思考の習慣 気づきの習慣

「問題」と「課題」の違いとは?「悩み」との関連性を区別できますか。

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あなたの中で、

・問題

・課題

・悩み

という言葉の意味は、区別できているでしょうか。

本記事では、この3つの言葉を整理していきます。




 

あなたの「問題」は本当の問題なのか?

「自分の時間の使い方に問題があると思うんです」

時間に関するご質問をお受けすると、そのように言われる方が多いです。

たいていの場合、その人が「問題だ」と思っていることを口にされます。

「今日はこれができなかった」

「このことを実行しようと思っていたのに先のばししてしまった」

というように。

たしかに、ゴールが進んでいないときは、ゴールが実現するような時間の使い方をしているないことが原因です。

「ゴールが実現するような時間の使い方」をしていないということですね。

でも、その人の話をよく聞いてみると「問題」は「ゴールを達成できなかったこと」ではなかったりします。

では、何が「問題」なのか。

あなたはどう思うでしょうか。

じつは、たいていの場合、私たちは、

・自分が本当に大事にしたいことに時間が使えなかったこと

・本当の自分らしく過ごせなかったこと

を感じたときに「問題」を感じるのです。

つまり、

・ゴールを実現できなかったことが問題なのではない

・あなたが選択したプロセスに納得がいかない

ということです。

 


 

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「問題」と「課題」の違いとは?

「問題」という言葉を考えるとき、区別しておいたほうがいい言葉があります。

それは、

・「問題」と「課題」の違い

です。

一見、似たような言葉です。

あなたはこの2つの言葉の違いをどうとらえているでしょうか。

シンプルに言いましょう。

「問題」は、得たいゴールがあるのに現実がそうなっていないギャップのこと。

あえていうとネガティブな印象です。

一方の「課題」は、そのギャップを埋めていくための行動のことです。

こちらはポジティブな感じがありますよね。

問題にフォーカスしすぎると「足りない」「もっと」という「欠乏マインド」におちいります。

でも、活躍している人たちは課題にフォーカスしているので「プロセスに納得がいくかどうか」を見ているのです。

「自分ができうる最善を尽くせた」と思えれば「充足マインド」になるのです。

たとえば、あなたがオリンピック選手だったとします。

活躍されていて、金メダルを目指している状況。

そのとき、あなたができる120パーセントのトレーニングをおこない、本番でも自分の実力を超えるようなパフォーマンスを出せたとします。

あなた自身も信じられないようなすばらしいパフォーマンスです。

そのとき、あなたはどれくらい結果にこだわると思いますか。

たとえ銀メダルであっても、納得がいくのではないでしょうか。

「今の自分ができる最大限のパフォーマンスを発揮することができた」ということですから。

もちろん、金メダルがとれなかったという結果は悔しいかもしれません。

でも、それを「問題」だととらえるかどうか。

ネガティブになるでしょうか。

おそらく、ギャップがわかっているので「課題」だとポジティブにとらえられるのではないかと。

私はそのように想像するのです。

 

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「悩む」ということはレベルが高いこと

「問題」と「課題」がある。

そこから引き出される「悩み」があります。

それを、時間の使い方に関する「悩み」と言われているのですね。

ただ、たいていの人は、「悩み」という言葉のとらえ方が違っているかもしれません。

なぜなら、「課題」をすべて実行したのに「問題」が解決しないから「悩み」になるからです。

たとえば、「時間に関する悩み」であれば、

・「どうなったら時間の使い方に満足するか」明確なゴールを持っている

・「どうしても時間の使い方を向上させたい」という欲求がある

・自分なら時間の使い方を向上させられると信じている

・自分の中で「時間改善プロジェクト」のスケジュールをたてている

・タイムマネジメントのセミナーを受けたり、本を読んで学習し続けている

・あなたの時間改善プロジェクトを応援してくれる人たちがいる

・1日の計画をたてて、時間簿をとって、時間の使い方をふり返る時間を確保している

・より良い時間の使い方のために改善案を考え、日々実験する習慣がある

という8つの要素をできるだけ高いレベルで実行すること。

それが「課題」です。

上記の8つの要素を、すべて実行している日々がある。

それなのに、あなたのゴールに近づかない。

そうなったらはじめて「悩み」なのです。

そこまで到達していなかったら、悩みとはいえません。

なぜならまだ取り組んでいない「課題」があるので。

課題に取り組んでいなければゴールに近づきませんよね。

悩む前にそのことをやりましょう、ということになってしまうわけです。

さて、あなたの中で

・問題

・課題

・悩み

は区別されたでしょうか。

ゴール達成に重要な知識なので、ぜひ覚えておいていただければ。

あなたがゴールに向かうためのヒントになれば幸いです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活ファシリテーションからスタート。

夜は「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

クライアントさんからすばらしいアイデアがあり、私が興奮してしまいました。(笑)

ぜひ実現していただきたいと思ったのです、本気で。

楽しみです。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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