子どもがテストの結果で落ち込んでいるとき、親としてどのように接するべきでしょうか?
私なりのやり方を記事にしてみました。
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息子の期末テストの答案が返却される
息子(高校1年生)に、1学期の期末テストが返ってきました。
高校生の期末テスト、13科目もあるのですね・・・多い。(^_^;)
さて、今回、息子は少しへこんだ感じで答案を持ってきました。
結果を見てみると、確かにいつものような感じではありませんでした。
もちろん、平均点が低い場合がありますから、一概に点数だけでは評価はできません。
ただ、中間テストでは、科目別で学年トップをとったり、総合でもクラストップだったので、思わず「むむむ・・・」と言ってしまうような感じだったのです。
息子は、神妙な面持ちではあります。
(どこまで演技かはわかりませんが・笑)、
さて、このようなケース、親としてはどのように対処すればいいのでしょうか?
結果に対して私がとった対応
今回、私は以下のような対応をとってみました。
1:批判しない
まず、息子の感情を尊重することが重要です。
そのためには、批判しないことです。
息子だって、「良くない点数をとって親を困らせよう」と思っていテストに臨んだわけではありません。
また、ショックを受けている人が誰なのかといえば、それは本人です。
そこに追い打ちをかけてもいいことはないでしょう。
ですので、「息子は自分なりに精一杯やったのだ」という態度で接しました。
2:一緒にふり返る
次に、ふり返りです。
テストは終わってしまったことなので、やり直すことはできませんよね。
それであれば現実を受けとめ、目を向けるのは次のテストです。
今回、息子には「KPT」のフォーマットを使ってふり返りをしてもらうことにしました。
項目は、
・K(Keep):良かったこと、できたこと
・P(Problem):課題、うまくいかなかったこと
・Try(Try):次回に向けてできること、試してみたいこと
ですね。
シンプルですが、非常にパワフルなフォーマットです。
ここで、それぞれの項目を、3つずつ書き出してもらいました。
▼参考記事
「KPT法」をご存じですか?「PDCAサイクル」を機能させるフレームワークをご紹介いたします!
3:勇気づけをする
息子に、「今回の準備を数値化したら、何パーセントくらい準備できてたと思う?」と聞きました。
息子は、「50パーセントくらいしか準備できていなかったと思う。。。」との返答。
ただ、ふり返りの結果、
・力を入れた科目、時間をかけた科目は点数がとれていた
・中間テストより科目数が多かったのにもかかわらず、とりかかりが少し遅れた
・暗記科目はくり返しの学習が不足していた
といった課題がわかりました。
そこで、課題と対策を3点にまとめ、2学期の中間テストにのぞむことにしました。
最後に、「この対策をやっていたら、次は何パーセントくらいの準備でのぞめそう?」と聞いたところ、「80〜90パーセントくらいの準備でいけると思う。」と言ってくれました。
私から、「期待してるよ!」と、最後に勇気づけをおこないました。
そうして、KPTのふり返りシートを写メにとり、私と妻と息子の家族LINEグループに送信。
証拠にしておきました。(笑)
行動に失敗はなく、学びと改善があるのだととらえる
普段から親子でこのような対話ができると、「失敗」というものを、あまりこわがらないようになるのではないかと思って接しています。
うちの息子の例でいえば、息子のやり方でうまくいっているときは、息子に任せています。
うまくいっているときに、親に上から目線で理屈を述べられても子どもは聞く耳を持ちません。
(なぜなら、私がそうだったからです・笑)
スポンジにたとえるならば、水をたくさん含んでいて「もう吸収できません」という状態なのですね。
ただ、今回のように、息子なりにショックを感じているときは寄り添いが大事です。
その際に、今回のように、親と一緒にふり返りをしていると、「今回うまくいかなったことは、次回こんな風に改善しよう」と、自分で考えられるようになっていくはずです。
このような時こそ、親の出番です。
ふり返りのフレームやフォーマットはプロコーチとしてたくさん持っていますから、選びたい放題でネタに困ることはありません。(笑)
そこで、テストが終わったばかり、というそのタイミングで、一緒に改善に取り組むのです。
すると、今度はからからのスポンジが水をぎゅーっと吸い込むように、親のアドバイスや自分で考え直してみようとする力がつくのです。
NLPの教えに「失敗はない。ただフィードバックがあるだけ」という名言がありますが、私は、この言葉やふり返りの方法を子ども時代に知りたかったと思うのです。
ですから、タイミングを見計らいつつ、スポンジ(子ども)に、水(私の経験や知識)を伝えていきたいと考えています。
まあ、なかなかそううまくいくかはわかりませんが(笑)、まずは姿勢が重要ですよね。
親子ともども、このような体験こそが経験と学びになっていくと考えています。
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■編集後記
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予定時間をオーバーする熱の入ったセミナーでした。
我が身を省みるような突き刺さる言葉もありましたが(汗)、じつに学びの多い時間。
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