■苦しくならない目標設定の方法
わたしが目標設定をするとき、注意しているポイントがあります。
それは、
【自分がコントロールできない結果を目標にしないこと】
ということです。
ここを間違ってしまうと、目標達成につらさや苦しさが伴います。
結果、三日坊主となり、最終的に挫折してしまうわけです。
わたしは、このことに気づいて習慣化が容易になったし、いまも注意している部分です。
どのようなことが例をあげて説明しますね。
■自分がコントロールできない結果を目標にしてしまう例
例えば、TOEICスコア。
多くの人が「TOEIC800点以上をとる」という目標設定をしがちです。
TOEICはどうしてもスコアが基準になるので仕方がない部分もありますが。。。
会社や組織としては、評価する基準が数字だと判断しやすいですしね。
ただ、TOEICのスコアアップをとるために求めるべき本質は「英語のリスニングとリーディングのスキル向上」であるべきなんです。
ですから、行動目標としては、
・自宅から駅までの15分、毎日同じテキストを繰り返しリスニングする
・英字新聞から興味のある記事を1日に3つ読む
・公式問題集を週に1度は時間を計って解く
というようなものにするべきなのです。
■結果を出すための2ステップ
順番にすると、まず最初にするべきは、ターゲット行動です。
要は、
「行動をしぼって繰り返し行えばスキルアップできる行為を見つける」
ことがまず大切です。
次に、
「どうすればそのターゲット行動を仕組み化できるか考える」
という2段階の流れがでてきます。
これを習慣化して、継続ができれば良いのです。
■結果にフォーカスしない
ここで思い出して欲しいのが、最初に書いた
【自分がコントロールできない結果を目標にしないこと】
です。
望む結果を得るために必要な行動にフォーカスすることが大切なのです。
「行動することがゴール」になるので、苦しさがありません。
やるか、やらないか、だけの問題になるからですね。
同じように、ダイエットの目標設定で言えば、
「5キロやせる」
という目標ではNGです。
ダイエットの本質は食べ過ぎないことと運動ですから、
「1食500キロカロリー以内を守る」
「毎日15分ウォーキングする」
という数字を入れた行動目標にするべきなのです。
いつ5キロやせられるかは分かりません。
それは、自分ではコントロールできないから。
でも、ターゲット行動をしぼり、淡々と続ければ、必ず「5キロやせる」という結果たどり着きます。
行動するだけなので、つらさや苦しさはかなり軽減されるのです。
みなさんが新年にたてた目標で「結果目標」になっているものはありませんか?
「行動目標」にうまく置き換えられるか検討してみましょう!
【今日の良習慣】
目標は「ターゲット行動」で考える
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