ウルトラマラソン撃沈
6月1日に行われた東京は葛飾・柴又の100kmウルトラマラソンに出場しました。
結果、マラソンを始めて3年目、初めて関門制限をクリアできずに失格となりました。
結果としては、自分の実力不足を再確認することになったわけですが、これまで走ったどんなレースよりも強く印象に残る大会となったのです。
大量の言い訳
正直に告白すると、走っている間に
「もう2度と100kmマラソンを走るのはやめよう」
と思いました。
炎天下だったこともありますが、およそ2ヶ月ほどほとんどトレーニングできなかったこともあり、走っていて「つらい」と思ってしまったのです。
そんなメンタルで長い時間走っていると、つい考えてしまうのです。
「マラソンが本業じゃないんだし。」
とか、
「そもそも、5時間台のランナーが100kmって、完走できるわけない。」
とか、
「2ヶ月もまともに練習してないのに、完走なんて無理だよな。」
とか、
「その分、営業成績は良かったから。」
など。
いま改めて思うとかなりの弱気です。
こんな精神力では、100kmマラソンを完走することができないことが今回よくわかりました。(^_^;)
そんな気持で走っていると、すぐに歩きたくなります。
そして制限時間が来て、タイム落ちランナーを拾う車にピックアップされました。(汗)
恥ずかしいほど弱い自分
55kmの折り返し地点までたどり着くと、かなりのランナーがリタイアしていることが分かりました。
ここで、少しだけホッとしました。
「リタイアしたランナーはこんなにたくさんいるんだ」
と。
そして、RUNチームの仲間を見つけました。
折り返し地点までは着いたものの制限時間をオーバーしてしまったのだということ。
ここで、さらにホッとしました。
RUNチームで初めてリタイアするのが自分だけじゃなかったことに。
・・・ということを考えている時点でだめなんですよね。
でも、一瞬そういった思考が出てきてしまったのは事実。
いくら行動を変えても、人間の根本の思考習慣を変えるのは本当に大変ですね。
そんな弱い自分を反省しております。(汗)
この時点で16時すぎくらい。
まだまだ暑かった。
そして、この数時間後。
自分がいかに情けない考え方をしていたのか思い知らされました。
ゴールするランナーと自分の違い
19時頃、先にゴール地点まで着いたわたしたちは、まだ走っているRUNチームの仲間2人のゴールを待ちます。
Web上で経過を辿れるので、予想到着時間を見ながら待機していました。
その間にもどんどんゴールしていくランナーたちがいます。
目の前で感動の涙を流している人がいました。
わたしよりずっと高齢の男性もいました。
わたしより小柄で高齢の女性もいました。
そんなランナーたちを見ていて、自然に涙が流れてきました。
少なくとも今日一緒に走ったランナーたちの辛さが分かるから。
そして、自分の弱さが分かったから。
例えば、先にあげたわたしの言い訳の中では、
「マラソンが本業じゃないんだし。」
なんて、これらは他のランナーにも当てはまるんですよね。
(2ヶ月トレーニングしないで完走している人は皆無だと思いますが。。。)
みんな少ない時間をやりくりしてトレーニングしてきた結果、完走しているのでしょう。
だからこそ、涙を流して走るわけです。
だからこそ、ゴールしたときに思いっきり感動するわけです。
だからこそ、ゴールしたあと「もう走らなくていいんだ」と思えるわけです。
この時点で、ゴールした素晴らしいランナーたちとわたしとの違いが明確になりました。
要は、
【自分に言い訳しないで、完走する覚悟を決める】
ということです。
これに尽きるかもしれません。
ゴールしたランナーが持っていて、わたしが極端に不足していていたものです。
気持が強すぎて長くなってしまったので、明日に続けます。
【今日の気づき】
100kmウルトラマラソンを完走できるランナーは自分に言い訳しない(はず)
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