自分のことよりも、ほかの人のことを優先的に考えてしまう人はいませんか?
ほかの人を幸せにするためには、まずは自分のことを満たすことが重要です。
そのためには言葉を活用してセルフイメージを高めていきましょう。
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「キャプテン翼」にみるマインドフルネスと自分欲求
最近、新たに放送している「キャプテン翼」を録画して観るのが楽しみです。
翼くんをはじめ、それぞれのキャラクターを見ていて思うのは、「自分たちも小学生の頃は、自然体すぎるくらい自然に、ただその瞬間を楽しく生きてたんだよな」ということです。
翼くんがサッカーボールを追いかけるように、私たちも小学校低学年くらいの頃は、無心に遊んでいたはずなのですよね。
その年代には好きなことを、「これが好きな理由は・・・」など言語化していなくても、何が好きなのか、何が嫌いなのか、感じる感性を持っていたのですね。
ですから、友だちにも自分の気持を素直に表現していたし、好きな子がいたらドキドキしながら話しかけていました。(笑)
そのような感じで、
・放課後は暗くなるまで野球に熱中する
・かと思えばドラクエにはまる
・「誕生日には新しいゲームを買って欲しいんだけど・・・」と親にねだる
自分の欲求に素直に生きていたわけです。
自然体だったので、あまり記憶が残っていないのも小学生の頃。
大人になってから考えているような悩みもなく、楽しくすごしていた記憶のほうが多いのではないでしょうか。
しかし、ある程度年齢を重ねてくると、誰でも「社会性」を考えるようになってきます。
というより、考えないといけないような状況になるのですよね。
大人になるにつれてつくられる「恐れ」という感情
私も、だいぶ鈍感だったので、、、あまり何も考えていませんでした。(^_^;)
すると、それまで一緒に遊んでいたメンバーに誘われなくなったり、仲間はずれにされたり、といった感じで、心穏やかにいられない状況がやってきます。
そこで感じるのが、「恐れ」という感情です。
そうして、また同じように「恐れ」を感じないように、いろいろと考えたり、自分が傷つかないようにガードを固めるようになるのですね。
「あいつは、俺のことをどう思ってるんだろう・・・」という、「ほかの人の気持は死んでもわからない」ようなことを悶々と考えたりするようになります。
「恐れ」から、自分を守らなくてはならないからですね。
やがて、周囲の人にどう思われるかが気になり、なるべく嫌われないようにして生きるようになります。
そうしていると、表面的には社会の中でうまく立ち回ることができます。
でも、それをずっと続けていってしまうと「自分で選んだと思わされている選択肢から選んでいる状態」が続き、30代や40代になって、「自分の好きなことがわからない」状態におちいってしまうのでしょう。
これはまさに私自身のことだったのでよくわかります。(^_^;)
思えば、私もずいぶんと守りを固めて生きてきたように思いますし、今でも鎧を着ていま。
でも、以前よりはずいぶん軽くなりました。
また、自分が好きなことも以前よりわかってきました、というよりは取り戻してきた、という感覚のほうが近いかもしれません。
そのような脱出の糸口は何だったのか、と言われると、私は「自分を知ること」にあったのではないかと考えています。
自分にはどのような欲求があり、何があると安心するのか。
どのようなときに挑戦できる状態になり、逆に何が不足していると動けなくなるのか。
そのような自己対話を重ねてきたことが、自分の感性を取り戻すのに必要だったのだと思うのです。
自分よりもほかの人からの評価を考えるとうまくいかない
自己対話。
コーチングや心理学を学び、今でこそよく使う言葉です。
しかし、それまでの人生で、「自分が自分をどのようにとらえているのか?」ということなど、考えたこともありませんでした。
それだけ自分を軽んじていたということですね。(^_^;)
むしろ、自分のことよりも、
・ほかの人にどう思われているか?
ということのほうが大事でした。
自分の目線ではなく、ほかの人の目線がどこを見ているのか。
自分の心の声を聴くことはなく、ほかの人が何を考えているのか。
いつでも、自分よりもほかの人を優先して生きてきたように思います。
しかし、皮肉にも、ほかの人を優先すると、人間関係がうまくいくわけではないのですよね。。。
今から考えるとよくわかるのですが、自分で自分のことを大事にしなければ、ほかの人から尊重されることはありません。
結局、自分と向き合っていないから、自己尊敬ではなく自己卑下になってしまうのです。
コーチングでも目標を決めても動き出せない人は、
・自己受容→自己信頼→自己尊重
というピラミッドができていない傾向にあります(もちろん、それを矯正する方法もありますが)。
ですから、
・自己否定→自己不信→自己卑下
になってしまう。
そうなると、行動が止まってしまうのですね。
「かも」と「もしも」でセルフイメージにゆらぎをつくる
では、セルフイメージを高めていくためにはどうすればいいのでしょうか?
シンプルですが簡単にできるのは、自分が使う言葉を変えることです。
ここで使いたい言葉を2つご紹介しますね。
まずは、
・かも
です。
・自分は、大器晩成の人かもしれない
・自分は、自分のことを大事にしていいのかもしれない
という感じで、「ゆらぎ」をつくります。
あなたに思い込みがあるときに、その思い込みを正しいと思いつつも、「その考えは100%正しくて、例外はないのですか?」と言われたら、「絶対とは言えないかも・・・」と思ってしませいませんか?
そのような「ゆらぎ」をつくるのが、「かも」です。
次に、使うのが
・もしも
です。
・もしも、自分が大器晩成の人だったら、自分はこれから何をするだろうか?
・もしも、自分に価値があるとしたら、どのような行動をとるだろうか?
というように、仮定を考えてみるのです。
やっていただくとわかりますが、「かも」でゆらぎをつくり、「もしも」で仮定を考えると、自分の思い込みが少しゆるむ感覚があるものです。
そうして、自己否定をくり返している思い込みがぼやけたときに、ようやく変わったあとの自分がイメージできるようになるのです。
イメージできなければ、なかなか実現は難しいもの。
そう考えると、「かも」と「もしも」を活用することは、大事なファーストステップになりますよね。
自分に価値を感じ、自分を大事にしていいのだということを自分に許可するためにも、「かも」と「もしも」で、自分のセルフイメージにゆらぎをつくってみましょう。
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■編集後記
昨日は、午前中にコーチングセッション。
午後は「こころが片づくノート術セミナー」に参加しました。
書きまくり、5時間がすぐにすぎてしまう内容でした。(^_^)
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