良習慣の習慣

保育園への送迎ができれば何でも習慣化できるはず。でも現実は・・・?

投稿日:2016/04/05


子どもの保育園の送迎を5年間毎日できるような強い人は、習慣化もかんたんにできるはずではないでしょうか?

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妻が保育園への送迎から解放された日

3月31日、娘が保育園を卒園したので、妻は5年間の保育園の送迎の役目を終えました。

文字通り、雨の日も、風の日も、雪の日も、毎日自転車で保育園の送り迎えを果たしたのです。

すごいことだと思います。

妻は息子も5年間送迎し続けたので、10年間も保育園の送り迎えをしているのです。

もちろん、もっと長い時間やられている方もいます。

なぜ、そのようなすごいことができるのでしょうか?

それは、子孫を守るという人間として大事な理由ももちろんあるでしょう。

今回テーマにしたいのは、その部分ではなく、保護者の行動のパワーです。

5年間毎日子どもを送迎するエネルギーがある人なら、何だって習慣化できると思いませんか?

しかし、保育園の送迎はできても、早起きができないと嘆くお母さんたちの声を生で聞きました(何度も・・・笑)。

私からすると、子どもを送迎するより、早起きするほうが簡単だと思うのですよね。

でも、事実はそうではないのです。

 

「目標」はかんたんにあきらめてしまうが、「目的」はあきらめられない

理由は、シンプルです。

子どもを送迎しないと、自分の人生にすぐに悪影響が出るからです。

・子どもを預けられない。
・会社に行けない。
・多くの人に迷惑がかかる。
・社内の評価が下がる。
・収入が減る。

ちょっと考えてみただけでも、すぐにわかりますよね。

だから、その痛みを回避しようとしているのです。

その痛みがすぐにイメージできるからこそ、雨がふっていても子どもを送迎できるのです。
(その理由を差し引いても、5年間の送迎は本当に偉業だと思います。)

この例からもわかるように、どうしてもやらなければならないことであれば、人間はなんとかするものです。

その場合、行動の理由が、

・目標

ではなく

・目的

として、きちんととらえられているからです。

目標というのは、ゴール達成までの何をやるか、という手法です。

でも、目的は、「何のためにそれをやるのか?」という行動の理由とイコールになっているのです。

先にあげたように、妻の保育園の送り迎えでいえば、「これをやらなかったら大変なことになる。だから避けたい。」ということがわかりやすいのです。

しかし、習慣化は、なかなかこの部分を実感するのが難しいのです。

ですから、強い行動力が発揮されません。

たとえば、日記を1日くらい書かなくても、すぐに悪影響が出るわけではありません。

思わずごはんを大盛りにしてしまっても、明日10キロ体重が増えるわけでもありません。

運動しなくても、3日後にドクターストップがかかるわけでもないのですよね。

人間は、どうしてもすぐに手に入る短期の欲望に弱いものです。

未来の不確定な大きい幸せよりも、目の前の確実な小さな喜びを得たくなってしまうのですよね。

 

自分のめざしているゴールは「目的」になっているか?

悪習慣も同じです。

・どうしてもダラダラがやめられない。
・ついスマホをいじってしまう。
・夜ふかしが楽しい。
・飲み会が面白い。

はい、私もよくわかります。(^_^;)

でも、そのような1日ばかりをすごしているだけでは、やはりまずいと思うわけです。

なぜなら、「今日という1日」は、間違いなく10年後のあなたの未来とつながっているからです。

私が、そのような堕落した日々から脱した頃の話です。

10年前のある日、私は、

「現状のスケジュールを10年続けたら、10年後の自分はどうなっているのか?」

という問いに向き合う時間をとったことがあります。

そのときの答えは、

「このままいったら、自分が決してのぞんでいない場所にたどりつくのは確実。いますぐ変化を起こさなければ自分だけでなく、妻や子どもにも悪影響が及んでしまう!」

というものでした。

私は、妻に、「自分のような能力レベルだと、ホームレスになってしまうかもしれない。。。」と、本当に話していたのです。

いまは絶対にそんなのは嫌ですし、なるつもりもありません。

そこから、自分なりに行動を積み重ねてきて、ようやくこのようにブログで偉そうなことを書けるようになりました(笑)。

「絶対に、このままじゃいけない・・・!」

強く、そのように感情が動いたからこそ、良習慣を身につけようと思ったのです。

カメの歩みのような一歩ですが、少しずつ前進していると感じています。

それは、

・「良習慣をたくさん身につけるぞ!」という目標

ではなく、

・「良習慣を身につけて、現状を変革する!」という目的

に変わっていたのです。

ただ、良習慣が効果をあらわすまでには、時間がかかります。

成果がでるまでの時間を、「がっかりタイム」と呼ぶ人もありますが、その「がっかりタイム」を乗り切れるかどうか。

我慢ができるか、耐えられるかどうか、です。

それは、あなたの行動の先に、「目的があるかどうか」がわかれ道。

自分のゴールが、目標だけでなく目的をともなっているか、再確認してみましょう。

 

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■編集後記

仕事終わりに自宅でSkypeセッション。

理想を描くワークを行ったところ、クライアントさんが感極まって、うっすらと涙声に・・・。

非常に嬉しい体験でした。(^_^)

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