書く習慣

Kindle本を書く前に出版企画書を書かなかったことによる私の失敗談について

投稿日:2022/03/10


あなたは届ける相手が決まっていないのに、ラブレターを書いたことがありますか?

「そんなことあるわけない(笑)」と思いますよね。

私は、それと同じような失敗をしてしまいました……




 

Kindle本の執筆中にやってきた違和感とは?

2冊目のKindle本を進行中です。

今回は、コーチングに関する本を執筆中。

日々、少しずつ原稿を書き進めていくスタイルです。

ただ、困ったことが起きました。

書き始めということもあって、本の内容について迷うのですね。

全体の方向性とか。

文体とか。

「本当にこれでいいのか?」とか。

もやもやするわけです。

こういうときは、執筆が進みません。

文字だけ増やすことはできても、なんとなく内容にインパクトを感じないというか。

「何だかな……」と。

そのとき、気づいたのです。

「そうだ、、、出版企画書を書いてないんだ」ということに。

出版企画書とは何か。

シンプルに、本を書くための企画書のことです。

フォーマットは様々。

私が書いたことがあるのは2つで、出版社さんが用意している長い企画書とA4用紙1枚に収める企画書です。

「本を1冊書き通す」という行為は、簡単なことではありません。

時間もかかります。

孤独です(とくにKindleは)。

ですから、そういったときに必要なのは、迷わないことだと考えています。

そのためにも、出版企画書を書くことが大事なのですね。

 


 

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出版企画書を構成する8つの項目とは?

出版企画書とは、具体的にどんなことを書くのか。

私が活用している出版企画書の項目は、以下の8つです

1:書籍タイトル

2:肩書きと著者名

3:企画概要

4:著者プロフィール

5:読者対象

6:構成案

7:類書

8:過去の出版経験

です。

私がいつも使用している出版企画書は、A4用紙1枚に収める書式です。

最初にこの出版企画書を見たときは、「えつ!?たった1枚でいいの?」と思いました。

なぜなら、出版は1冊で数百万円のコストがかかるプロジェクト。

それが「A4用紙1枚に収まってしまうなんて簡単すぎやしないか?」と思ったのですね。

しかし、これは逆。

書いてみるとわかります。

A4用紙1枚に収めようとすると、「言葉のしぼり込み」が必要になるのです。

著者としての想いや企画意図、そして目次案をA4用紙1枚にまとめる。

そうなると、無駄なことは書けず、エッセンスを抽出しなければなりません。

それが、本の魅力を端的に伝えるためのいいトレーニングになるのです。

実際、長すぎる出版企画書は編集者さんに嫌われます。

長いと読むのが大変で、相手のことを考えていないと受け止められてしまうかもしれません。

反対に、仮に2〜3行ぐらいしかない出版企画書だと「適当すぎるだろ」ということになりますよね。

わずか数行では、著者としての本にかける想いが伝わりません。

ですから適度な長さでありつつ、簡潔さが求められる。

それが出版企画書なのです。

 

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誰に読んでもらうかわからないラブレターを書くのか?

「ざっくりでいいから」。

そう自分に言い聞かせて、出版企画書を書き始めてみました。

書いてみてどうだったか。

良かったです。

自分の思考が整理されました。

この感覚は、家を建てる前の施工図を手に入れたような気分。

本を書く前の出版企画書が無いということは、建築設計図が無いようなものだったのですね。

それで、私はもやもやしていたわけです。

気持よく本を書くためには、何をするにもまずは出版企画書を書くこと。

その基本を、サボっていたのですから。

実際に出版企画書を書いてみて、執筆がぼやけていた原因がわかりました。

もっとも不明確だったのは、

・読者対象

だったのです。

どんな方に読んで欲しいのか。

ブログでは記事ごとに考えていることを、なぜかKindle本では考えていなかった。

「そりゃあ、迷うのは当然だ」と思いました。

なぜなら、「どんな人のために書くのか?」という読者対象を決めていなければ、どうしても文章の威力はダウンするでしょう。

イメージは、誰に読んでもらうかわからないラブレターを書いているようなものだからです。

誰に読んでもらうのかわからなければ、当たり障りのないことを書くことになります。

それでは力が入りませんよね。

今回は15分かけて書いてみて、方向性がすっきりしました。

もっとも時間がかかる構成案・目次案はすでに書いていた(ここが時間がかかります)ので、15分で書き終えることができました。

これで、日々の原稿執筆が進むはずです。

さて、あなたは時間をかけて取り組むゴールや長期間のプロジェクトに取り組む際に、私の本における出版企画書のようなものを書いているでしょうか。

たとえば、ブログを開設するときも、コンセプトや読者対象を考えることは必要です。

セミナーやプレゼンもそうでしょう。

もやもやしたり、方向性に迷うときは、自分なりに企画書を書いてみることがおすすめです。

思考が整理されます。

ぜひ15分かけて、ざっくりとでも書いてみることをおすすめします。

それだけで思考の整理が進み、あなたの気持が落ち着くでしょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時30分から「習慣化オンラインサロン」朝活のファシリテーションを担当。

夜は出版関係のセミナーに参加しました。

とても有意義な時間だったので、また参加しようと思っています。(^^)


 


 

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