あなたは、「性格は変えることができるのか?」という質問に対して、どのように答えますか?
「変えられる」
「変えられない」
さて、どちらでしょうか?
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性格は「4重の円構造」になっている
先の質問の答えは、「変えられる部分と、変えられない部分がある」というものです。
心理学に近いコーチング等では、性格は下図のような「4重の円構造」になっていると考えられています。
中心から、
(1)気質
(2)狭義の性格
(3)習慣的性格
(4)役割的性格
という順番です。
まず、(1)の「気質」は、よく言われる「生まれつきの性格」です。
後天的に変えるのは難しい部分です。
次に、(2)の「狭義の性格」は、幼少期の育った環境によるもので、主に親から受け取った性格です。
価値観やビリーフ(思い込み)も、この段階で形成されるケースが多いです。
(3)の「習慣的性格」は、習慣によって変えられる性格です。
たとえば、朝、人に会ったときに、「おはようございます!」と笑顔で挨拶するのか、ブスッとした顔で素通りするのか、どちらの行動を習慣にしているかによって、性格が変わります
最後に、(4)の「役割的性格」は、役割によって変わる性格です。
学生時代最後の1年間と、社会人になったとき1年間では、変化に大きな差がありましたよね?
それは、新たに「社会人」という役割からつくりだされる性格があるということです。
変えられるのは「習慣的性格」の部分
怒りっぽかったり、ネガティブに考えすぎたり、面倒くさがりだったり、いずれも性格に起因するところは大きいでしょう。
その中で、「気質」「狭義の性格」を変えるのは難しく、「役割的性格」を変えることも、自分ひとりの力では難しい場合が多いです。
そこで、注目すべきは、「習慣的性格」の部分です。
たとえば、子どもにとっては、親がどのように働き、どのように生きているのか、という姿勢によって、子どもの生き方に影響を与えるものです。
親の生きる姿勢は、親の言葉や態度、そして行動によって示されます。
それは、子どもの生きる姿勢や習慣にも影響してきます。
大量のタスクが出てきたとき、どのように対処するのか、それともあきらめてしまうのか。
それさえも、「習慣的性格」によって、扱い方が変わります。
子どもに教えてあげられるのは、この「習慣的性格」ではないでしょうか。
「ベビーステップで取り組む」という習慣的性格を子どもに伝える
今の私が、息子に伝えたい「習慣的性格」は、なんといっても「ベビーステップ」です。
私が、息子と取り組んでいる夏休みの宿題プロジェクトに対峙しているときに感じたのです。
大量のタスクがあるとき、私が、どのようにプランニングするのか、どのように実行するのか。
そのやり方は、息子が受験するときや、将来の仕事の進め方に影響を及ぼすかもしれません。
そういえば、テレビで、ある実験をやっていたそうです。
小学生にプリント10枚の宿題が出されるという実験です。
Aグループには、宿題を1枚ずつ配ります。
1枚目ができたら、2枚目を渡します。
一方のBグループには、まとめて10枚を渡します。
結果が面白いのです。
Aグループは、全員がプリント10枚を終わらせることができました。
Bグループは、半分ほどしかできなかったというのです。
この話を思い出して気づいたのですが、息子も、普段の宿題は比較的うまくやっています。
しかし、夏休みの宿題には手こずっている。
その理由は、まさに「ベビーステップで着手できるか、できないか」ということにかかっているのではないかと考えたのです。
そのために親ができることは何か?
それは、大きなタスクを小さなタスクにチャンクダウンする部分ですよね。
そこを親が手伝ってあげれば良いのです。
それによって、子どもは小さなタスクを実行するだけでOKになるわけです。
先延ばし対策である「チャンクダウン」と「ベビーステップ」は、非常に波及効果が高い習慣なのですね。
ぜひ、あなたの仕掛かり案件に適用してみませんか?
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【編集後記】
昨日は、仕事終わりにお台場へ行きました。
妻と娘が「お台場夢大陸」に行っていたため、後から合流したのです。
ライブをみたり、水族館があったり、バンジージャンプをやっている人がいたり(笑)と、なかなか刺激的なイベントでした。
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