「家事をやってくれる人への感謝と思いやりの気持が足りないと思わない?」
妻が、中学生の息子の洗い物や洗濯物への対応のぞんざいさに嘆いていました。(^_^;)
ものの見方によっては、ささいな出来事かもしれません。
でも、この一件、私は家長として、とても大切なことをないがしろにしてきてしまったことに気づきました。
それは、一家の長として、私が家族の価値観の中心となる「理念」をつくっていなかったことです。
しっかりとした価値観を持たない状態では、家族全体をまとめあげることは難しいでしょう。
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「家族の理念」を考える
家族の中心となる理念は、プラスの価値を感じる言葉であることが大切です。
家庭の理念といえば、「あいさつは欠かさないこと」や「自分以外の人には迷惑をかけない」といった文言を思いつきます。
また、妻の言うように「感謝する」や「思いやりを持つ」といった言葉でも良いでしょう。
理念は、抽象的であっても構いません。
重要なのは、その言葉や単語を中心にして、家族全体の考え方や行動に対する共通の基準を設定するということです。
具体と抽象の関係性を伝える
理念という抽象的な概念から、具体的な行動を生む。
具体的な行動は、抽象的な概念から生じる。
上に記したように、私が成人になって学んだ大切なことの1つに、「具体」と「抽象」という関係性があります。
これは、メルマガ「平成進化論」の鮒谷周史さんから学んだことです。
たとえば、ブログの文章。
あまりに具体的すぎて読者のダメージが大きくなるようなメッセージは、少し抽象度をあげて伝える。
一方で、抽象度が高くてあいまいすぎると自分が言いたいことが伝わらないので、具体的なエピソードを交えて書く。
そのようにして、合わせ技にすると一層のインパクトを持って伝えられる。
言葉で伝えるために、大切な関係性だと思います。
この関係性は、私が子どもたちに伝えたいことの1つです。
理念は抽象度が高い言葉であっても、具体的な行動で示す。
反対に、具体的に言いたいこと伝えたあとに、全体を抽象的なイメージとして植えつける。
子どもたちが、そのような柔軟性を持てれば理想的です。
そのような関係性を家庭で示す。
親との関わりや実践によって、子どもたちは、理念のような原理原則を持ちつつ、具体的な行動に落とし込めるようになる。
結果として、様々な場面でその仕組みを応用できるようになるでしょう。
上にあげたのは一例ですが、子どもに原理原則を伝えるためには、父親が自分の価値観に自信を持っている必要があると考えています。
そうでないと、言動と行動が一致しなくなり、説得力がでません。
自分と家族にとって大切な価値観を選び抜こう
しかし、現代は自分の価値観に自信を持つことが少し難しい時代ですよね。
昔のように答えが決まっているわけではありません。
私は、父親が自分の価値観に強い自信を持っていないために、価値観が揺らぐ子どもたちをつくってしまっているように感じます。
現代は、「価値観が多様化した時代」と言われます。
「価値観の多様化」と言われると、私は、「1人ひとりが自分なりの価値観を持っているイメージ」でした。
例えるならば、戦国時代の個性的な武将たちのように。
しかし、実際には、群雄割拠のような個性がぶつかり合う世界というよりは、「骨太の価値観を見失っている時代」になっていて、価値観が透明になっているとも言えるような気がしています。
人は、「選択肢が多いほうが良い」と考えます。
でも、あまりにも選択肢が多いと、今度は選べなくなります。
価値観も同様です。
そのような時代に、父親は、家長として何ができるのか?
私も含め、世の中の父親はとても難しい舵取りを迫られています。
それでも、大切な家族を守り、求め上げていくためには努力し続けるしかありません。
その努力を助けてくれるために必要なのが、家族の理念をつくることだと思うのです。
それはとても難しいことですけれど、挑戦する価値があるはずです。
まずはプロトタイプをつくる。
そしてブラッシュアップしていく。
私は、息子が成長してきたこともあり、家族の理念が必要な時期になってきたということを痛感しています。
あなたの家には、家族の中心となる理念がありますか?
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【編集後記】
会社の仕事が好調で、今期は4月から3ヶ月連続で売上・粗利ともに営業成績トップをキープできています。(^_^)
その中で、新たな取引先との関係構築やリソースづくりなどを担当することとなり、会議や打ち合わせに時間をとられています。。。
コーチングに投資する時間がもっと欲しいです。(^_^;)
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
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