良習慣の習慣

夜ルーティン(夜の習慣)をつくるコツ。3つのステップでターゲットをしぼる。

投稿日:2019/07/29





「帰宅後の習慣化が難しいんです」というお悩みがあります。

たしかに朝ルーティンよりも強敵なんですよね。

そのようなときは、3つのステップで「夜ルーティン」づくりにトライしてみましょう。

 

優柔不断な人が好きな価値観は「自由」

「優柔不断な人」が、好んでいる価値観があります。

それは、

・自由

です。

そうなんです、私を含めて、

・優柔不断な人

・決断が遅い人

・先のばしをしてしまう人

たちは、

・自由が好き

なんですね。

なぜ、私たちは自由が好きなのでしょうか。

それは「可能性が残っている状態」にしておきたいのです。

自由というのは、いろいろな選択肢を選べることです。

「職業選択の自由」がない時代には、職業を選ぶことができなかったんですよね。

それは不幸な時代だったはずです。

好きじゃなくても、得意じゃなくても、決められた仕職業につかなければならなかったのでしょうから。

人が好きで営業が得意な人でも、オフィスで経理業務をやらなければならなかったのかもしれません。

でも、今の時代は違います。

会社員でいてもいいし、起業してもいい。

対人援助職でたくさんの人に会ってもいいし、自宅で誰にも会わずにインターネットでビジネスをしてもいい。

「選択ができる=自由がある」わけです。

 


 

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選択肢が増えすぎると後悔する可能性が高まる

長い間、私が勘違いしていたことがあります。

それは、

・選択肢はたくさん持っていたほうがいい

ということです。

実際、選択肢があるからこそ、選択をすることができるわけですよね。

たとえば、お金があるとうれしいのは、選択肢が増えるからです。

同じお金を払ってジムに通うなら、ランニングマシンしかないジムよりも、プールやトレーニングルームもついているジムの方がお得だと思いますよね。

それは、たしかに一面的には正しいんですよね。

ただ、よく考えたいことがあります。

それは、

・自分がどんな行動をとるのか決まっていないときは、選択肢があることは迷いを生む

ということです。

じつは、人間の無意識は

・選択肢に弱い

そうです。

たとえば、トライアスロンのトレーニングをしようとしているとします。

トレーニングの選択肢は、スイム、バイク、ランという3つの選択肢です。

このとき、自分がこれまでにランニングを習慣化している人は、ランニングをすることを選びやすいのだそうです。

この話を聞いたとき、おもしろいことだと思ったんですよね。

「選択肢がほしい」と言って、選択肢が増えているのに、ほかの選択肢から選んでいないのですから(笑)。

まさに私は当てはまります。

スイムもバイクもできる時間帯に、ランニングすることを選んでしまうのです。

もちろん、準備や手間が一番かからない種目だからなんですが、走ることで手っ取り早く「運動したという充実感」を得ようとしてしまうわけです。

それで、ランニングを終えたあと「あ、、、この時間だったら、プールがバイクにしておけばよかったな、、、」と、あとでちょっと後悔します。

心理学の研究では、「選択肢が多いときほど、選択したことの満足度が減り、後悔が増える」ということもわかっているそうです。

これも、選択肢があるからこそ「やっぱり、あっちにしておけばよかったな」と思いがちだということですよね。

せっかく選択肢を増やしたのに、後悔が増えてしまうのは避けたいと思うのではないでしょうか。

 


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選択肢を減らすことが生活の満足度を高める

では、どうすれば、選択肢を持ちながらも、後悔しない選択をできるようになるのでしょうか?

 

1:選択肢を減らす

私がおすすめする最初におこなう対策は、

・自分で選択肢を減らすこと

です。

たとえば、1週間の計画をたてる「ひとり戦略会議」を実施するときは、「これはやったほうがいい」レベルのものは、切り捨てましょう。

いわゆる「小さな石」やほかの人に頼めるタスクは手放すこと。

そうして、選択肢を減らしましょう。

 

2:メインのターゲット行動(もっとも重要なタスク)を1つ決める

次に、1週間や1日の中に、メインとなるターゲット行動を決めておくことこと。

もっとも重要なタスクである「MIT(Most Important Task)」を設定しましょう。

「今週はこれだけは確実に実行する!」ということを決めておくことが大事で、それが次の1週間に充実感をつくるコツです。

 

3:その後のタスクの流れを決めておく

さらにやっておきたいのは、

・取りくむタスクの順番を決めておくこと

です。

帰宅して着替えたら、

・ブログを書く→お風呂に入る→食事をする・・・

という風に設定しておくこと。

それを行なうだけでも、実行率が明らかに高まるでしょう。

 

選択肢をしぼろう

仕事から疲れて帰宅したあと、なぜ習慣化できないのでしょうか。

私がサポートしている方々で、もっとも「やっぱりできませんでした、、、」という報告が一番多いのは、

・夜、帰宅したら○○する

という習慣化です。

これはおもしろいほどにできません・・・(笑)。

何より、私自身がそのトラップにはまりまくっているので、とてもよくわかるのですね。(^_^;)

会社では仕事を一生懸命やれたはずなのに、帰宅するとまるで別人のようにあできなくなるときがありませんか?

なぜ、同じ自分自身なのに、同じことができないのでしょうか?

その理由は、

・選択肢がたくさんあるから

なんです。

会社では、仕事をするしかありませんよね。

でも、帰宅したら、それこそ山のように選択肢が増えます。

食事をするのか、テレビを見るのか、家族と話すのか、お風呂に入るのか、ネットサーフィンをするのか、スマホをいじるのか。

選択肢が一気に増えますよね。

そして、それこそが「自由」なんです。

こうなったときに、あえて「よし、10kmランニングしよう!」とか、「よし!英語の学習をしよう!」とは、なかなか思えないものなんです。

夜になれば、意志のエネルギーも減っていますから、よけいに「より難易度の高い行動」を選ぶのは難しいわけです。

選択肢が大変なほうとラクなほうがあったら、当然のごとくラクな方を選びたくなるのが私たち人間です。

ですから、せめて「何をやるのか、そして、どんな順番でやるのか」ということを決めておく必要があるわけです。

 

まとめ

帰宅後の習慣化を成功させるための

1:選択肢を減らす

2:メインのターゲット行動(もっとも重要なタスク)を1つ決める

3:その後のタスクの流れを決めておく

という3つのステップ。

「夜のタスクの習慣化に悩んでいる」という方は、ぜひ、取り入れてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、終日「習慣化の学校」に参加。

アイスブレイクからスタートして、習慣のマトリックス考察やビリーフ探求のワークなど。

「習慣化の智慧」コミュニティーとの合同懇親会まで含めて、充実した時間となりました。(^_^)


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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