モチベーションの習慣

卓越した結果を出す人が見ているところはどこなのか?

投稿日:2020/04/11


「自分は何をクリアしていくのか?」というゴールを持つことは重要です。

ただ、目の前のゴールだけにとらわれないようにする視点も忘れないようにしましょう。




 

なぜコーチングにはゴール設定が必要なのか?

あなたには、いま目指しているゴールはありますか?

コーチングでは、コーチがクライアントに必ずゴール(目標)を設定していただきます。

クライアントはご自身が目指すゴールに向かって行動し、コーチはクライアントの行動をサポートするわけです。

ですから、ゴールを設定しないと向かう方向がわかりません。

マラソンのゴールがなかったら、どのルートを走ればいいのかがわからないのと同じことですね。

それが、コーチングでゴール設定が必ず必要になる理由であり、同時にコーチングがとても重視している要素といえます。

ただ、クライアントにとっての本当の「ゴール」は、じつは目標を達成することではありません。

では、クライアントの最終的な目的はどこにあるのか。

それは、ゴールを実現した後に「やりたいこと」をするところにあります。

そこでプロコーチは、クライアントに「目標達成のあとの世界」を描いてもらうわけです。

 


 

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手段の先にある目的を見る

たとえば今年、大学受験をしていた息子と毎週15分くらいのショートコーチングをしていました。

そのときに私が息子に聞いていたのは「大学合格後のイメージ」です。

たとえば、

・キャンパスで友人たちと楽しんでいる自分

・サークルで思いっきり趣味を楽しんでいる自分

・専門的に勉強したいと思っている科目を学んでいる自分

などですね。

そういった「合格後の自分はどんなことをしているのか?」というイメージを、リアリティーを持って想像してもらうことにしていたんです。

大学生活を満喫している自分は、

・どんなシーンが見えているのか?

・どんな音が聞こえているのか?

・どんな感情を持っているのか?

というレベルまで尋ねたこともあります。

こういったことを想像するのが、ゴールに臨場感を持つということなんです。

ですから、合格体験記の本を買ったり、大学のホームページに載っている現役学生たちの声を読むこともすすめました。

それによって、「合格後の自分」のイメージをふくらませようとしていたわけです。

実際に、受験生はどうしても目の前の学習量に意識を奪われがちです。

息子も「平日は1日4時間、週末は10時間」みたいな目標をたてていました。

すると、いつの間にか「1日の勉強時間のノルマをクリアできるかできないか」という基準になってしまっていたんですよね。

それは、「大学に合格して、卒業後の人生を豊かにする」という未来の目的から、「学習ノルマをクリアして大学に合格する」という手段にすり替わってしまっている状態ということです。

このゴール設定だと、合格したあとに学ぶことをやめてしまうでしょう。

 


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目の前のゴールを未来へのプロセスに変える

私自身、ゴールを達成したあとに「燃え尽き症候群」になってしまうタイプです(この状態は何度も経験しています、、、)。

結果、せっかくゴール達成をしたのに、本来の「ありたい姿」とは違う状態の自分になってしまっている。

そういうトラップにはまるわけです。

それを避けるためにも、「合格後の自分」をできるだけ具体的にイメージすることがとても重要。

それができるようになってくると、それまで

・「毎日の学習のノルマをクリアすること」=ゴール

と思っていたものが、

・毎日の学習のノルマをクリアすること」=(大学生活を実現するまでの)プロセス

だということがわかるようになるんですね。

とらえ方が大きく変わるでしょう。

水泳の選手は、ゴールであるプールの壁よりも先にフィニッシュがあるイメージで泳いでいると言われています。

そうすると、ゴール直前でスピードが落ちないからです。

同じようにラグビーの選手は、相手選手の1メートル後方を狙ってタックルをするそうです。

それが強いタックルにつながるんですね。

コーチングにおけるクライアントのゴールもスポーツとまったく同じなんです。

自分(クライアント)は、ゴールを達成することが決まっている前提でいる。

すると「今はそのルートに沿って続けているプロセスにいるだけだ」と思えるんです。

そう思えれば、行動している状態で思うような成果がでなくても、不安が軽くなるでしょう。

そうなるためにも、自分がいま考えているゴールの1歩先をイメージすること。

それが、行動を継続するための強い原動力となります。

 


 

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■編集後記

昨日は、「良習慣塾」のキックオフミーティング。

昨年から長く構想しきて少しずつ準備を進めてきたプロジェクト。

無事に開塾の日を迎えられたのは感慨深いです。

2020年「マストゴール4つ」の中のひとつが実現しました。

もちろんこれがスタート。

メンバーのみなさんの成果を考えて、これからビシビシ行こうと思います。(^^)


 


 

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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