良習慣の習慣

どちらが簡単?1度に12個の習慣を身につけるか、1つずつ12個を習慣化するのか?

投稿日:2015/10/08


先日、フィギュアスケートの大会で、浅田真央さん復帰の日本が優勝したそうですね。
(ニュースを見ていないので妻に聞いたのですが・汗)。

素晴らしい結果です。

その話を聞いて、ふと、「そこには、習慣化に通じる“捨てる勇気と決断する力”」があったのではないか?」と考えました。

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浅田真央さんの「捨てる勇気と決断する力」

浅田真央さんは、見事な復活と賞賛されています。

浅田さんは、決断したのだと思います。

たくさんのやってみたいことや誘惑を最小限にして、フィギュアスケートに集中するということを。

浅田さんは、バレーボールやソフトボールをやることを手放しました。

そして、放課後に同年代の友だちと一緒に遊びに行くことを手放しました。

さらに、休みの日に家でダラダラと過ごすことも手放しました。

それらの誘惑をふりきって、フィギュアスケートで金メダルをとることを目標にすることを決断したわけです。

そうして、時間、お金、エネルギーを異常なレベルで投資したのです。

ですから、素晴らしい結果を残すことができるのですよね。

これも妻から聞いたのですが、今回の大会のために、直前には12時間も練習していたそうです。
(すごい努力です。。。)

 

私の「明日から別人化計画!」が挫折した理由

習慣化も同じことが言えます。

新しい習慣にチャレンジするときは、1度にたくさんのことをやってはいけません。

よほど習慣化する力が強い人でない限り、挫折してしまうでしょう。

「いくつもの習慣化に挑戦して、結果、挫折してしまう」ことは、何より、私自身が失敗してきたことです。

7年前、私はビジネス書を読んで気持が高まり、「よし!明日から別人になる!」なんてことをよく思っていました。(^_^;)

当時の私が考えた朝時間の使いかたは、

・朝4時に起きて、

・ミッションを確認してアファメーションを唱えて、

・瞑想をして、

・人生計画を見返して、

・1日の計画をたてて、

・ストレッチをして、

・ランニングをして、

・朝風呂に入りながら本を1冊読んで、

・ブログを書いて、

・家族と朝食をゆっくり食べて、

・生野菜ジュースを飲んで、

・駅まで歩くときはオーディオブックを聞き、

・通勤電車では英語の勉強をして、

・会社に出勤する。

という理想の1日を描きました。

第2領域に埋めつくされた計画は完璧。

このような1日を3年くらい続けたら、なんだか素晴らしい人間になれそうな気がしました。

ただ、1つ問題があったのは、、、私は魔法使いではなく、そのような朝時間の使いかたとはほど遠い生活をしていたことなのです・・・。

当時は、連日の長時間残業に加えて、お酒を飲むと深酒する日々でした。

そのような状況ですから、もちろん、私の「別人化計画」は挫折しました。

さらに、ただ挫折するだけではなく、「やっぱり自分は何もできないんだな。。。」という自己否定のおまけまでついてきました。(^_^;)

いま思い返すと恥ずかしいのですが、当時は本気で悩んでいました。

 

1つひとつの習慣を積み重ねて「習慣の綱」を太くする

改めて書いてみると分かりますが、私が挫折するのは当然ですよね(笑)。

私がやっていたことは、たとえて言えば、よちよち歩きの赤ちゃんが、急にトライアスロンに挑戦するようなものでしょう。

ほかの人から見れば、「いきなりそんなこと無理だよ。当たり前。」と思いますよね?

でも、本人は真剣だったのです。

真剣なのに、成功しない。

自分ではやろうとしているつもりなのに成果が出ないから、つらくて苦しい。

だから、挫折してしまう。

私と同じようなプロセスを踏む人たちを見てきて、私は思うのです。

「せっかくのやる気が、もったいないな。。。再現性が高いやりかたで実践すれば成功率はあがるのに、、、」というふうに。

だからこそ、いま私は、クライアントさんに、「1度に1つに集中しましょう!」と繰り返しお伝えしています。

集中するポイントを絞らないと、力が分散されてしまいます。

力が分散されてしまうと、成果が上がるまでに時間がかかってしまうのです。

たとえば、水が1リットルあるとします。

その水を、

・縦型のメスシリンダーに入れるのか?

・横に平たい洗面器に入れるのか?

どちらが先にあふれるでしょうか?

成果としてあふれ出るのは1点に集中したメスシリンダーのはずですよね。

ですから、あせらなくて大丈夫なのです。

1度に12個の習慣化をスタートして1年間やり続けるのは難しいですよね?

しかし、1ヶ月に1つずつ取り組んで、1年後に12個の習慣が身についていれば良いはずです。

それは、細い糸が重なれば、やがて太い綱になるのと同じことです。

私は、7年前にまったくできていなかった朝時間の習慣群が、小さな習慣の積み重ねのおかげで、今はかなり身についています。

確かに、新しいことを決断するのは、いつでも少し怖いものです。

今まで心地よかったものたちを手放すということと同じ意味ですので。

しかし、思いきって決断して1つに集中しなければ、結局めざましい成果は期待できないのです。

あなたは、1つの習慣に集中していますか?

 

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【編集後記】

昨日は、継続のクライアントさんから、新たなクライアントさんをご紹介いただけることとなりました。

ご紹介をいただけるというのは、私にとって本当に嬉しいことです。

私が大切な人に知り合いを紹介するときって、いろいろと考えますからね(笑)。

ご紹介してくださった期待を裏切らないようにがんばります!

 

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・100kmウルトラマラソンランナー
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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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