気づきの習慣

「シティーハンター」から学ぶ、大事な人からのパワー。あなたが続かないのは、目的が自己中心的すぎるのかも。

投稿日:2019/03/18


私たちは、自己中心的になりすぎると目的を見失って挫折することがあります。

挫折を避けて継続するために、自分以外の人のパワーをいただくことも考えてみましょう。

 

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「自分以外の大事な人のために生きる」という価値観

昨日、家族で観た映画は、「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」でした。

流れていくエンドロールを見ながら、ふと私にやってきた「問い」がありました。

それは、「シティーハンターの主人公たちは、自分以外の誰かのために生きているのではないか?」という問いです。

つまり、「人は、自分以外の誰かのためにがんばるほどパワーが出る」ということですね。

当然のことながら、人はひとりでは生きていけません。

社会、家族、そしてお客様などの関係性によって生きていられるわけです。

それらの人たちへの感謝や期待がもたらすエネルギーは、とても強力だと思うのです。

私が複業をおこなうきっかけになったのは、まさに「もっと家族を幸せにするには、どうすればいいのか?」という問いに答えたからです。

自分を高めてサバイバル能力を磨き、家族を守れるようになるために、複業家という道を選んでいる、ということですね。

と言いつつも、最初は正直なところ、「自分がやりたいこと(学びたい、レースに出たい、お金を気にせず遊びたい、やきとんを食べたい・笑)を、もと自由にやってみたい」という、自分本位の欲求からスタートしました。

ただ、複業家のようなタフな生き方を選んだら、「自分だけ良ければいい」という考え方だと、うまくいかなくなるのではないかと思っています。

 

目的と手段が入れ替わってしまうトラップ

以前、独身の友人が、まとまった時間をビジネスや自己研鑽にあてている姿を見ると、なぜだか胸のあたりがもやもやっとする時期がありました。

会社員としてはたらきながら朝や夜のすきま時間をぬって活動している私としては、独身の友人が自由な時間の使い方をしている姿を見て「うらやましいなあ」と思ったのですね。

「自分も独身だったら、もっと自由に行動して、望む成果に近づけるはずなのに・・・」という風に。

また、「独身だったら、もっといろんな良習慣を身につけられる自信があるし、ふらっとひとり旅にも行けるはず」という風に。

しかし、それは幻想でした(笑)。

筋金入りの面倒くさがり屋でなまけものの私ですから、家族がいなかったら、間違いなくもっと堕落した生き方をしているはずです。

金曜日は終電が無くなるまでカラオケを歌い、土日はお昼まで寝ていたでしょう。

二日酔いで会社に遅刻しているかもしれません。

学生時代の経験から、よくわかるのです。(^_^;)

きっと、お金やステータスのために努力したとしても、それを得られたら努力をやめてしまうでしょう。

それに、「家族がいるから、自分のタイミングで早寝できなくて、早起きができない」のではなく、もし独身だったら「早起きしよう」という気さえ起きていないはずです。

そもそも、早起きして自分を磨くことを思い立ったことや、複業をやってみようと思ったのも、「家族を守りたいから」という想いから。

それなのに、「家族がハードルになって好きなことができない」と思うのは本末転倒もいいところですよね(笑)。

まさしく、「目的と手段」が入れ替わってしまうトラップです。

私は自分のことを客観的に見て笑っていますが、周囲にはこれをやってしまっている人はとても多いです。。。

 

自分以外の大事な誰か(何か)のために継続する

私の好きな名言に、

“人生でもっとも大事なことは、自分がもっとも大事にしているものを、もっとも大事にすることだ”

という言葉があります。

この言葉を持つようになってから、「迷ったときにどうするか?」という指針になっているのですね。

たとえば、飲み会で1次会が盛り上がって2次会に誘われたとき、「いま2次会に行くことは、もっとも大事にしているものを、もっとも大事にする行為だろうか?」と問う。

そこで、家で待っていてくれる家族を心配させる行為になると思えば、「ごめん、今日はやめとくね」という決断がくだせます(もちろん、100%そのような判断ができるわけではないところが、修行不足なのですが・・・汗)

それでも、「結局2次会はあんまり覚えてないし、あまり意味がなかったな。。。お金と時間を使ってしまうだけで、損したかも」という後悔をしながら、家族との時間も減らしてしまうようなことはだいぶ減りました。

また、私がご支援しているクライアントさんがフルマラソンの大会に出たときのエピソードがあります。

かすみがうらマラソンに出場したMさんは、この日のためにトレーニングを積んできました。

しかし、当日はあいにくの雨模様で、気温も低い。

「この雨の中、家族にずっと外で応援してもらうことになるのか」と思ったとき、レースに出ないことを決断したのだそうです。

結果、思いがけず家族でゆっくりすごす時間になったとのことで、ご自身の決断に納得していたそうです。

もちろん、エントリーフィーや交通費を考えれば、金銭的な痛みはあるはず。

それでも、「大事な誰かのために」決断することが、ご自身の価値観に合っているものだったからこそ、それを上回る幸福感に出会えたのだと思います。

すてきな話だと思いませんか?

もしも、お金や自分の努力を優先してしまい、応援してくれているご家族に風邪をひかせてしまうようなことがあったら、強く後悔されていたでしょう。

このような判断は、「自分以外の大切なもの」があるからこそ、できるのです。

実際のところ、自己中心的になりすぎると、見えなくなるものがあります。

私は、複業をやりはじめた頃、そのトラップにはまっていました。。。

それよりも、私たちが本当の力を発揮できるときは、行動する目的を自分よりも周囲の人たちへ向けるほうがパワーが出やすいのです。

私自身、まったく成果がでなかった複業時代、支えてくれた妻や子どもたちにもっと恩返しがしたいと思っています。

また、まったく見込みのなさそうな私に目をかけてくれた師匠たちの恩義に報いるためにも、もっと幸福度をあげたいとも考えているのですよね。

そう考えていくと、私が継続している良習慣は、師匠たちを裏切りたくないという意味合いも入っていますね(笑)。

そのような恩義のパワーを活用して、継続にトライしてみるのも続けるコツだと思うのです。

自分以外の大事な誰か(何か)のために継続する。

そのような視点からあなたの習慣を見直してみるのはいかがでしょうか。

 

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■編集後記

昨日は、午前中に息子と一緒にタリーズへ。

午前中をまるまるクリエイティブな第2領域の時間にあてることができ、書く仕事が進展。

至福の時間でした。

午後から妻と娘も合流して新宿へ。

公開時から気になっていた「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」をようやく鑑賞。

聖地の新宿で観られたことに感激です。

映画館を出たときに思わずTM NETWORKの名曲「Get Wild」を
口ずさんでしまいました(笑)。

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