「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」
このフレーズをご存じでしょうか。
習慣化にも通じる教えがつまっているフレーズだということに気づきました。
習慣化とスポーツの共通点
習慣化することとスポーツは似ている。
私はそのように考えています。
理由は、
・どちらもウォーミングアップが重要だから
です。
たとえば、ランニングするときは、いきなり走り出すことはありません。
まずは準備運動やストレッチをして体の柔軟性を高めたり、体をあたためてから走り出します。
これはマラソンだけでなく、野球でキャッチボールをすることやサッカーでパス練習をするのと同じですね。
ウォーミングアップがケガを防ぎ、パフォーマンスアップにもつながります。
ビジネスや学習も同じです。
私は、朝出社して会社のデスクに座ると、タイマーをセットして5分間の片づけをするようにしています。
軽く体を動かすことにより、その後の仕事のパフォーマンスを高めるねらいです。
また、デスクまわりや書類が片づくと、やはり集中力も高まるんですよね。
簿記の資格試験のためにTACさんに通っていた頃は、授業前に簡単な計算式の小テストをやっていたことがあります。
あれは、きっと脳のウォーミングアップだったはずです。
これと習慣化も同じだと考えています。
つまり、習慣化するためにも、脳や体のウォーミングアップが必要だと思っているんですね。
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最終的なおいしさのための「初めちょろちょろ」
何ごとも続かなかった私が、物ごとを習慣化できるようになってきたのは、このウォーミングアップのアプローチを取り入れてきたからだと思っています。
実際、私の周囲で習慣化することが得意な人は、いきなりジャイアントステップで歩き出そうとしません。
それよりもベビーステップで小さく小さく歩き出すのです。
その方が、心理的なハードルや行動のハードルが下がることを知っているからなんですね。
自転車のこぎ出しと一緒で、物ごとは最初の「0→1」が1番エネルギーを使います。
そうして、初動に力を入れすぎずに、スムーズにすべり出す。
すると気分も上向きになり、リズムをつくれるわけです。
そうすれば力を入れすぎなくても前進することができますよね。
自転車でいきなり坂道をのぼるのは大変ですが、勢いをつけてから行けば、坂道をのぼることができるかもしれません。
ですから、最初からフルパワー全開ではなく、最初から徐々にスピードをのせていく方がいいのですね。
ここで上手に心と体をあたためられるかどうかが続けるためには大事です。
これが、習慣におけるウォーミングアップです。
挫折しがちな人は、いきなり重たくて大きな一歩を踏み出したくなる人です。
それよりも、軽く小さなステップを踏み出すのです。
このウォーミングアップ、ふと「何かに似ているなあ」と思いました。
そう、それは、お米の炊き方でした。
それが、昔に習った、
「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」
です(笑)。
「初めちょろちょろ」というのは、お米に水を吸収させるための時間のこと。
「予備炊き」とも呼ばれていて、よりお米の甘みを引き出すために、弱火でお米に吸水させるプロセスだそうです。
最終的においしいお米にするためには、いきなり炊き始めないこと。
あせらず徐々に、お米に水を吸収させることが大事なウォーミングアップになるんですね。
おいしいお米の炊き方は、良習慣定着にもつながるプロセスだったのです。
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ウォーミングアップでリズムをつくる
ウォーミングアップは、リズムをつくることにも有効です。
日本で3本の指にはいるコーチと言われるマスターコーチの谷口貴彦さんのワークショップに参加した時のことです。
当日のアジェンダは無し。
そこで、30人くらいの参加者からその場で質問を募りました。
そのようにして、谷口さんへの質問がホワイトボードにところ狭しと並びました。
私は「こんなにたくさんの問題、90分で終わるのかな、、、」と思っていました。
すると谷口さんは「じゃあ、簡単なところから解決していこう」と言って、ライトな問題からバーっと解決していったんですね。
簡単な問題を解決することでウォーミングアップをして、リズムをつくっていたのです。
結果的に、時間内にすべての質問が終了した、見事な展開でした。
このように、習慣化や目標達成には、
・ウォーミングアップの時間をとる
・リズムをつくる
というフェーズを取り入れることが重要です。
もしかすると最初は物足りなさを感じるかもしれません。
でも、それでいいのです(それがいいのです)。
もし、自分の感情がゆれそうになったら、「これでいいんだ」と言い聞かせましょう。
スタートはとにかく力を抑える。
フルマラソンのような長期的な目標達成も同じです。
新しい習慣や目標を設定してスタートしたときは、どうしてもすぐに成果が欲しくなるもの。
すると、いきなりたくさんの行動をとりたくなるんですよね。
私も、過去に何度もそのトラップにはまってきたのでよくわかります。(^_^;)
ただ、そうなると、スタートダッシュができる代わりに、あとになって失速が待っています。
全速力で走り続けることは、相当つらいですよね。
それはフルマラソンなのに、最初から全力疾走してしまうようなものです。
それでは完走は難しいでしょう。
ですから、習慣化や中長期的な目的には、ぜひウォーミングアップの発想を取り入れることをおすすめいたします。
心や体をあたためておいたほうが、あなたの最終的なパフォーマンスは高まりますので。
あせらずに、「初めちょろちょろ」で時間軸を長く見ていきましょう。
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■編集後記
昨日は、会社終わりで帰宅ラン。
「ひとり戦略会議」で、ふり返りもできました。
家族と一緒の時間をすごすこともできて、豊かさを感じられた1日でした。(^_^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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