昨日の記事に引き続き「ルーキーコーチ」向けの講座からの学びを記事にいたします。
銀座コーチングスクールの副代表・林さんに教えていただいた話です。
コーチングやコンサルティングのような目に見えないサービスを提供する際に、ルーキーが忘れてはならない教訓のエピソードです。
看板がないお店
あなたは、いつもの商店街を歩いていました。
すると、前方に見たことのないお店があります。
「あれっ?今まで気づかなかったな。
こんなところにお店があったんだ。」
お店の外観には看板がありません。
ですから、どのようなお店か一見わかりませんでした。
ただ、そこでじっとお店を見ていたら、食事ができるお店らしい、ということは雰囲気で分かりました。
あなたは、ちょうどお腹が減っているタイミングだったので、お店に入店することにしたのです。
メニューもないお店
あなたは少し勇気を出してお店に入りました。
しかし、、、
「いらっしゃいませ」
というかけ声はありません。
少し不思議に思いながらも、メニューを手にとります。
・・・と思ったら、メニューもないのです。
しばらくすると、店主のような人が近づいてきました。
(店主)「ぜひぜひ、私の料理を食べていってください!美味しいですよ!」
急に出てきたわりには、かなりのやる気です。(笑)
とはいえ、あなたは少し困っています。
なぜなら、メニューがなかったのですよね。
あなたは店主に聞きました。
(あなた)「このお店は、何が食べれるのですか?」
店主が答えます。
(店主)「なんでもありますよ!和食もあります、イタリアンもできます、中華も対応可能ですし、なんならフレンチでもOKです!」
またもやあなたは困ってしまい、店主に尋ねました。
(あなた)「そうですか。。。では、何がお勧めですか?」
店主は即答します。
(店主)「なんでもお勧めです!」
もちろんあなたは、
(あなた)「・・・。」
となりますが、、、
お腹も減っていたので仕方なく、
(あなた)「じゃあ、ラーメンをお願いいたします。(ラーメンなら700円くらいだろう)」
とラーメンを注文しました。
そして、ラーメンを食べてお勘定をお願いしました。
(店主)「ありがとうございます!」
店主は、満面の笑みで伝票を持ってきます。
そうして、
(店主)「お代は3万円です!」
と言いました。
・・・。
このときのあなたの心情としては、、、
この写真(↓)のような気持でしょう。(笑)
看板を出そう、メニューをつくろう
以上でお話は終わりです。
いかがでしたでしょうか?
「ありえない!」
と思いますよね?(笑)
しかし、林さんに言わせると、ルーキーコーチの多く(ぼくを含め)はこのような状態でコーチングサービスを提供しようとしているのだそうです。
ルーキーコーチたちはコーチングをアピールします。
「コーチングって良いですよ!」
「目標達成できるんです!」
「ありたい姿に近づくことができます!」
あなた(クライアントさん)は尋ねます。
(あなた)「なるほど、おもしろそうですね!それで、コーチはどんな専門分野のコーチングをしてくれるのですか?」
(ルーキーコーチ)「えっと、、、ですから、とにかくなんでもできるんです!」
となってしまう・・・ということですね。(笑)
これでは、たとえコーチングに興味を持っていただいたとしても、契約には結びつかないでしょう。
サービスを提供する側としては、
「あっ、ぼくも同じようなことやっているな。。。」
と、ドキッとしました。(^_^;)
そのようなわけで、ぼくは少なくとも、
▼看板がない = どのようなサービスを提供してくれるのか分からない
▼メニューがない = どのようなコンテンツがあり、値段がいくらなのか分からない
ということは避けて、サービスやパッケージ商品を開発していきます!
本日はとくに自戒をこめて。(汗)
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
【今日の良習慣】
サービス提供には、▼専門分野の選定
と
▼コンテンツのメニュー化
を分かりやすく伝えることが基本
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