思考の習慣 気づきの習慣

あなたが「いつも正しい」とは限らない。思い込みという「価値観のサングラス」を点検しよう

投稿日:2015/07/10


あなたは、どれくらい「〜すべき」「〜しなかればならない」といった価値観を持っていますか?
人は、「自分の常識」ともいえる価値観のために苦しむことがあります。

最近、「価値観とは、サングラスのようなものなのではないか?」と思ったのですよね。

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価値観はサングラスのレンズのようなもの

以前、妻に教えてもらった面白いツイートに、

「朝、駅を歩いていたら、急いでいる人にぶつかられた。遅刻しそうなのはあなた。私はあせりたくないから頑張って早起きしているのにムカつく。。。」

といった内容のツイートがありました。

このツイートに、私はとても共感しました(笑)。

朝、駅まで早歩きしたり、会社までダッシュしたくないからこそ、早起きしています。

それなのに、寝坊した人とか遅刻しそうな人(かどうかは本当は分かりませんが・・・)にぶつかられるのは、あまり気分が良いものではありません。(^_^;)

でも、これは、あくまでも私の価値観なのですよね。
世の中のすべての人に共通する価値観ではありません。

人はだれでもこのような自分の価値観を持っています。
それで冒頭に記したとおり、最近、私は、これを「価値観のサングラス」のようなものなのではないか、と感がています。

レンズの色によって、見えている世界が変化するからです。

 

1つの価値観で世の中をみるリスク

先の例も、私のサングラスをかけ変えることで心を落ちつかせることができるでしょう。

たとえば、「自分が人にぶつかりたくないなら、なるべく他の人が通らないようなルートを歩こう」と思えば、歩く方向を変えることができます。
または、「今日はたまたま寝坊してしまったのに、大事に会議に遅刻しそうなのかもしれないな」と考えることも可能です。

階段やエスカレーターを使うとぶつかられるのなら、エレベーターを使うことだって考えられます。
あまりにも毎日同じ人にぶつかられたとしたら、私の商品である「早起きコーチング」を案内する可能性だって出てくるかもしれません(笑)。

私たちは、知らないうちに自分の価値観にしばられて生活するようになっています。

しかし、1つの価値観のサングラスで世界を見ていると、ストレスや無用な怒りを発生させる原因になります。
それくらい、世の中の価値観はさまざまなのです。

私は、「朝、余裕が欲しければ、早起きくらいすべきだ」という価値観のサングラスをかけています。
でも、ぶつかるくらい急いでいる人は、「早起きするべき」という価値観のサングラスを持っていないのでしょう。

 

あなたの思い込みを書き出してみよう

人は誰でも、多かれ少なかれ「〜でなければならない」とか、「〜であるべきだ」といった価値観を持っています。

あるいは、「絶対にやらなければいけない」とか、「これをやりとげないと大変なことになってしまう」という思い込みが、ストレスを招きます。

こういった価値観のサングラスを持っていると、感情に左右された判断になりがちです。
そして、感情だけでコミュニケーションをとってしまうと、意に反した結果を招いてしまいます。

どうも自分の意図した状況と違ってしまうようなら、あなたの価値観のサングラスの色を点検してみることをお勧めいたします。

具体的には、あなたの「〜でなければならない」「〜だと考えるは当たり前」といったビリーフを書き出してみることです。
そうすれば、あなたの思い込みや決めつけている基準が分かります。

それが分かれば、対処する方法を考えることも可能なのです。

ご夫婦であれば、「妻は本当に悪いのか?」「自分は何も悪くないのか?」と問いかけることができるでしょう。

おそらく、たいていの場合は、「どちらか一方が100パーセント悪い」ということはないはずです。

いくつかは、あなたが改善できる部分があることに思い当たるでしょう。

そこに気づくだけでも、停滞した状態から脱出し、現実的に物事を考えるきっかけになるはずです。

 

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【編集後記】

昨日は、友人のコーチングセッションを受けました。

課題で出たのは、現在の自分が考える「自分らしくいる状態はどのようなときか?」を紙に書き出してみること。
1日5分、取り組んでみることにしました。

さっそく本日、ランチの時間に実践。
数年前にも同じようなワークをやってみたことがあったのですが、以前とは変化がありました。

自分のことは、分かっているようで分かっていないのですよね。
1週間、毎日取り組んでみます。

 

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

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