こんにちは!
銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。
先日の記事でご紹介したこちらの本。
【本日のお勧め本】
行動分析学の中には「組織行動管理」という分野があるそうです。
当該分野でのアメリカ最大手企業は、オーブリー・ダニエルズ・インターナショナルという会社。
そのCEOであるダーネル・ラッタル博士の講演から考えたことを記事にいたします!
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任意の努力という概念
組織行動管理の分野では、
「ビジネスにおいてもっとも効率的なパフォーマンスを引き出す」
ために必要なことを科学的に扱っているそうです。
世界最大手の石油会社でも、行動分析学が他の科学的アプローチを圧倒しているのだとか。
ラッタル博士は、講演の中で
「任意の努力」
という概念を紹介していました。
「任意の努力」とはあまり耳慣れない日本語ですが、言語では「Descretionary Effort」ということです。
・・・余計に分かりづらくなりましたね。(笑)
実例を見ていきましょう。
「2種類の努力」の曲線
「任意の努力」を説明するための図があります。
ぜひリンクから概念図をみてくださいませ!
この図を見てみると、2つの曲線が示されています。
ひとつは、時間の経過とともに大きなパフォーマンスを上げています。
こちらを、
▼「したいからやる」曲線(「Want-to」curve)
と言います。
もう一方は、最低要求水準をクリアしたとたんに、横ばい状態となります。
こちらを、
▼「ねばならない」曲線(「Have-to」curve)
と呼びます。
最初こそ大きな差はないものの、時間の経過とともに両者のギャップが段違いに拡大しています。
企業にとって、どちらの社員が利益をもたらすのかは明らかですよね。
一例として、ダイムラー・クライスラーの実績紹介があります。
財務部門の社員に「任意の努力」が起きた場合、
・低レベルから中レベルのパフォーマンスの変化によって1500万ドル
・中レベルから高レベルのパフォーマンスの変化によって4500万ドル
という財務上の変化が表れたそうです。
4500万ドルということは、今は円安ですが、仮に1ドル=100円で計算したとしても45億円ですよ。。。(驚)
「やりたいからやる」がベストパフォーマンスにつながる
このように「言われたことだけやりなさい」という組織文化に長い間身を置いていると、組織や個人が持っているはずの本来のパフォーマンスが発揮されません。
反対に「良いと思うことはどんどんチャレンジしてOK!」という組織文化であるほうが、多少の失敗があっても結果的には成果が大きくなるのですね。
この両者のギャップは、時間がたてばたつほど大きな差となって表れるでしょう。
さらに面白いのは、先ほどの図では、実は、
▼「したいからやる曲線」の社員
の方が、
▼「やらねばならない曲線」の社員
より、もともとのパフォーマンスが低い状態から始まっていることです。
それが、「やりたいからやる」ことによって、能力の高い人を追い抜く可能性が出てくるわけです。
これは、ぼく(もともとの資質がたいしたことない・涙)にとって良いことを聞きました!(^_^)
(ブログタイトルに「朗報」としたのは個人的な気持です。すみません・笑)
やはり、せっかくの人生ですから、自分が興味を持てることに時間とエネルギーとお金を投資して、新たな改善を積み重ねていくことで喜びや成長を感じたいものですよね。
その気持から生まれた行動や姿勢こそが、「やりたいからやる」、つまりアクティブかつクリエイティブな状態をつくり出すのです!
あなたの「やりたいからやる曲線」は、これからどのようなカーブを描いていきますか?
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
【今日の学び・気づき】
もともと持っている能力やスキルは高くなくても、「やりたいからやる」曲線で挑戦を続けることによって成果を高めることができる(行動分析学によって科学的に証明されている)
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