モチベーションの習慣

未来の自分と現在の自分を満足させるゴールの考え方

投稿日:2024/01/19


1年後のゴールばかり見ていると、苦しくなりませんか?
ゴールを達成する習慣がある人たちは、どう考えているのか記事にしてみました。




 

私たちは「今すぐ」をとても好む

私たちの本能は、
・「今すぐ」がとても好き
です。

「打てば響く」ですね。

子どもが勉強よりゲームが好きな理由は、ここにあります。
ボタンを押せばすぐにリアクションがあるからです(電車の中でスマホでゲームに熱中する人も……)。

遊びやスポーツ(試合)は、リアクションが早いほうです。
何か行動をすれば、何かリターンがあります。

たとえば、野球。

バッターボックスに立てば、相手ピッチャーからボールが投げられます。
バットに当たれば、ボールが前に飛ぶ。

「今すぐ」結果がわかりますよね。
だから、おもしろいわけです。

これが「今すぐ」の強烈なメリットです。
そのため、たいていの人は「今すぐ」を追いかけるわけです。

ただ、「今すぐ」ばかりを追求していると、成果につながりません。

再びスポーツを例に出すと、初心者がそれに当たります。

初心者のときは、何もかもが新鮮です。
上達も目に見えるようにわかる。
ですから、楽しい。
続くわけです。

それが初心者のフェーズをすぎてしまうと、徐々に楽しさが薄れていきます。
すると、「今すぐ」が無くなり、興味を失います。

要するに「飽きる」ということですね。
結果が、「やーめた」につながります。

 


 

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私たちは「後で」がとても苦手

一方、「今すぐ」とは遠いものがあります。

それが、
「後で」
です。

せっかく行動したのに、「今すぐ」がない。
手応えがないので、楽しくないんです。

赤ちゃんがおもちゃを叩いても、何も反応しなかったら、そのおもちゃで遊ばなくなるように。

では、「後で」の代表的なものは何でしょうか。

それは、
・習慣形成
です。

あらためて私がお伝えするまでもなく、良習慣形成は、幸福な人生に欠かせない要素です。

ただ、私の実体験に基づいた話だったり、習慣形成の研究結果をお伝えしても、そこに「今すぐ」はありません。
まあ、地味な話なので、好まれないわけですね。(笑)

本当は、
・早起きしたら、次の日にいきなり時間活用の達人になった
とか、
・ランチをヘルシーにしたら、体重がいきなり5キロ減った
とか、
・英語学習を始めたら、1週間後にTOEIC300点をアップした
みたいになったらいいですよね。

ただ、そんな魔法はついぞ見たことがありません(私は)。

それでも、長く活躍している人たちは習慣の重要性を理解しています。
そのため、「今すぐ」のリアクションがなくても、今日もルーティンの実行に取り組んでいるわけです。
「後で」のリアクションのために。

 

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ハングリーと満足を同時に満たす行動は何か?

「今すぐ」を求めて停滞する人。
「後で」を求めて前進する人。

両者の違いは、どこにあるのでしょうか。

それは、
・視点
です。

シンプルに言えば、
・「今すぐ」の人→現在を見ている
・「後で」の人→未来を見ている
ということです。

この視点の違いが、両者の差をつくります。
時間の経過とともに差が大きくなっていくんです。

私たちが求めるのは、「後で」の後者ですよね。
でも、できれば「今すぐ」楽しいほうがいい。

では、どうすればいいのでしょうか。

シンプルに考えましょう。

両方いっぺんには手に入らないなら、
・両方を同時に満たすアクションを考える
ことがおすすめです。

表現がわかりづらいかもしれませんが、
Q:ハングリーと満足を同時に満たす行動は何か?
を考えましょう。

私が思い出すのは、フルマラソンへの初挑戦。

完走するためには、ギャップがあります。
不足しているところだけ見ると、足りないところだらけ。
「未来」を見すぎると苦しくなるんです。

ですから、
・1ヶ月で100キロ走る
というゴールを設定する。

すると、
・1週間で25キロ走ればいい
と思えます。

さらに細かくすれば、
・1日で3.5キロ走る
にする。

1キロ7分で走るとしても、30分で終わります。
そうなると「何となくできるかも」という感覚になったんです。

雨が降ったり、できない日があっても、週末で帳尻を合わせて、何と月間100キロをクリアできたんですよね。

こう考えると、
・遠くに見えるゴールを見ながら
・目の前を楽しむ
を同時に達成できます。

そうすれば、
・今日の自分も未来の自分も満たせる
わけです。

私だと、ブログもそれに当たります。
次の100記事区切りを目指しつつ、今日1日の1記事も更新する。

そうなると、
・今日の自分も未来の自分も満たせる
のです。

甲子園を目指しながら、日々の練習をする。
金メダルを目指しながら、日々のトレーニングをする。

同じ構造ですよね。

さて、あなたのゴールに活かすとしたら、どう適用できそうでしょうか。

ぜひ、紙とペンを用意して、アイデアを書き出してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にパーソナルコーチングのセッションでした。
クライアントのNさんが社内で表彰されたので、
成果発表のプレゼンのリハーサルや、初セミナーに
向けてのフィードバックなど。

「必ず成功させます!」という力強い言葉を聞くことができて、
本番が楽しみです。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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