「素晴らしい!」
「おめでとうございます!」
「さすがです!」
おかげさまで、毎日のようにクライアントさんをほめる機会に恵まれています。
私は、ほめることは相手のためだけでなく、自分のためにもなると考えています。
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ほめることがポジティブな現実を引き寄せる
言葉によるポジティブなエネルギーの刷り込みが、相手の思考や行動に与える影響はじつに大きいものです。
たとえば、「どんな出来事からも学ぶ姿勢を持っていますね!」と言えば、相手はネガティブなことからも学びを得ようとするようになります。
「最後までやりとげる人ですね!」と伝えれば、あきらめないスタンスを持つ人になるでしょう。
「成長にどん欲ですね!」という言葉は、「もっと自分を成長させよう!」という気分が沸いてきます。
一方で「オリンピックには魔物がいる。」と思えば思うほど、ふだんは絶対にやらないようなミスを本番でやってしまうのです。
ネガティブ思考を信じることで、のぞまない現実を引き寄せてしまった例です。
だからこそ実現したい未来のために、相手に対して「ほめる」というプラスの言葉を投げかけていく習慣が大切だと考えています。
おだてにならないように上手にほめる3つのポイント
ただし注意したいのは、
・ほめる
・おだてる
という言葉の意味の違いです。
「おだてる」とは、漢字で「煽てる」と書きます。
「煽動(せんどう)する」という言葉があるように、どこかに「あやつる」ようなニュアンスを感じます。
煽動は相手をコントロールすることにつながりますから、私にとっては避けたいところです。
では「おだてずにほめる」ためにはどのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?
私が意識しているポイントは以下の3点です。
(1)ビジョンを伝えてからほめる
「今の努力を続けていって、将来こうなると良いですよね!」
「こんなふうになったら嬉しいですね!」
といったように、未来の良いイメージを伝えてからコメントをつけると効果的にほめることができます。
目標に近づいている状況を言葉にしているのでおだてることにはなりません。
また、共有したビジョンを意識し続ける効果もあります。
(2)事実や行動をほめる
ほめる場合は、事実に具体的にフィードバックするのが大原則です。
ありもしないことや思ってもいないことを言うと、「おだてる」につながります。
できたことや前進している事実に対してほめましょう。
(3)タイミング良く素早くほめる
クライアントさんが目指すゴールを達成したときはできるだけ早いタイミングでプラスのリアクションをとりましょう。
時間がとれないときは「おめでとうございます!」のひと言でも良いです。
じっくり返信するのは、あらためて時間をとれば大丈夫です。
ほめる習慣が自分自身をハッピーにする
クライアントさんの行動をほめると、
「応援ありがとうございます!伊藤さんのコメントが励みになります!」
というように相手から感謝されることもあります。
これは私にとっても非常に嬉しいことです。
大げさにいうと、「私がいなかったから、ほめられることがなかったのかもしれない」と思うと、自分の存在価値さえ感じる瞬間でもあります。
ほめられた方は「もっとがんばろう!」という気分になるし、ほめた方も幸せを感じられるのです。
その意味では、ほめると自分もポジティブになれるし元気になる。
自分の
・観察力
・学習力
・セルフイメージ
もあがります。
つまり、ほめることによって相手のエネルギーアップをはかるのですが、それはまさに「ペイ・フォワード 可能の王国」のように、幸せを先送っていることにもなるのですね。
いかに毎日を充実されるか。
幸福に生きていくか。
良い人間関係をつくっていくのか。
そのような問いに対する1つの答えが「ほめる習慣」を持つことなのではないでしょうか?
最初は「自分のため」と割り切っても良いので、ぜひ家庭や仕事場で「ほめる習慣」を定着させましょう。
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■編集後記
昨日はコーチングセッションでした。
「毎日とりくむ習慣」と「不定期で大丈夫な習慣」の明確化についてご支援しました。
何がその人にとっての良習慣なのかは、状況やタイミングによって変化します。
定期的に見直したいものですよね。(^_^)
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