こんにちは、伊藤です。
先日、友人と話していて聞かれたことがありました。
ぼくがさまざまなことを、なんとか習慣化できるようになった今と、すべてのことに挫折していた頃(笑)では、
「もっとも違っている部分は何か?」
という質問でした。
少しだけ考えましたが、ぼくは
「ひと言で言えば、完ぺき主義を手放したことだと思う」
と答えました。
完ぺき主義の呪縛
以前のぼくは、
▼早起きしようと思ったら、毎日5時に起きなければならない
▼5年日記を書こうと思ったら、寝る前に毎日15分日記を書くべきだ
▼運動しようと思ったら、毎日1時間はジョギングしてこそ習慣化である
▼ブログは起承転結で構成し、カッコいいフレーズを用いて鋭い視点で文章をまとめるべきだ
といったような考えを持ってました。
そして、その目標が達成できないと、、、
「自分、やっぱりダメっす。」
「自分は意思が弱いっす。」
と思っていました。(^_^;)
要するに、1つのものごとに対して、
「できたらマル、できなかったらバツ」
という判断基準しか持っていなかったのですね。
しかも、自分を何者だと思っていたのか、その基準が高いのです。(^_^;)
ですから、失敗するのは当然。
でも、はっきり言って、何回か失敗したくらいで、「これは無理」といった判定をするというのは早計ではないでしょうか。
誰だって最初はその習慣に対して初心者です。
その意味では、短期的には100%の完成度なんてありえない、とさえ考えています。
ただ、自分の望む結果が出なかったのであれば、大切になってくるのはプロセスの振り返りです。
その目標に対して、
・どのような目的で、
・どのような理由があって、
・どのようなアプローチをして、
いまの結果が出ているのか、成長を目指すのであれば、プロセスをチェックする習慣は欠かせないでしょう。
成果が仮説と違っていたのなら、プロセスを変えれば良くなるからです。
それなのに、完ぺき主義で進むと、いきなり結果で判断することになってしまい、振り返りさえできません。
「最善主義」で微調整を繰り返せ
これまでに何度もブログに書いていますが、ぼくは基本的に「これが正解」といった過去の成功パターンに固執し過ぎるのはリスクが高い考え方だととらえてます。
状況や前提の変化に対応しながら、最善手を打っていくほうが良い結果が出るのではないかと考えているのです。
それに、完ぺきな正解を求めようとすると動き出すまでに時間がかかってしまうのものですよね。
それよりは、仮説で良いのでプロセスを考えて、実際にベビーステップで動いてみる。
うまくいけばOKだし、うまくいかなかったらプロセスに戻って修正する。
さらに「もう一度やるとしたら、前回よりうまくやるためにはどうする?」と考えて、より良い最善手を探していく。
そのようにして、自分がコントロールできる範囲に集中する。
このように、自分の持てる最善を尽くす行動パターンを繰り返していく。
そのような思考・行動を、習慣化コンサルタントの古川さんは
【最善主義】
と呼んでいます。
ぼくは、完ぺき主義を手放しながら、「最善主義」を実践することで、さまざまな物事が好転してきたのです。
実例をあげると、ぼくが尊敬している元メジャーリーガーの松井秀喜さんは、最善主義思考の持ち主だと考えています。
ぼくが見ていた松井秀喜せんしは、世間から、どれほどスランプと言われようとも、「いまの自分がなし得る最善の努力をすることを徹底する」プレーヤーでした。
ぼくは、そのような姿に憧れたのです。
完ぺきを求めると挫折する
本日、冒頭にあげた友人へのぼくの答えは、
「完ぺき主義を手放す」
ということでした。
それは、
「最善主義で考えて、最善主義で行動する」
とも言い換えられますね。
柳のようにしなやかに考え、しなやかに行動する。
「完ぺきでなくてもいいから、今、自分ができることに集中する。」
何度失敗しても良いのです。
続けていれば、いつかは習慣になるのです。
習慣化に取り組んでいる方は、ぜひ意識してみましょう。
ぼくもブログを書くときには、いつも「完ぺきを目指していたら、とてもじゃないけれど書けないよな、、、」と思いながら文章を書き連ねています。(笑)
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
【今日の良習慣】
「最善主義」の思考と行動で微調整を繰り返す
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