コミュニケーションの習慣

コーチングでは「目指すゴールがないクライアント」とのセッションは難しい?

投稿日:2016/04/16


以前、友人である一流のヘッドハンターから、「転職希望者の中でも、『自分の目指す姿』を持っていない方のご支援はなかなかむずかしい部分がある」という話を聞きました。

これは、コーチングのクライアントさんと、大きな共通点のある話です。

「ゴールを持っていないクライアントさんにどう対処するべきか?」

私の考えと対応法を記事にしました。

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目標を持っていないクライアントさんはコーチングでの支援は困難?

冒頭のような話をすると、「ゴールを持っていないクライアントさんの場合は、コーチングができないの?」と思われう方もあるかもしれません。

もしも、本当に「目標とか、めざしているゴールはありません」という人があれば、正直言って、コーチングは困難です。

残念ながら、コーチングというスキルは万能ではありません。

コーチングは対象者を選びます。

なぜでしょうか?

 

クライアントご自身でさえ、自分のゴールが見えていない状況もある

マラソンにたとえるとわかりやすいと思いますが、コーチングとはクラアインとのゴール達成をご支援するものです。

それなのにゴールがないということは、「ゴールがないのに、どこを目指すのか?」ということになってしまうのです。

それは、クライアントさんが

・どこに向かえば良いのか?

・どんな行動をとれば理想に近づくのか?

・何を達成できたら嬉しいのか?

ということがわかっていないということです。

コーチは、「答えは、クライアントの中にある」というマインドでセッションを行います。

ですから、クライアントが欲しいもの・目指す場所ががわからなければ、コーチもご支援のしようがないのです。

実際、「あなたが人生で本当に得たいものは何ですか?」という質問をしても、即座に答えられる人は驚くほど少ないものです。

どれだけ、

「人間として成長をしたい。より良く変化したい。」

と言っている人でも、

「しかし、、、何をゴールにすれば良いのかわからない。。。」

と、悩まれている人が多いのです。

一方で、これまでに100人近くのクライアントさんとセッションをともにしてきましたが、「テーマがなくてコーチングができません。」ということはありませんでした。

テーマ設定に時間がかかることはありましたが、「コーチング」という言葉に反応できるくらいに意識レベルの高い方であれば、必ずしも何らかの目標を持っています。

ただ、気づくための方法をご存じなかったり、考えるための時間が確保できていない、というケースが多いのですね。

 

理想と現実にギャップを持っていない人はいない

現在の私は、

・私のコーチンングのクライアントさん
・習慣化専門学校の生徒さん
・「習慣化の智慧」のご参加者のみなさん
・私が主催している「早起き部」のメンバー

など、毎日50人くらいの方々の習慣化のプロセスをサポートしています。

それだけの数の方々の習慣化に携わるコーチというのは、おそらく日本有数ではないかと考えています。

それだけ多くの方とおつき合いしていると、「目標なんて特にありません。日々と適当に楽しく過ごせれば良いです。」と言う人にお会いしたこともあります。

私は、「目標や目指すゴールがないのなら、コーチングやセミナーを受ける意味はないのでは・・・。」と考えてしまいます。

しかし、よくよく話を聞いてみると、やはり、「その場にくるだけの理由」を持っています。

人は誰だって多少の不満や不安を抱えているものです。
(表からみると、非常に成功している人でも、それはゼロではないようです。)

ですから、理想と現実のギャップがある。

だからこそ、私は、「何もない」という方であっても、オリエンテーションの際に、「相手は、何かしら未来への希望や期待を持っている」というスタンスでお話を伺います。

そうすると、「本人も気づいていなかった目的」や、「目指したい方向性」が見つかる場合があります。

また、私は傾聴のプロなので、「あなたには、こういった可能性があるかもしれませんよ。その方向性を目指してみるのはいかがでしょうか?」というフィードバックをお伝えすることもできます。

そのような提案がきっかけになり、コーチングが動き出すこともあるのですね。

ただ、プロコーチとして正直なことを言えば、、、単発セッションには限界があります。(^_^;)

しかし、課題解決のためにプロコーチに話してみることが、解決の一助になる可能性はありますし、傾聴のプロに自分の課題を話すことは、人生の中で大きな価値があるでしょう。

単発セッションは、以下のフォームより受つけています。(^_^)
(有料になってしまいましたが、まだまだ格安です。)

【募集中】100人コーチングのご案内 | 【良習慣の力!】ブログ

 

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■編集後記

息子の塾が3教科から5教科に増えたこともあり、時間管理に手こずっていました。

昨日、じっくり話を聞いて、理想のスケジュールをヒアリング。

作成後、息子が「やることが明確になった」という感じが伝わってきました。

高校受験を控えた今年度、まだ「バージョン1」の作成ではありますので、PDCAをまわしていこうと思います。(^_^)

【お知らせ】
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良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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