こんにちは、伊藤です。
引き続き阿川佐和子さんの「聞く力」から考えたことを書きますね。
インタビューは生もの
阿川佐和子さんは、
「インタビューは生もの」
と書かれていました。
これは、コーチとしてセッションを行っているぼくには、本当にうなずける言葉です。
もちろん、コーチングだけでなくコンサルタンティング等の現場にいらっしゃる方は同意いただけるのではないでしょうか。
ギチギチよりもゆるくいく
コーチとしてクライアントさんとセッションしていて考えるのは、
「予定調和のセッションは盛り上がらない」
ということです。
ルーキーコーチであれば、セッションの型を守るのはある程度は仕方のないことです。
(むしろ、ルーキーのときこそ、基礎としての「型にはまる」のは大切だと考えています。)
でも、注意したいのは、あまりにも段取りが決まりきったセッションをしてしまうと、セッションの「ライブ感」が失われるのではないかということです。
セッションでは、必ずセッションテーマを設定します。
それはクライアントさんが解決したいことや目標に向かって行動していくための指針となるものです。
指針がなければゴールができませんから、ゴールは必ず設定する必要があります。
でも、ゴールが決まったら、ある程度のゆるさや余白が必要ではないかと考えているのです。
ギチギチのプロセスの中でセッションを進めたら、コーチもクライアントさんも苦しくなってくるからです。
即興性こそ面白さを生む
阿川さんがインタビューされるときは、3つくらいの質問の柱を考えていくだけで、あとは対談の流れによって聞くことを変えていくそうです。
「あれ?」と思うことを聞いたり、何か引っかかるものがあれば、その部分を広げていく。
質問の在庫がないので、話している人に集中されるのでしょう。
阿川さんが駆け出しの頃は、20個くらいの質問を考えていき、形式的に順番に聞いていたそうです。
もちろん、インタビューとしては成り立つのですが、インタビューとしての「深み」が出なかったそうです。
結果、記事にも「熱っぽさ」が出ません。
これは、仕事で形式的なルーティンをこなしているだけでは、卓越した成果が出ないことと同じですよね。
クライアントさん本人も分かっていなかった「気づき」や「発見」。
そして、コーチ自身もクライアントさんがどのような質問が「当たり」になるかは分かりません。
それは、まるでJAZZでの即興のアドリブ(インプロビゼーション)のようなものなのです。
そのような意味で、有効なアイディアや意外なひらめきこそ「ライブ感」の中にあるはず。
阿川さんの
「インタビューは生もの」
というフレーズを目にして、そのようなことを考えたのです。
自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
【今日の気づき】
会話、インタビュー、コーチングセッション、JAZZ。
すべては即興性の中に面白さがあるのではないか。
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