン像」がありました。
なんとなく、
・社交的、外交的
・アグレッシブ
・強引、豪腕
・話がうまい
・ポジティブ
という感じでしたね。
実際、義父はそのような営業マンのタイプ。
会社員として勤めていた頃は、レジスターの営業で全国トップセールスを何度もとったことがあります。
私は、そのような義父とは正反対のタイプなので、お酒を酌み交わしつつ、義父の武勇伝を聞いては「やっぱり、売れる営業マンと自分は違うわ・・・」と思っては、自分で勝手にへこんでいました。(^_^;)
その義父と会話をしているとよく思うことがあります。
それは、「あれ?こっちの話を聞いてるのかな?」と思うことです。
有り体にいえば、「こちらの話がスルーされている(ことがある)」ということですね。(笑)
ですから、義父にコーチングのことを話しても、「結局、何なの?」という感じです。
そこから考えると、おそらくバブル世代のトップセールスたちは、きっと「聞く・聴く」というコミュニケーションは、あまり重要視されていなかったのでしょうね。
「聞く」と「聴く」という2種類の「きく」
確かに、「聞く」ことは難しいものです。
「聴く」というのは、それに輪をかけて難しい。
「聴く」という漢字は、
・「耳」だけではなく、「目」と「心」を使って「聴く」
からです。
この「聴く」ができるようになると、コミュニケーションの質はグッとあがるのです。
では、「聞く」と「聴く」の違いはどのようなイメージなのか、書いてみます。
まずは「聞く」です。
聞く
・自分のペースで聞く
・相手の話を判断しながら聞く
・間違いを正そうとしながら聞く
・自分が質問するために聞く
・自分の価値観を通して聞く
一方の「聴く」はどうでしょうか。
聴く
・相手のペースで聴く
・相手の話を評価せずに聴く
・相手の話をまずは100%受け入れて聴く
・相手のための質問をするために聴く
・自分の前提は手放して聴く
といった違いがあります。
学校では教えてくれない「聴く」
さて、あなたは、
・聞く
・聴く
どちらで相手の話をきいているでしょうか?
私の感覚では、おそらくたいていの人は「聴く」はできていません。
それもそのはずで、私たちは「聴く」ことを学ぶことはほとんどないからです。
話し方教室やプレゼンテーションを学ぶことはありますけれども。
それでは、上達のしようがありませんよね。
しかし、40代をすぎて思うのは、ビジネスを含めた人間関係を深めていくためには、話すことよりも「聴く」ことのほうがはるかに重要です。
重要なことだからこそ、忍耐も求められますし、上達も遅効性です。
相手のことを許すことも必要ですし、相手を信じる器も求められます。
そして、それこそが、人格的な成長をしていくために、必要なことなのではないでしょうか。
仕事では重要な顧客を担当し、部下を持つ人も増えるでしょう。
家族を持つ人もたくさんいます。
そのような仕事でもプライベートでもおだやかな人間関係をつくっていうためには、話すよりも「聴く」ことが重要なのです。
答えを急がず、愛情を持って。
何よりも、私たちが「話す」より「聴く」ことが、相手に対する敬意を表せます。
それは、相手へのプレゼントなのだと思うのです。
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■編集後記
昨日は、朝10時から夜6時30分まで「習慣化の学校」1dayコンサルティング。
メンバーの人生の変革期に立ち会っていることを実感する時間でした。
そのあとは定例の懇親会。
今回は、3ヶ月に一度の「習慣化の智慧」コミュニティーとの合同懇親会でした。
昨日は私が代理の幹事を引き受けたので、妙に落ち着かず、終了時間をずっと気にしてしまいました。。。(^_^;)
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