早起きの習慣 良習慣の習慣

自分の哲学を磨き続けるために。客観を経てから「自分自身で主観的に」決断する!

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こんにちは、伊藤です。

3エントリに渡って、ディベートの手法を使って早起きについて考えてみました。

本日はまとめです。

【ご参考エントリ】
ディベートの手法に学ぶ!「メリット成立の3つの条件」とは?

あえて早起きのデメリットを考える。1つのテーマを賛成と反対から考える習慣。

「客観的に考える」とは、どのように考えることなのか?秘けつは「反論」にありました。

 

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決断するために考える

いろいろと考えてきましたが、テーマは、

「早起きを習慣化すべきか、否か?」

ということでした。

考えた結果、どうするのか?

要は、いろいろな考えは、結局

「決断する」

ための道具として必要なだけです。

▼メリットの3条件をあげる

▼デメリットの3条件をあげる

▼それぞれに反論をくわえる

最後に、生き残ったメリットとデメリットを比較します。

メリットがより大きければ賛成側の主張を認め、デメリットのほうが大きいのであれば反対側の意見をとるわけですね。

 

メリットに対する賛成派と反対派の反論

では、メリットの3条件から1つずつ選んで検証してみましょう。

(1)内因性(なんらかの問題があること)

▼賛成側の主張
早起きができず、毎朝二度寝してしまうのは問題だ。

▼反対側の反論①
二度寝してしまっても、仕事に遅刻しなければ大丈夫ではないか?

▼賛成側の反論①
遅刻しなければ、短期的にはやり過ごせるかもしれないが、ギリギリで出勤して余裕がなく、気持が落ち着かないまま仕事をしても良い結果は出ない。

▼反対側の反論②
ギリギリで余裕がなくとも、上司に言われたことは最低限こなしている。

▼賛成側の反論②
ギリギリの状態で仕事をこなせるのならば、早朝出社をして余裕を持てればより大きな成果を出せるのではないか?

 

(2)重要性(その問題が深刻であること)

▼賛成側の主張
朝起きるという小さな約束され守れない日々が続くのは自己信頼感を失うし、セルフイメージが下がり続けるのは損失だ。

▼反論側の反論①
自分のことを信じられないときもあるけれど、みんな同じなのでは?

▼賛成側の反論①
確かに、多かれ少なかれ自分に自信がないことはある。しかし、だからと言って自分を信じるための成長行動を何も起こさくて良いのか?

▼反対側の反論②
早起きだけがすべてではないのでは?

▼賛成側の反論②
もちろん成長するための方法は早起きに限らない。でも、成長するために必要な第2領域、つまり「緊急ではないけれど重要なこと」への時間投資は、朝の可処分時間を使ったほうが効果的ではないか?

 

(3)解決性(問題がその行動によって解決すること)

▼賛成側の主張
早起きができれば主体的に1日をスタートできるため気持良い。自分がやりたいことにきちんと時間を使えるようになり、充実感を得られて成長欲求を満たせる。

▼反対側の反論①
生きてるだけで日々成長しているし、特にやりたいこともないので問題はない。

▼賛成側の反論①
確かに、食べものを口にしていれば生きてはいけるし、やりたいことがなくても生きていくことに支障はない。しかし、人生で大切な豊かさや充実感を感じることが少なくなるのではないか?

▼反対側の反論②
生きていくことだけでも尊いこと。無理に幸せを求めるとかえって苦しくなる。

▼賛成側の反論②
「やりたいことがあるけどできない」というブラストレーションを抱えるほうが苦しいのではないか?未来の自分や将来の生活に期待して生きるほうが尊いと言えるのではないか?

 

以上、メリットに関して、それぞれに反論を2回ずつ繰り返してみました。

先述の反論の応対を見ると、メリットに対して反対派の反論は弱く、苦しい感じです。

ぼくのポジショントーク的な面もあるかもしれませんけれど。(笑)

時間が足りないのでデメリットへの反論の応酬は割愛しますが、メリットの後には、デメリットでも考えてみましょう。

 

客観を経て主観で決断する

このようにして、生き残ったメリットとデメリットを比較します。

たとえば、メリット3条件のうち2つが残り、デメリットが1つしか残らなかったらメリットの勝ち、と言うことです。

そのようにして、比較したあとの判定の際に大切な指標は、個人で考える場合は次の3つあります。

それは、

「質 × 量 × 確率」

です。

メリットとデメリットの質と量と確率をかけ算して判断します。

まず、「質」は、命に関わる問題なのか、気分的なものなのか、など、質や価値で判断します。

次に「量」は、質ではなく量的に考えるとどうなるか、という基準で、たとえば、時間だとすれば一生続くのか、1ヶ月で終わるのかによって判断が変わりますよね。

最後に「確率」は、メリットとデメリットが起こる確率で、ほぼ間違いなく起こることなのか、まず起こらないことなのか、予想をたてることができるはず。

これら3つの指標で判断します。

そうして、最後の最後は、、、

【主観で決める】

のです。

「えっ!?

 これまで客観的に考えるとか言ってきたのに、最後は主観なの?」

そうです。

最後は主観なのです。

なぜでしょうか?

それは、判定する人の考え方や価値観には違いがあるからです。

その人によって、

「現時点で出せる最適解」

は変わるのです。

つまり、ディベート思考というのは、

「客観をプロセスとして、最後に主観で判断する方法」

なのです。

メリットとデメリットを考えることはできるます。

反論を加えることもできます。

さまざまなルートを探ることもできるでしょう。

しかし、最後は

「自分の頭で考えてから決断する」

しかありません。

「絶対の正解」や「誰かの価値観」を求めることは、すでに使い古された「誰かの意思決定」になってしまうのです。

自分の人生は主体性を持ってつくりあげていく———。

そのような意志を持ってマイ哲学を磨き続けていきましょう!

最後に、今回のディベート思考を考える上で参考にした書籍をご紹介いたしますね。

 

【本日のお勧め本】

 

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!

チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

 

【今日の良習慣】
ディベート思考でテーマを深めても「最善解」は最終的には人それぞれの考え方や価値観に左右される。

そのため、客観を通したのちに、主観的に決断することが重要である。

 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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