読書の習慣

「ぼくは、世界一楽しいサラリーマン」。自由なサラリーマンに学ぶ、ポジティブな視点と思考スタイル。

投稿日:2016/04/10


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“なりたい職業ランキング1位=サラリーマン”

「そのようになる日も近い。」

著者の石渡さんは書いています。

非常に意外に思ったこの言葉。

本書を読み進めるうちに、「なるほど。考え方次第では、本当にそうかもしれない。」と思える部分がありました。

 

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考え方を変えればパラダイムシフトが起こる

本書での石渡さんの主張は一貫しています。

この世界で、
サラリーマンが、
いちばん自由で、
いちばん楽しい職業だ。
(P6)

会社で働くほうがデカいことができるし、なにより「楽しい」からだ。
(P9)

著者の石渡さんのワークスタイルは、「企業人」と「起業家」のハイブリッド

いいとこどりの働き方。
楽しさだって2倍だ。
(P10)

さらに、それは石渡さんだからできるという特殊なものではなく、

自由で楽しいサラリーマンには誰だってなれる。

考え方を変えるだけで、今この瞬間からなれる。

ということなのです。

 

自由で楽しいサラリーマンに学ぶ「コトバ」3選

本書には、そのように考え方を変えるためのヒントがたくさん詰まっていました。

そのうち、インパクトがあった3つの言葉をピックアップします。

(1)サラリーマンほど「自由な職業」はない

カフェで仲間と雑談していても、
資料探しだといって本を読んでいても、
その時間にさえ会社は給料を払ってくれる。
(P16)

毎月口座にお金を振り込んでもらえるというのは、ものすごいことなんだ。
(P17)

食べていく保障がない人には自由があるようで実はない。
それは食べていかなくちゃならないから。
食べるための仕事がどうしても必要だからだ。
サラリーマンはそこを考えなくていい。
極端な話、お金のことを考えなくても食べていける。
ものすごい特権階級じゃないか。

だから自由。
(P17)

通勤に時間をかけなくてはいけない。

9時から5時にオフィスにいかなくてはいけない。

仕事のノルマもある。

どれほど自分が努力しても、業績によっては解雇されるリスクもある。

会社員とは、制約があって不自由のかたまりのように思えます。(^_^;)

しかし、制約の中にこそ、工夫が生まれるという側面はたしかにあるものです。

予算の少ない映画でも、見せ方やコストをかけない演出によって映画が面白くなることもあるのです。

また、制約があるからこそ、自由を求めて自己研鑽をするということもあるでしょう。

制約は、必ずしも悪ではないのです。

 

(2)お金より、自由より、大切なものがある

お金はある。
欲しいものは買える。
思い通りになる時間もある。
地位もある。
やろうと思えば大抵のことはできる。
でも、満たされない自分がいた。
その理由はただひとつ。
小さな成功を求めた結果、
ぼくのまわりから本当の仲間がいなくなっていたからだ。
(P110)

人と人がつながること。
これは最高に幸せなことだ。
(P111)

高級車よりも、1億円よりも、
ともに泣き、笑える仲間のほうが価値がある。
いまのぼくは、そう思える。
(P112)

以前、独立起業した方のエピソードを思い出しました。

その方は、会社をやめたあと、1人で大きな仕事を受注しました。

そのときに、一緒に喜ぶ仲間がいなくて少しさびしい思いをしたというのです。

これは、人それぞれでしょうが、そのように感じる方もあるかもしれません。

 

(3)人生は2倍楽しめる

サラリーマンなのに、歌手である。
サラリーマンなのに、絵描きである。
サラリーマンなのに、覆面をかぶっている。
いろんなタイプのサラリーマンが出てきたら、
世界はもっと楽しくなるはず。

サラリーマンには、人生を2倍楽しめるチャンスがある。

サラリーマン+□□□

きみは□□□に何を入れる?

(P182〜183)

サラリーマンだからといって、ほかの仕事をやってはいけない決まりはありません(副業規定はありますが・・・)。

それよりも、人生を欲ばって、複数のキャリアを積む。

さらに、複数のキャリアを組み合わせる。

それによって、希少性の高い価値ある人材になれます。

私は、会社で営業としてお客様に感謝され、プロコーチとしてクライアントさんからお礼を言われた日がありました。

まさに、人生を2倍楽しんでいる感覚でした。

非常に共感できる言葉でした。

 

囚われずに遠くまで冒険しよう

高度経済成長期ならいざ知らず、最近では「サラリーマン」と聞いて、ポジティブなイメージを抱く人は少ないでしょう。

「社畜」とか、「ブラック企業」といった言葉があふれているからですよね。

しかし、著者の石渡さんは、そのような風潮を切り裂くべく、

“心が自由なら、どこにいても自由だ”

と書かれています。

もちろん、自由には責任がつきもの。

自由になるためには、相応の実力をつけなければなりません。

しかも、実力をつけるためには時間と労力とコストがかかります。

かんたんに成果が出るわけではありません。

ただ、本書で学んだ視点は、そういった風潮や常識に「囚われないことが大事じゃないか?」という視点でした。

・学歴がない。
・才能がない。
・これがルールだから。
・サラリーマンだから。

そのような思い込みにとらわれている限り、クリエイティブな生き方はできないのでしょう。

すぐにゴールを達成することは、たしかに難しいことです。

でも、ゴールを目指さなければ、永遠にゴールには近づきません。

だから、「根拠のない自信」を持って冒険に出てみよう。

思わず、そのようなアクティブな言葉が出てくる。

そんな熱い本でした。

最後に、石渡さんのメッセージを引用して記事を終わります。

“囚われなければ
どこまででも飛べる”
(P218)

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

家族との用事の合間をぬって、プールトレーニング。

ずっとうまくいかなかったクロールの手を入れかえるタイミングが、ようやくできるようになってきました。

少しずつは上達している、、、はずです。

素振りの習慣の効果だと思っています。(^_^)

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