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「一見大事そうに見える緊急事項」を詰め込んで成功した人はいない 〜サバマヨパンからの学び〜

投稿日:2020/08/04


私たちの毎日には「一見大事そうに見える緊急事項」がたくさんやってきます。

その勢いに流されないように対処していきましょう。




 

「サバマヨパン」を買って失敗した話

先日、タイムマネジメントに関する興味深いできごとがありました。

家族でスーパーに買い物にいったときのことです。

パンの売り場を通りかったときに、こんなパンが目に入りました。

 

そう、サバマヨパンです。

珍しくないですか?(笑)

おもしろかったり、新しいことに手を出しがちな私はすぐに買ってみました。

サバマヨパン。

買って帰宅しましたが、あることに気づきました。

それは、

・いつ食べるのか決めないまま買ってしまった

ということです。(笑)

妻に「これ、いつ食べるの?」と聞かれて、ハッとしました。

興味本位で買ったのは悪くはないと思うのです。

今まで試したことがないことを行なうのは私の中では「善」なので。

ただ、どのタイミングで食べるか決めていなければ、せっかく買ったサバマヨパンもあまり意味がありませんよね。

結局、翌朝は食べ忘れてしまい、会社に持っていくわけにもいかず、夜ごはんととも食べる結果となりました。

あきらかに食べすぎです。

無理して食べることにもなりました。

強い後悔まではいかなったです。

でも、「またやってしまった感」はありました。

 


 

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「一見大事そうに見える緊急事項」に流される理由

このできごと、じつはタイムマネジメントにも共通する話なのです。

私たちの24時間は、常にやることでうまっています。

「こんな1日をつくっていこう」と意図していかなければ、「やらなければいけないこと」で埋め尽くされてしまうのです。

ですから、そのまま流れですごしてしまうと、「やらなければいけないこと」だけに取り組むこととなります。

結果として、「おめでとうございます!平凡な1日が完成しました」となってしまうだけなのですね。

要は、流されるだけでは、充実した1日をつくることはできないということです。

ですから、計画をたてることが重要だとこのブログでも何度もお伝えしています。

取り組むタスクを決めたり、やらないことを決めることも大事。

「今日1日が終わるとき、何が完了していたら充実感があるのか?」を考えることも欠かせないものです。

そして、懸命な方は実際に計画をしているでしょう。

そこまではいいのです。

でも、計画をたてても、その通りにはいきませんよね。

「これ、急ぎの仕事です!」ということが目の前にやってくると、計画よりも目の前のことをやってしまうのです。

「一見大事そうに見える緊急事項」に意識が奪われてしまうのですね。

私の失敗は「サバマヨパン=一見大事そうに見える緊急事項」ととらえてしまったところに原因があります。

でも、私たちの脳は興味深いと思いませんか?

どれほど頭の中で「これが重要だ」と思っていることがあっても、目の前に「今これをやらなくていいの?」というできごとがやってくるとそれを優先してしまうのですから。

どれほど優先順位が低くても、「一見大事そうに見える緊急事項」を重要なできごととしてとらえてしまうのです。

たとえば、携帯電話への着信。

事前に「今日はどんなことよりもブログを優先するぞ!」と思っていても、お客さまから携帯電話がかかってくる。

電話をとると「至急で対応をお願いしたいことがあります!」と言われたら、そちらが「一見大事そうに見える緊急事項」になって、電話を優先してしまうのです。

この対応をくり返してうまくいった人はいません。

なぜなら、常にほかの人の価値観に沿って時間を消費することになるからです。

 


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1日10分、3ステップで重要事項を明確にする

では、目の前にやってくる「一見大事そうに見える緊急事項」にどう対処していけばいいのでしょうか。

私がおこなっている対策を3ステップでご紹介します。

ステップ1:タスクを紙に書き出す

ステップ2:重要事項を決める

ステップ3:実行する環境を決める

 

ステップ1:タスクを紙に書き出す

「一見大事そうに見える緊急事項」に引きずられてしまうのは、あなたにとっての重要事項を決めていないからです。

そのために何をするか?

おすすめは、紙に書き出すことです。

頭の中にあるさまざまなタスクややらなければならないことをすべて出しきりましょう。

脳から紙の上にダウンロードするようなイメージです。

できれば5分はとりたいところです。

タイマーを活用するといいですね。

タイマーのスイッチを入れて、紙に書き出すことに集中する。

その時間は慣れるととても気持ちのいい時間です。

 

ステップ2:重要事項を決める

書き出しが終わったら、その中で重要なタスクを3つにしぼりましょう。

「このタスクが重要」だということをしぼりきるのです。

それがはっきりわかっていれば、「一見大事そうに見える緊急事項」をスルーすることだってできるようになります。

でも、「一見大事そうに見える緊急事項」に流されるときは、たいてい計画を忘れてしまっているとき。

重要な活動にレーザーを当てていないから、エネルギーが分散してしまうわけです。

そのためにも、事前に書き出すステップ1が重要なのです。

頭の中で思いついた順番に取り組んでいると、優先順位を間違えます。

ですから、

・ステップ1:タスクを紙に書き出す→ステップ2:重要事項を決める

の順番が大事なのです。

この2つのステップは「レーザー思考」と呼ばれています。

やることが多すぎてつかれた人におすすめの時間管理。3つの重要活動を決める→「レーザー思考」でしぼる。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

ステップ3:実行する環境を決める

最後は行動・実行・実践ですね。

このとき重要なのは「何を」「どうする」という2つの要素を決めること。

これを決めるだけで成功率が3倍高まります。

できれば、15分でいいので実行するタイミングをGoogleカレンダーや手帳に入れましょう。

あとは「if-thenプランニング」も有効ですね。

ただし、「if」の部分があいまいだと成功確率がさがります。

ぜひ、「if」を明確にしてみましょう。

if-thenプランニングの成功確率を高める方法 | 【良習慣の力!】ブログ

 

習慣としての行動なら、「習慣化の9項目」で決めることもおすすめです。

それぞれの項目を埋めていくだけで、簡単に行動が明確化されます。

妄想(というレベルの大きな目標)を実現に近づける方法 | 【良習慣の力!】ブログ

 

この3ステップで重要事項を明確になります。

そして、実行する環境をセッティングする。

短時間で終わりますが、これを計画した1日と計画しなかった1日には大きな差があります。

1日10分でいいので、取り組んでみましょう。

そうしないと、食べるタイミングがないサバマヨパンを買ってしまうことになってしまいますので。(笑)

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」の朝活ファシリテーションからスタート。

会社の仕事に追われつつも定時すぎに退社して「早起き習慣化プロジェクト」メンバーとのコーチングセッション。

その後、「習慣化の学校」の1週間シートにフィードバックコメント。

ある個人プロジェクトの企画書ブラッシュアップも。

さらにそのあとに「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッションでした。

帰りは帰宅ランを実施しつつ、「習慣化オンラインサロン」の新しいプロジェクトの進行を考えるなど。

目まぐるしくも充実の1日でした。(^^)


 


 

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■キャリア
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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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