憧れの人や師匠がやっていることを真似することはとても大切です。
短期間で成果を上げるために欠かせないことの1つだと思います。
しかし、真似をして効果を出すために注意しておきたいポイントがあります。
それは、お手本の人が「うまくいっていないときから、成果が出始めた初期の頃を真似する」ことです。
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お手本をそのまま真似ても成果は出ない
たいていの人は、うまくいっている人や成功している人が「今、実践していること」を真似してしまいます。
お手本の人がいれば、同じことをして、同じ成果を期待するのは当然ですよね。
しかし、現在うまくいっている人や成功している人をそのまま真似をしようと思っても、ダメです。
なぜなら、「知識」「経験」「能力」「人脈」「資金力」などが違うからです。
たとえて言うならば、野球をやっている小学生が、憧れのプロ野球選手のバッティングフォームを真似るようなものです。
プロ野球選手は、もともと野球センスがある上に、さらに努力を重ねてきた人たちです。
そのプロフェッショナルが何度も素振りや打撃フォームの修正を繰り返した上で、現在の打撃フォームになっているという洗練されたスタイルです。
それなのに、小学生がそのフォームを真似したとしても、急に打てるようにはなりません。
実際、私は小学生のときに野球をやっていて、ジャイアンツの吉村選手のバッティングフォームを真似ていましたが、吉村選手のようなバッティングはできませんでした。。。(^_^;)
お手本との実力差を客観視する重要性
ここで、あるコーチのエピソードをシェアいたしますね。
彼のことを仮にAくんとしておきましょう。
Aくんはコーチングスクールを卒業し、コーチとして腕を磨きたいところです。
Aくんには憧れる先輩がいます。
先輩はブログをやっており、そこからクライアントさんを獲得したり、出版をされていて、とても活躍されている方でした。
Aくんは、アウトプットの重要性を認識し、先輩の真似をしてブログをスタートしました。
ただ、ブログを頑張って毎日更新し続けていても、クライアントさんはいっこうに増えませんし、PVも増えません。
彼は、「お手本の人と同じようにやっているのに、成果が出ないのはなぜだろう。。。」と悩んでいます。
実は、先輩のメルマガは、記事の切り口がうまいし、文章も読みやすいのです。
ブログの経験も7年以上あります。
一方、Aくんのブログはクオリティーはお世辞にも良いとはいえず、誤字脱字も多いし、ブログ経験も微々たるもの。
また、先輩のブログは読者数が月間60万PVという数字に対し、Aくんは月間数千PVしかなかったのです。
これでは、同じ「やり方」を真似しても、環境や能力が違うのですから、先輩と同じような成果を期待するのは、無理な話ですよね。
ここで大切なのは、Aくんは、お手本の先輩に「ブログ運営がうまくいっていない状態から、急にPVが増えた時期にどのようなことをやっていたのか?」ということを聞いてみることでしょう。
また、最初からブログでビジネスをしていたのか、他のメディアや他のルートでビジネスをしていたのか、そのあたりのことと合わせて聞くべきなのです。
私は、この部分を勘違いしていました。
先ほどのAくんは私です。。。(^_^;)
(ちなみに先輩は井ノ上陽一さんです・笑)
しかし、書いてみて改めて思いましたが、私と同じようなことをして、同じように悩んでいる人のいかに多いことか・・・。
お手本の人に問いかけるべき2つの質問
もし、あなたが憧れの人やお手本にしている人とゆっくり話せる機会があったら、「なぜ、今はうまくいっているのか?」ということではなく、「成果が出始めた頃にやっていたことは何か?」ということを聞きましょう。
もう1つ重要なのは、表面的な「やり方」といった行動習慣だけではなく、どのような仮説を持ち、どのように考えていたか、といった思考習慣の部分もできるだけ聞いてみることです。
私の経験上、おそらくご本人も言語化されていない部分があったりしますし、活躍し始めたころの話を聞かれるのは嬉しいものなのです。
ということで、仕事ができる上司や同僚、あなたがやりたいことを実現しているお手本の人には、
「急に成果が出始めたころ、具体的にやっていたことは何ですか?」
「また、その頃はどのような考えをもって、その行動をされていたのですか?」
という2つの質問をしてみましょう。
回答をいただけたら忘れないようにメモしておきます。
そうして、お手本の人の行動を素直に真似てみることをお勧めいたします。
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【編集後記】
昨日は、仕事を終えてから、妻と映画鑑賞。
会社の仕事では、発売前の映画を鑑賞することができるので、映画好きにはメリットがあります。
といっても、仕事の一部なので、自宅に仕事を持ち帰っていることにはなるのですが。(^_^;)
書籍なら速読で効率化できますが、映像、特に映画は早送りで観るのは難しい。
ですから、映像業界の人たちは労働時間が長いのだと思っています。
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
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