こんにちは!
銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。
先日「行動分析学」に関する本を読みました。
数年前に購入していたのですが、パラっとめくったところ、文体がいかにも学者さん風でちょっととっつきにくくて積ん読になっていました。(言い訳・笑)
ただ、今回は先日のコウスケさんの読書セミナーを受けて再チャレンジしてみました。
文章は多少難しくても、ぼくはこの数年で「行動すること」に対する学びが深まっていたのかもしれません。
内容に興味があると意外に楽しく読めるんですね。
ということで本日はこちらの書籍から学んだことをご紹介いたします!
【本日のお勧め本】
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なぜ、人は行動するのか?
近年のぼくのマイ研究テーマ(笑)のひとつに、
「なぜ、人は行動するのか?」
というものがあります。
これを理解できたら、良習慣の定着に役立ちますし、自分の行動量も上げられるし、コーチングのクライアントさんにも役立つはずです。
今回読んだ本は行動分析学を扱っているので、ぼくにうってつけの内容だったのです。
弱音を吐く人の心理
ところで、あなたの周りに、
「弱音を吐く人」
はいませんか?
たとえば、ぼくの周りにも、
「会社を辞めたい」
とか、
「この仕事には向いてないのかもしれない」
とか、
「私はあの人みたいにはできない」
とか、こぼす人がいます。(汗)
その人は、なぜ弱音を吐くのでしょうか?
多くの人は、
「精神が幼い」
とか、
「甘えがあるからだ」
という精神論を語ってしまいがちではないでしょうか?
でも、それでは問題は解決しません。
「行動」に着目することが重要なのです。
ここで、本書にも例が出ていた会社員の「タカシさん」の行動を見ていきましょう。
「弱音を吐く」というのは、行動として曖昧なので、具体的に
【「僕はもうだめだ」と言う】
行動として考えます。
タカシさんは、ほとんど口ぐせのように、
「僕はもうだめだ」
と言います。
上司や同僚からは、「タカシさんはすぐに弱音を吐く人」という風に見られています。
穏やかで優しい同僚たちは、タカシさんが弱音を吐くたびに
「何かあったの?」
とか、
「大丈夫?」
と声をかけます。
タカシさんの上司も怒鳴ったりするタイプではなく、励ましていました。
この流れを文章で表現すると、、、
【同僚に声をかけられていない ☞ 「僕はもうだめだ」と言う ☞ 同僚に声をかけてもらえる】
とか、
【上司に励ましてもらっていない ☞ 「僕はもうだめだ」と言う ☞ 上司に励ましてもらえる】
という行動の流れとなります。
人は「行動の後になにがあるか」によって行動する
この行動の流れから分かることはどのようなことだと思いますか?
そうです。
お気づきの方も多いと思いますが、このタカシさんの、
【「僕はもうだめだ」と言う行動】
には、メリットが隠されているのですよね。
たとえば、タカシさんが「僕はもうだめだ」と言うと、
▼同僚に声をかけてもらえる
▼上司に励ましてもらえる
▼困難な作業を軽減してもらえる
▼自分を助けてくれる環境があることに安心できる
というご褒美があるのです。
このようなタカシさん本人のメリットに気づかずに、
「精神が弱い」
とか、
「甘い」
などと言っても問題は解決しないのです。
ということで、このタカシさんの行動のプロセスを考えていくと、
「人はなぜその行動をするのか?」
という問いに対する大きなヒントが隠されているようです。
このプロセスを探っていくと、ビジネスでも、プライベートでも、そして大人だけでなく子どもにも、
「なぜ、あの人はあのような行動をするのだろう?」
という目的を見つけることができるようになるのではないでしょうか?
いま思いついたのですが、FacebookやTwitterでネガティブな発言をしている人は、タカシさんのようなメリットを感じているのかもしれませんね。。。(^_^;)
幸いにも、ぼくの社外の友人にはそのような人はおらず、「初セミナー開催します!」といった投稿をしている人ばかりですが。(笑)
もちろん、人にはそれぞれの価値観があるという大前提があります。
しかし、その個人の価値観に向かっていく行動には、共通の法則があるのです。
本書には、その行動分析学の内容が「実践編」として示されています。
ご興味があればぜひ!
【今日のお勧め本】
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
【今日の気づき】
人が行動する目的には、必ず何らかのメリットが隠されているものである
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