最近、友人コーチたちと積極的にセッショントレーニングを繰り返しています。
セッション前後によく出る話題は、ブランドというか、自分への「タグ」の話題です。
プロコーチとして、もっと「とんがる」ために、自分の特徴となる「タグ」を持っていたいよね、という話です。
生き残るために自分にタグをつける
日本だけでも1万人以上いると言われているプロコーチ。
そのようなマーケットで、クライアントさんから「あなたにコーチをお願いしたいです!」と言われるようになるために、有効なのが「タグ」なのです。
「タグ」とは、英語で「Tag」。
日本語に訳すと「付け札」と訳されますが、要は「あなたの特徴をあらわす分かりやすいキーワード」のことです。
たとえば、私なら、会社員として営業をやりつつ、週末起業家のプロコーチとして活動し、早起きや習慣をテーマにしたセミナーを行い、マラソンを走り、それに付随するブログを書いています。
であれば、「営業」「週末起業家」「コーチ」「早起き」「習慣」「ブロガー」「マラソンランナー」などが、私のタグになるでしょう。
タグを持つメリットは、何か関連があったときに自分のことを思い出してもらえる、機会があれば声をかけてもらえる確率が増える、ということです。
いわば、活躍するチャンスが増える可能性がある、ということになります。
タグは自分以外の人に認めてもらう必要がある
うまくいっている人から学ぶとすると、私が尊敬している井ノ上陽一さんは、タグづけがうまいです。
井ノ上さんは、「税理士」「ブロガー」「Excel」「IT」「著者」「トライアスロン」「元帥」といったタグをお持ちです。
また、そのタグを有効利用して、ご自身が興味を持っている知見をブログ等で情報発信している成果として、専門誌等に寄稿したり、講演に呼ばれたり、出版したりと、多くの仕事に結びつけています。
井ノ上さんのように、たくさんのタグを持っていると、編集者さんやセミナー主催者さんが井ノ上さんのことを見つけられるのです。
自分でしっかりと考えておけば、自分でもタグをつけることができるでしょう。
しかし、覚えておきたいのは、タグは「自分以外の人に認知してもらってこそ価値がある」ということです。
いくら、私やあなたが、「私はこんなスゴいことができるのです!」といったところで、相手に記憶されたり、認知されることがなければ、思い出してもらうことすらできません。(^_^;)
自分の能力を成長させ、スキルを磨き、あなた自身が周囲の人に「あの人はスゴい!」と思ってもらえるように努力し続けることが重要です。
その努力は、ボクシングでいうところの「一発カウンターを狙ったKO」、といったようなアピールではなく、「ボディーブローのようにじわじわ効いていく」というアプローチが良いでしょう。
たとえていえば、「質を重視した濃厚なコンテンツのブログを週に1回更新する」という施策よりも、「コンテンツの質は必ずしも毎回納得のいくものでなくとも1日1記事更新する」する方が周囲への記憶づけには有効だからです。
続けることで、「継続できる人」というタグだってできます。
自らタグをアピールする努力を続けよう
私たちは、「コツコツ努力してさえいれば、きっと誰かが見ていてくれる」といったことを信じがちです。
また、日本人は、なんとなくそのようなテイストの話を好むような傾向にあるように感じます。
もちろん、習慣化の重要性を理解している私は、(特に)そのように信じている部分があるし、否定はいたしませんし、できません。
しかし、現実問題として、リアルな世界に生きている身としては、そのような「いつか、どこかで、誰かが」という童話のようなストーリーはほとんど起きない(あったとしても、本当に稀)、と思った方が良いように思います。
実際にそうなのかどうかは別として、そのような心構えで日々の研鑽を積んだ方が良いのではないかと考えています(私は)。
あなたがどれほど素晴らしい能力やスキルをお持ちでも、他人から見た「分かりやすいタグ」があることにこしたことはありません。
きっと、大きな武器になるはずです。
あなたは、どのようなタグを持っていますか?
また、これからの人生でどのようなタグをつけていきたいですか?
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【編集後記】
昨日は、会社を早めに出て、スイムトレーニング。
日曜日に迫ったアクアスロンのために、妻に時間をもらって泳ぎました。
今までできなかったところを意識したところ、何とかできるようになって、嬉しかったですね。
本当にスイムは苦手なので、少しずつ上達できるプロセスを楽しみつつトレーニングする日々です。
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
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