コミュニケーションの習慣 質問の習慣

人生のエンディングを考えることは、自分にとって大切な価値観を見つけることにつながる

投稿日:2014/11/05


 

こんにちは!

銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。

本日の記事は、、、

人によってはちょっとインパクトが強めかもしれませんのでご注意くださいませ。(汗)

先に結論だけお伝えすると、

「死を意識することは、生を意識すること」

という内容です!

【本日のお勧め本】
「パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術」
(アンドリュー・ソーベル/ジェロルド・パナス)

 

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photo credit: caribb via photopin cc

 

「行かなかった道」という詩

ロバート・フロストというアメリカの詩人が「行かなかった道」という詩を書いているそうです。

人生の岐路にさしかかったときの心情を美しい文章で表現しているということで興味深いです。

フロストが森をさまよっていると、道が2つに分かれています。

どちらの道も同じように落ち葉が積もっています。

でも、片側の道は人があまり通った跡がありません。

フロストは悩みます。

どちらに進むべきか?

どちらが正しいのか?

詩は、こんな風に終わっています。

 

森の中で道が二つに分かれていた、そして、私はーーー

私は人があまり通った跡のない道を選んだ

そして、それが人生を大きく変えた

(P133)

 

うーん、しびれます!(笑)

 

人生の終わりをイメージしてみる

こんな風に決断に迷うとき、良いワークがあることを知りました。

ちょっと刺激的ですが、、、

とても効果があります。

そのワークとは、やはり「質問」です。

その質問とは、

【今日、自分の死亡記事を書くとしたら、どんな略歴を書きたいですか?】

です。

書き間違いではありませんよ。(笑)

生きてる本人が、自分の死亡記事の略歴を書くのです。

本来、死亡記事というのは、あとに残された自分以外の人が書くものですよね。

「縁起でもないことを書くな!」

という方には大変失礼な内容ですが、、、(^_^;)

 

人生のエンディングを考えると大切な価値観が分かる

しかし、別の意味で、生きているうちに役に立つケースがあるのです。

なぜなら、死亡記事の略歴を書こうとするとさまざまなことを考えざるをえません。

たとえば、

▼未来への人生設計で重要なことは何があるか?

▼自分にとって「もっとも大切なもの」は何か?

▼自分がいちばん楽しめることはどんなことなのか?

▼心の奥底に眠っている自分欲求にはどんなものがあるのか?

▼自分が死後に「ありがとう」と言いたい人は誰なのか?

▼もしくは、誰に「ありがとう」と言って欲しいのか?

▼自分は家族や友人たちにどんな人だったと言って欲しいのか?

といったような、

「幸せな人生を歩むためにとても大切なことなのに、深く考える時間をとらずにやり過ごしていること」

について向き合うことが不可欠になるからです。

最初は少し難しいかもしれません。

時間もかかるでしょう。

その場合は、

「自分の葬儀をイメージして、大切な人が自分のことをスピーチしている場面」

を思い浮かべてみることをお勧めいたします。

あなたの大切な人は、あなたのことをどのように表現してスピーチをしているでしょうか?

そして、あなたは大切な人にそのように思われるような接し方をしていますか?

それらを考えることは、あなたの人生の本質を考えることにつながるはずです。

冒頭で述べた、

「死を意識することは、生を意識すること」

という意味が伝わると嬉しいです。(^_^)

何よりも、ドラッカー氏の

「何によって憶えられたいか?」

とい質問にも焦点があたりますからね。

これは、自分の価値観を浮き彫りにするとても興味深いワークですよ。

ぜひトライしてみましょう!

最後に、あなたに、もう一度質問いたしますね。

【今日、自分の死亡記事を書くとしたら、どんな略歴を書きたいですか?】

 

自らがなり得る最高の自分になる!

チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

 

【今日の質問】
今日、自分の死亡記事を書くとしたら、どんな略歴を書きたいですか?

 

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